あらすじ
刺客に襲われた花芷(かし)だったが、顧晏惜(こあんせき)が残した七宿衛のおかげで事なきを得る。この一件で母との絆を深めた花芷は、芍薬(しゃくやく)の「私が守る」という言葉に勇気づけられる。商売では、模倣品対策に走馬灯を考案し人気を博す。さらに、雲来酒楼の白銘夏(はくめいか)に才覚を認められ、花家のお菓子を卸すことに成功。3ヶ月後には正式な取引となり、大きな利益を得る。半年後、ついに都へ戻ることを決めた花家一同。新居に移り、林婉(りんわん)からは今後の厳しさを諭される。そんな中、花家の元護衛・李貴(りき)が仲間を連れて花芷の元を訪れ、再び仕えることを申し出るのだった。
ネタバレ
さてさて、気になる11話。さすがは我らがヒーロー顧晏惜(こあんせき)、ちゃんと七宿衛を残してくれてたおかげで、紫篁居の周りは鉄壁ガード! 花芷(かし)の首の傷、芍薬(しゃくやく)ちゃんが手当てしてくれてたけど、見てるこっちが痛いわ…。でもね、この一件で花芷(かし)とお母さん(朱盈贞(しゅえいてい):しゅ えいてい)の絆がぐーっと深まったみたい。お母さん、今まで娘を守れなかったって自分を責めて泣いちゃって…。花芷も涙、そばにいた芍薬(しゃくやく)ちゃんまでウルウル…。もう、もらい泣きしちゃうって!
翌日には、芍薬(しゃくやく)ちゃんが「これからは私が花芷お姉様を守る!」って力強く宣言。健気すぎるでしょ、この子! 一方、顧晏惜(こあんせき)は蕭氏(しょうし)に「芍薬は名医のところで療養中」って上手いこと言いくるめてた。さすが、嘘も方便ってやつね。
商売の方では、花芷が作った花灯が早速パクリ業者に目をつけられちゃった! でも花芷はへこたれない! すぐに走馬灯みたいな箱を作って対抗。これがまた大人気で、サンザシ飴を買うと一回体験できるってシステム。みんな我先にとお金を出す出す! 商売上手すぎ!
そんな中、例の刺客の生き残りから、雇い主は手紙だけでやり取りしてて顔は見たことないって情報が。うーん、黒幕は一体誰なんだろう?
屋台を片付けてる時に、またまた顧晏惜(こあんせき)が登場。花芷が首に布を巻いてるのを見て心配するんだけど、花芷は「ただの首の不調よ」なんてシラを切っちゃう。まさか目の前にいるのが、あの司使様(顧晏惜のこと)だなんて夢にも思ってないもんね! このすれ違い、いつ気づくのかしら? ドキドキ!
顧晏惜は、芍薬ちゃんが楽しそうにしてるのを見て一安心。董老丈(とうろうじょう)のことについて芍薬ちゃんに聞いてみるんだけど、芍薬ちゃんも詳しくは覚えてないみたい。うーん、記憶喪失がもどかしい!
花芷は怪我してても商売のことは忘れない! 抱夏(ほうか)と蝉露(せんろ)に命じて、雲来酒楼の人通りを1ヶ月もリサーチさせてたの。そして、花家の新作お菓子を持って、いざ雲来酒楼の支配人、白銘夏(はくめいか)のもとへ! 「うちのお菓子を置かせてください!3ヶ月間は無料で提供します!」って大胆提案。これぞウィンウィンってやつよね! 白支配人も「よっしゃ乗った!」って感じで快諾。
花芷の作戦は大成功! 毎日早朝から人を雇って、お菓子を酒楼に運びながら宣伝しまくり! あっという間に花家のお菓子は大評判に。他の人気酒楼とも次々契約ゲット! 3ヶ月後、白支配人からは「これからも頼むよ、ちゃんとお金払うから!」って嬉しいお言葉。でもね、花芷が10文で卸したお菓子を、白支配人は120文で売ってたの! 花芷、思わずあんぐり(笑)。白支配人曰く、「君が売るのは腕前、私が売るのは雲来の看板さ」だって。うーん、商売の世界は奥が深い!
でも、いつまでも酒楼に卸してるだけじゃダメだよね。花芷はついに決意! 「自分のお店を開くぞー!」って。この計画を顧晏惜に話すと、「やりたいならやれ」って背中を押してくれる。もう、この二人の信頼関係、最高すぎ!
商売はどんどん軌道に乗って、お金もザックザク! 半年後には、花芷はみんなに「都に帰れるわよー!」って嬉しい報告! お店を開くか、家を借りるか…みんなで話し合った結果、まずは家を借りて落ち着こうってことに。
引っ越しの時、呉玉娘(ごぎょくじょう)に「娘さんのためのお酒、売れちゃいました…」って謝る花芷。でも呉玉娘は「気にしないで」って優しいの。新しい家では、林婉(りんわん)おばあ様が花芷に一番良い部屋を選ばせてあげて、芍薬ちゃんの部屋まで用意してくれる優しさ。そして、林婉(りんわん)おばあ様から花芷へ、「順風満帆な時こそ油断しちゃダメよ。これからが正念場よ」って、深~いお言葉。さすが、人生の先輩は言うことが違うわ!
花家の学問を絶やさないために、柏林(はくりん)と柏礼(はくれい)を良い私塾に入れようと奔走する花芷。一方、遠く北の地では、花屹正(かきつせい)おじい様たちが苦労しながらもなんとかやってるみたい。でも、やっぱり都の家族のことが心配でたまらない様子。
そしてラスト! 花家が都に戻ってきたのを知った元護衛の李貴(りき)が、「また護衛としてお仕えします!仲間も集めてきました!」って花芷の元に駆けつけてきたの! うわー!これは心強い! 花家の再興に向けて、また一歩前進だね!
つづく