『惜花芷(かし)~星が照らす道~』第19話では、ついに物語が大きな転機を迎えます。命を狙われる策略、家族の絆、そして深い哀しみが交錯し、視聴者の心を揺さぶる展開が待っています。今回はその詳細をネタバレ満載でお伝えします!

秦姨娘の策略と命の危機

秦姨娘(しんいじょう)が自らの罪を告白。実は、花芷(かし)が疑われるよう仕向けたのは、花静(かせい)の指示だったのです。この衝撃の事実に花芷は驚愕。事情を詳しく聞き出すと、秦姨娘が脅迫されていたことが判明します。

しかし、秦姨娘は自分の罪に耐えきれず、命を絶とうと井戸に飛び込むという緊迫の展開に!幸いにも救出され、息子・柏礼(はくれい)の涙ながらの訴えを聞き、思い直します。花芷は彼女の罪を追及せず、さらにはこの件を二夫人(にふじん)に隠すよう配慮します。その姿に、視聴者は彼女の器の大きさを改めて感じるはず。

罠にはまる花静と花芷の反撃

花芷は秦姨娘を利用して、花静が裏で糸を引いていた証拠を掴む作戦を開始。彼女の指示で、秦姨娘が悪巧みの相手・楊掌柜(ようしょうぐい)に「お金を持って駆け落ちしよう」と偽の手紙を送ります。お金に目がくらんだ楊掌柜はあっさり罠にかかり、現場で捕まります。

花芷の追及により、花静が宋成祖(そうせいそ)の薬局から違法な薬(春薬)を盗んでいた事実が発覚。これを官府に報告し、薬局は即座に閉鎖されます。この報復に激怒した宋成祖は花静を暴力で罰しますが、花静の心の中の憎悪はさらに燃え上がります。

祖母・林婉(りんわん)の死と花家の変化

花静は再び花芷を貶めようと、林婉(りんわん)に事実を捻じ曲げて報告。病弱な林婉は激しい言葉と罵声に耐えきれず、ついに倒れてしまいます。医者から「もはや治療法はない」と宣告され、家族は深い悲しみに包まれる中、林婉は花芷に花家の方印を託します。

「いつか祖父たちを必ず花家に戻す」という花芷の決意に、林婉は涙を流しながらその背中を見守ります。そして、彼女は静かに息を引き取りました。

林婉の葬儀と沈淇(しんき)の決断

林婉の葬儀は厳粛に執り行われますが、花家の没落を背景に、来訪者はほとんどいません。そんな中、沈淇(しんき)が現れ、家族に反対されながらも花家を支え続ける意志を示します。彼の行動に、花芷はかすかな希望を見出します。

さらに、太后(たいこう)が葬儀に突然現れ、亡き林婉を「婉妹妹」と呼びながら涙を流す場面は、圧巻の感動を呼び起こします。花家の誇りと人々の絆が再び浮かび上がる瞬間でした。

つづく