あらすじ

花家の当主となった花芷(かし)は、祖母の簪をつけ、その重責を胸に刻む。花家は文字入りリンゴのブラインドボックス販売で賑わうが、花静(かせい)は夫に離縁され絶望の末に花家の門前で命を絶つ。顧晏惜(こあんせき)は花静の遺体を宋家の門前に移し、花芷は花静との縁を完全に断ち切る。顧晏惜は自身の壮絶な過去を花芷に明かし、二人の絆は深まる。一方、秦姨娘(しんいじょう)は離縁され秦二桂として花家で働くことになる。柏礼(はくれい)の優しさで二夫人(にふじん)と秦二桂の関係にも変化が訪れる。花芷と顧晏惜は夜の街で互いの想いを確かめ合い、口づけを交わす。しかし、叔母の花嫻(かかん)が夫からDVを受けていることが発覚し、花芷は新たな問題に直面する。

ネタバレ

今回の『惜花芷(かし)』第21話も、見どころ満載でしたね! 花芷(かし)が花家のトップとしての覚悟を新たにするシーンから始まって、もう目が離せませんでした。おばあ様の形見の簪をつけ、印を手にした花芷(かし)の姿、凛々しかったわ~!「これからは私が花家を率いていく!」っていう強い意志が伝わってきて、思わず応援したくなっちゃいました。

リンゴのブラインドボックスが大ヒット!でも陳情は…?

花家の新しい商売、文字入りリンゴのブラインドボックス販売!これがもう大当たりで、お店の前には長蛇の列!みんな何が出るかワクワクしながら買っていくんだけど、そんな中、陳情(ちんせい)さんが引いたのは…なんと「王八(ワンバー)」(ろくでなし、のろまの意味のスラング)の絵柄のリンゴ!抱夏(ほうか)ちゃん、大爆笑してたけど、陳情さん、ある意味引きが強いわよね(笑)。

一方、花芷は「晏」の字が入ったリンゴをこっそり収穫。そこへ顧晏惜(こあんせき)様が登場!「これからは早朝稽古に遅れるかもしれない」なんて、なんだか意味深なこと言ってるけど、一体どういうことかしら?

花静の悲惨な末路…そして花芷の非情な決断

さて、場面は変わって花静(かせい)のその後。もうね、自業自得とはいえ、あまりにも悲惨な末路でした…。夫の宋成祖(そうせいそ)に離縁状を叩きつけられ、実の息子にまで「迷惑だから早く出て行ってくれ」なんて言われる始末。絶望した花静は、夜中に花家の門前で首を吊ってしまうんです…!うわぁ、これは衝撃的すぎる…。

でも、ここで顧晏惜(こあんせき)様が動きます。なんと花静の亡骸を宋家の門前に吊るし返すという荒業!これには宋成祖もショックで寝込んじゃったみたい。そして花芷は、花静との縁を完全に断ち切り、彼女の子供たちとも今後一切関わらないと宣言。花家を守るためには、これくらい非情にならないといけないのかもしれないけど、見ていて辛かったわ…。

晏惜の衝撃の過去と、花芷への想い

自分の決断に少し心を痛めている花芷に、顧晏惜(こあんせき)様がかけた言葉がまた深かった。「もし自分なら、もっとひどいことをしただろう」と。そして、衝撃の告白が…!「顧家は見た目は華やかだが、実際は白骨が積み重なっているような場所。人を殺めることなど日常茶飯事で、自分の父親は母親を殺した」って…!晏惜様、そんな壮絶な過去を抱えていたのね…。

でも、そんな晏惜様だからこそ、花芷の苦しみがわかるのかも。そして、芍薬(しゃくやく)が花家を自分の家だと思っているように、晏惜様も「君がいる場所が、僕の家だ」って…キャー!これはもう、プロポーズ同然じゃないですか!?花芷もドキドキしちゃってるし、二人の距離が一気に縮まった瞬間でしたね!

秦姨娘の再出発と、柏礼の優しさ

花家では、秦姨娘(しんいじょう)の問題も一区切り。花芷は当主として、三叔父に代わって秦姨娘を離縁。秦姨娘は本名の秦二桂(しんじけい)に戻り、花芷の計らいで花家の店で働くことになりました。

一方、二人の母親の間で悩んでいた柏礼(はくれい)くん。芍薬(しゃくやく)ちゃんの「二人のママがいて幸せだね」という純粋な言葉に、二夫人(にふじん)も何かを感じたみたい。柏礼くんは自分のお金で秦二桂に腕輪をプレゼントし、二夫人には手作りの筆を贈ります。その優しさに触れて、二夫人は自ら秦二桂に腕輪をつけ、柏礼くんの手を秦二桂の手に重ねるのでした。よかった、これで少しはわだかまりが解けるといいんだけど。

芍薬(しゃくやく)の成長と、花芷&晏惜のラブラブデート!

芍薬ちゃん、花芷との将棋でわざと負かされていることを見抜くなんて、本当に賢い子!もっと強くなりたいと、沈煥(しんかん)さんに将棋を教えてもらうことに。どんどん成長していく芍薬ちゃんから目が離せません!

そしてそして!お待ちかね、花芷と顧晏惜様の夜デート!もうね、見てるこっちがニヤニヤしちゃうくらい甘い雰囲気!お互いの気持ちを確かめ合い、晏惜様が花芷の手を握って「これからはもっと一緒にいて、慣れていこう」だって!きゃー!そして、鯉の灯籠が綺麗な通りで、晏惜様が花芷のおでこにキス…!もう、最高潮のロマンチックシーンでした!

新たな問題発生!花嫻おば様のDV疑惑…

幸せな雰囲気も束の間、今度は花芷の叔母である花嫻(かかん)が夫の楊奇(ようき)からDVを受けているという衝撃の事実が発覚!息子の随安(ずいあん)が泣きながら助けを求めに来たんです。夏金娥(かきんが)が駆けつけるも、楊奇には会えず、花嫻も花家に戻ることを拒否…。

この事態に、花芷は花嫻を離婚させようと決意しますが、三人の奥様たちは猛反対!うーん、この時代、女性が離婚するっていうのは本当に大変なことなのよね。でも、花芷ならきっと何か方法を見つけてくれるはず!そして、心強いことに、顧晏惜様は花芷の考えに賛同してくれているみたい。二人の力で、この問題を解決できるといいんだけど…。

つづく