あらすじ

花芷(かし)は叔母・花嫻(かかん)をDV夫・楊奇(ようき)から救うため楊府へ向かうが、楊奇の策略で花嫻と共に監禁されてしまう。花芷の身を案じた夏金娥(かきんが)ら花家の夫人たちは七宿司(しちしゅくし)に助けを求める。知らせを受けた顧晏惜(こあんせき)は、七宿司の使者の仮面をつけ楊府へ。楊奇は一度は屈するも、顧晏惜の正体を疑い役人を呼ぶ。絶体絶命の状況に陳情(ちんせい)が現れ、顧晏惜の正体が明らかになり事態は収束。花嫻は楊奇に離縁状を叩きつける。一方、騒動で産気づいた呉玉娘(ごぎょくじょう)を花芷らが助け、無事出産。顧晏惜と花芷の間には甘い雰囲気が流れる。その頃、顧晏焄(こえんこん)は皇帝からの菓子に絶望し、顧晏惜は憲王を訪ねていた。

ネタバレ

叔母を救え!花芷(かし)、単身楊家へ乗り込むも…

前回、叔母の花嫻(かかん)が夫の楊奇(ようき)からDVを受けていることを知った花芷(かし)。今回は、花嫻を助け出すために、意を決して楊家へ向かうの。もしもの時のために、顧晏惜(こあんせき)には「日が暮れても戻らなかったら探しに来て」と頼んでね。健気だわ…。

でも、やっぱり一筋縄ではいかないのがこのドラマよね。楊奇はのらりくらりと花芷(かし)と花嫻を会わせようとしないの。それでも花芷は「会うまで帰らない!」って粘って、やっと花嫻の部屋へ。そこには、付き人の随安(ずいあん)もいたわ。楊奇は花嫻に何か釘を刺すようなことを言って部屋を出て行ったけど、もうこの時点でイヤ~な予感しかしなかったわよね。

案の定、花嫻の体は傷だらけ…。花芷は涙ながらに離縁を勧めるんだけど、花嫻も息子の随安も、もうこれ以上苦しむのはイヤだって、ついに決意するの。でもね、壁に耳あり障子に目ありとはよく言ったもので、楊奇がしっかり盗み聞きしてたのよ!そして、なんと花芷たちを部屋に閉じ込めちゃうの!ひどいわ!

楊奇ったら、月秀小館の楊掌櫃が自分の堂姪だから、花芷のやり方はお見通しだって。最初から事を荒立てるつもりはなかったけど、花芷が自分から飛び込んできたからには、事故に見せかけて消しちゃおうって、とんでもないこと考えてるのよ!もう、この男、許せないわ!

花家の女たちの結束と、顧晏惜(こあんせき)の機転!

一方、花芷が心配でたまらない夏金娥(かきんが)も楊家へ駆けつけるんだけど、楊奇に「花芷は痘瘡(天然痘)にかかった」なんて嘘をつかれて追い返されちゃうの。もう、どこまで性悪なのよ、楊奇!

でも、ここで黙っている花家の女たちじゃないわ!四夫人(よんふじん)の呉玉娘(ごぎょくじょう)が「七宿司(しちしゅくし)に助けを求めましょう!」って提案して、みんなで七宿司(しちしゅくし)へ乗り込むの。その行動力、見習いたいわ!

その頃、花芷が帰ってこないのを心配していた顧晏惜(こあんせき)のもとに、鄭知(ていち)が「花芷様が捕まって、奥様たちが七宿司で大変なことに!」って知らせに来るの。顧晏惜は冷静に奥様たちをなだめて、自分が楊家へ行くと約束。ここで夏金娥(かきんが)がナイスアイデアを出すのよ!「顧晏惜様、七宿司の使者の仮面をつけて楊奇を脅してやってくださいまし!」って。あら、奥様、なかなかやりますわね!

仮面の使者、颯爽と登場!…のはずが!?

そして、ついに顧晏惜が仮面をつけて楊家へ!奥様たちも一緒よ。楊奇は最初、いつものようにごまかそうとしてたんだけど、「七宿司の使者様がお見えになりました!」って声にびっくり仰天!仮面をつけた顧晏惜が、まさに「満を持して登場!」って感じだったわ。

閉じ込められていた花芷も、このチャンスを逃さずに「助けてー!」ってドアを叩きまくるの。顧晏惜がドアを開けると、花芷はすぐに彼だって気づいたみたいだけど、そこはグッとこらえて何も言わないの。さすが花芷、肝が据わってるわ!

楊奇は土下座して許しを請うんだけど、ふと顧晏惜の服が破れているのに気づくのよ。そこで、「七宿司の令牌(身分証)を見せろ!」なんて大胆なことを言い出すの。顧晏惜は黙ったまま。すると楊奇、なんと役人を呼んじゃった!あらら、計画がバレちゃうの!?夏金娥(かきんが)たちは顔面蒼白よ。

楊奇は、顧晏惜が使になりすましてると思い込んで、仮面を剥ぎ取ろうとするの!もう、ハラハラしすぎて心臓が止まるかと思ったわ!でも、顧晏惜は落ち着いたもので、「死に急ぐ奴はたくさん見てきたが、叔父上のようなのは初めてだ」なんて花芷に言うのよ。この余裕、どこから来るのかしら!?

絶体絶命のピンチを救ったのは…!

役人たちが到着したけど、誰も本物の使者の顔なんて見たことないから、本物か偽物か分からないの。まさに一触即発!ってその時よ!抱夏(ほうか)が陳情(ちんせい)を連れて楊家へ駆け込んできたの!陳情は顧晏惜の姿を見るなり、その場にひざまずいて敬礼!役人たちも慌てて一緒にひざまずくの。もう、このシーン、スカッとしたわ~!

形勢逆転ね!花嫻は楊奇に「離縁状は書きましたから」ってビシッと言い放って、一件落着。ざまあみろ、楊奇!

感動の出産と、甘いひととき

でも、安心したのも束の間、呉玉娘がこの騒動で産気づいちゃって、しかも容態が良くないっていうの!花芷は「私が!」って、男とか女とか関係なく産房へ。奥様たちも必死に祈って、産婆さんの悲鳴を聞いて産房へ駆け込み、呉玉娘を励ますの。そして、ついに元気な赤ちゃんが誕生!呉玉娘も無事で、本当に良かったわ!

その頃、芍薬(しゃくやく)と沈煥(しんかん)は、呉玉娘の驚癇(ひきつけ)を治すために、一生懸命ミミズを掘ってたのよ。健気だわ…。

そして、お待ちかねの甘いシーン!顧晏惜が花芷に「乳糖真雪(ミルクキャラメルのようなお菓子かしら?)」を差し入れするの。花芷が一口食べて「あまり甘くないわね」って、そのスプーンを顧晏惜に「あなたもどう?」って差し出すのよ!キャー!顧晏惜ったら、ためらわずに花芷が使ったスプーンでパクリ!もう、見てるこっちが照れちゃうわ!

それぞれの思惑と、新たな動き

一方で、皇帝・顧成燾(こせいとう)の側近が、また顧晏焄(こえんこん)に菓子を届けに来るの。晏焄は、前回のお菓子は顧晏惜からだと思ってたみたいだけど、実は皇帝の差し金だったと知って激怒!お菓子を床に叩きつけちゃうの。しかも、前回お菓子を届けた小間使いが急病で死んだって聞いて、もう精神的にボロボロ…。可哀想だけど、これも自業自得なのかしら…。

楊奇は役所に突き出されて、花嫻は奥様たちと一緒に役所へ。そして顧晏惜は、憲王のもとを訪ねていたわ。これからまた何か動きがありそうね!

つづく