あらすじ

北の地で祖父・花屹正(かきつせい)と涙の再会を果たした花芷(かし)。しかし、祖母・林婉(りんわん)の死を悟られ、弟・柏瑜の帰郷も叶わなかった。一方、顧晏惜(こあんせき)は呉永(ごえい)に自身の正体を明かし、通敵の真相を探る。花芷は三白城の民に施しを行い、そのおかげで花屹正の労役が免除される。そんな中、四叔父・花平陽(かへいよう)は顧晏惜の正体と花芷の想いを見抜き、その想いは顧晏惜本人にも伝わる。求婚の方法を模索する顧晏惜だったが、都での異変を感じつつ花芷と共に帰路につく。しかし、道中、顧晏惜を狙う刺客の襲撃に遭い、絶体絶命の危機に。花芷は顧晏惜を救うため、危険を顧みず引き返すのだった。

ネタバレ

涙の再会…そして明かされる覚悟

ついに、ついに花芷(かし)がおじい様、花屹正(かきつせい)と再会よ!? おじい様、花芷(かし)が来るって知って、上着も羽織らずに庭で待ってたなんて…もう、その姿を想像しただけで涙腺崩壊だわ。花芷(かし)がおじい様の胸に飛び込むシーン、思わず「よかったねぇ…」って声が出ちゃった。

でもね、そこで花芷がつけていた簪(かんざし)がお母様の形見だって、おじい様は一瞬で見抜くの。言葉にしなくても伝わる悲しみ…切ないわよね。そして、花芷がおじい様を都に連れ戻したいって伝えるんだけど、おじい様は「今は子供たち(花家の男たち)と一緒で大丈夫だ」って。さらに、新しい本の執筆も始めてるんですって!さすが花家の大黒柱、逆境にも負けない精神力、見習いたいわ。

ただ、まだ幼い柏瑜(バイ・ユー)のことだけは心配で、花芷に連れ帰ってほしいと託すんだけど、当の柏瑜はこれを拒否。うーん、子供心にも色々あるのかしらね。そんな中、三叔父の花平彦(ホア・ピンイエン)は「俺は北の地を離れたい!」って花芷に直訴するんだけど、花芷はこれを許さず。花家の未来は、まだまだ波乱万丈ね。

晏惜の秘密と花芷の優しさ

一方、我らがヒーロー、顧晏惜(こあんせき)は、呉永(ごえい)に対してついに七宿司(しちしゅくし)の司使であると身分をカミングアウト!「敵と通じてる件、洗いざらい吐いてもらおうか」って迫るんだけど、呉永は「昭(しょう)国の密偵とは一切関係ない!」って天に誓うの。うーん、これは一体どういうことなのかしら?

その頃、花芷は悪夢を見てうなされちゃうんだけど、目を覚ますと…なんと晏惜がそばに!きゃー!? 心配してくれてたのね!もう、このさりげない優しさがたまらないのよ!

そして花芷ちゃん、本当にできた娘さんよね。持ってきた物資を三白城の民に分け与えるの。そのおかげで、役所の人も花芷が持ってきた薬袋に感謝して、おじい様の花屹正の今年の労役が免除されることに!情けは人のためならず、ってまさにこのことよね。

そして、四叔父の花平陽(かへいよう)は、生まれた娘に「鳶児(ユエンアル)」って素敵な名前をつけて、花芷に恋愛事情を尋ねるの。「身分が違いすぎるから、一緒になれるとは限らないわ」なんて、切ないこと言う花芷…。

バレちゃった!?晏惜への想い

事件は現場で起きてるのよ!花平陽たちが将軍府に呼び出されて事情聴取を受けてる時、晏惜が幕の後ろから花平陽をじーっと見てるの。仮面越しなのに、花平陽はピーンと来ちゃった!「花芷が言ってた“身分が違いすぎて一緒になれない相手”って、もしや七宿司(しちしゅくし)の司使様なのでは…!?」って。

家に帰って花芷に確認すると、花芷は否定しないのよ!そして、「たとえ身分違いで別れることになったとしても、この想いから無傷でいようなんて思ってないわ」って、もう、健気すぎるでしょ!?

そして、この会話…なんと晏惜が家の外で全部聞いちゃってたのー!きゃー!花平陽が出て行った後、部屋に入ってきた晏惜は、花芷をぎゅーっと抱きしめるのよ!もう、このシーンはキュンキュンが止まらないわ!言葉はいらない、って感じよね!

求婚大作戦と不穏な影

晏惜ったら、呉永に「どうやったら女の子にプロポーズできる?」なんて相談してるのよ!可愛いすぎか!呉永は「天の時、地の利、人の和が大事だ」なんて、もっともらしいアドバイス。晏惜、ちゃんと聞いてるかしら?(笑)

一方で、昭(しょう)国の密書については、呉永も手掛かりゼロ。晏惜は「あの密書は陽動作戦で、敵を欺くためのものかもしれない」と分析。さすがキレ者だわ!

おじい様は、三白城を出る花芷を自ら見送って、お守りを渡すの。「神仏なんて信じないけど、しっかり持っておけ」なんて、ツンデレなんだから!

城を出て晏惜と合流した花芷。晏惜は「都で何かあったかもしれない」と不吉な予感。そして、その予感は的中しちゃうのよ…。

帰り道、刺客たちが牛横(ニウ・ヘン)の一団を殺して待ち伏せ!花芷たちを襲撃するの!花芷がお金を渡すと、刺客は「女子供は行け、男は残れ」って。ええーっ!?

絶体絶命!晏惜の危機に花芷は…!

花芷たちが去った途端、刺客は「殺せ!」と命令。晏惜の武術の腕は相当なものだから、刺客たちの集中攻撃の的に!陳情(ちんせい)と李猴(りこう)が必死に応戦するんだけど、多勢に無勢よ!

激しい戦いの中で、刺客たちは晏惜の正体に気づき、晏惜も「こいつら、俺を狙ってきやがったな!」と悟るの。

谷から逃げ延びた護衛が花芷たちに「早く逃げて!」と伝えるんだけど、花芷は晏惜が危ないと聞くや否や、馬を飛ばして引き返すのよ!きゃー!花芷、カッコよすぎ!愛する人を守るためなら、危険も顧みないのね!

つづく