あらすじ
大干ばつによる食糧危機に際し、花芷(かし)は船で食材を調達する計画を立て、都の料理屋の協力を得る。一方、顧晏惜(こあんせき)は買い占め業者を取り締まり、都で流行る不吉な歌の調査のため金陽へ向かう。花芷も商売と妹・花蓉(かよう)に会うため、沈淇(しんき)、六皇子を連れて金陽へ。道中、顧晏惜は陰ながら花芷の船を水賊から守る。金陽で花蓉と再会した花芷は、蒋徵之(しょうちし)の紹介で大商人・曾銘(そうめい)と知り合い、有力者の夫人たちの茶会に参加する。そこで沈淇に縁談が持ち上がるが、花芷が機転を利かせる。曾銘は顧晏惜に金陽の裏の儲け話を示唆し、顧晏惜は賭博場を調査する。花芷は夫人たちに誘われ、不思議な力を持つという皓月仙使の法会へ行くことになる。顧晏惜も皓月仙使と七星楼の情報を得る。
ネタバレ
食糧危機発生!花芷(かし)、起死回生の一手は「船」!
都では、まさかの大干ばつで食材が軒並みダメになっちゃって、市場は大パニック!物価はうなぎ登りだし、お金があっても物が買えないなんて、もう目も当てられない状況よ。民の嘆きが聞こえてきそう…。
そんな中、我らが花芷(かし)様が立ち上がらないわけがない!「こうなったら、陸がダメなら水路よ!」ってことで、なんと船を使って各地から食材を調達するっていう壮大な計画をぶち上げるの!最初は「え、船?大丈夫なの?」って及び腰だった都の料理屋の親方たちも、花芷様の熱意と「第一便は私が指揮を執る!」っていう男前な宣言に、最後は「花芷様になら賭けてみる!」って感じで一致団結。資金も集まって、船員も選んで、お役所からの許可もゲット!いやもう、花芷様の行動力とリーダーシップには毎回脱帽しちゃうわ。
一方、七宿司(しちしゅくし)ですらお米が買えなくなりそうな事態に、顧晏惜(こあんせき)様も黙っちゃいない。裏でコソコソ買い占めして値段を吊り上げてた悪徳商人たちを、陳情(ちんせい)に命じてバッチリ捕まえさせて、見せしめにしちゃうんだから、さすが我らがヒーロー!
不吉な歌と金陽への道
そんな中、都では「雨が降らないのは帝のせいだ~、星の使いが歌ってる~、国が滅びるぞ~」なんていう、とんでもなく不吉な歌が流行りだしちゃって、皇帝陛下もお悩みモード。晏惜様は「必ず真相を突き止めます!」って陛下に誓うんだけど、その歌の発信源がなんと「金陽(きんよう)」らしいのよ。ってことで、晏惜様も金陽へGO!
そして、花芷様もね、船旅の目的地を「金陽」に決めるの。金陽は物産豊かで交通の要所だし、何より妹の花蓉(かよう)に会えるっていう個人的な楽しみもあってね。なんだかんだで、みんな金陽に集結しそうな予感!
花芷様が船旅に出るって聞いて、弟の沈淇(しんき)も「僕も行きたい!」って言い出して、さらに六皇子(ろくおうじ)まで「都の外見たことないから連れてって~!」って駄々をこねる始末(笑)。結局、花芷様は二人を連れて行くことに。賑やかな船旅になりそうね!
晏惜様の陰ながらの愛と金陽での再会
そしてそして!花芷様の船のちょっと後ろを、なーんと晏惜様がこっそりついてきてるのよ!花芷様たちを襲おうとした水賊を、声もかけずにバッサバッサとやっつけちゃうなんて、どんだけナイトなの!?もう、キュン死にしそう!
金陽に着いた花芷様は、妹の花蓉(かよう)と旦那さんの蒋徵之(しょうちし)に大歓迎されるの。蒋家のお屋敷がまた立派でね~!蒋徵之さんが花蓉ちゃんをすっごく大事にしてるのが伝わってきて、花芷様も一安心。姉妹水入らずで街を散策したりして、見てるこっちもほっこり。
その頃、晏惜様は一人寂しく金陽の街をぶらり…。切ないわ…。
沈淇(しんき)と六皇子は、街で油餅を買ったんだけど、お腹を空かせた小さな乞食を見つけて、自分たちの分をあげちゃうの。それだけじゃなくて、六皇子はお小遣いまで全部あげちゃうんだから、二人とも本当に優しい子たちよね。
金陽の有力者と不穏な影
花芷様が商売のために金陽に来たって知った蒋徵之さんは、早速、金陽の大商人・曾銘(そうめい)っていう顔が広くてやり手な人物を紹介してくれるの。この曾銘さん、花芷様を茶会に招いて、金陽の有力者たちの奥様方に引き合わせてくれるんだけど…。
奥様方は宮中のファッションに興味津々!「どんなお召し物を?」「どんな宝石が流行ってまして?」なんて質問攻めにあって、普段質素な花芷様はタジタジ。でも、そこは頼れる侍女の抱夏(ほうか)がナイスフォロー!
この曾銘さん、実は裏で晏惜様とも繋がってて、「金陽にはね、表の商売よりずっと儲かる『一本万利』の商売があるんですよ…」なんて意味深なことを囁くの。え、何それ、怖いんですけど!
縁談と謎の仙使
茶会では、周夫人(しゅうふじん)っていう奥様が、自分の妹を沈淇(しんき)に嫁がせたいとか言い出して、沈淇はタじたじたじ!ここでも花芷様がうまくかわしてくれて、ホッとしたわ。
一方、晏惜様は陳情と一緒に金陽の賭博場をいくつか探ってたんだけど、そこの用心棒がみんな武術の心得がある手練れだってことに気づくの。これも何か裏がありそうよね…。
夜、花芷様と沈淇が灯籠を流して願い事をしてる美しいシーンがあったんだけど、それを遠くからじっと見つめる晏惜様の姿が…!お願いだから、誰か晏惜様の背中をさすってあげて!
そしてラスト!奥様方に誘われて、花芷様は「皓月仙使(こうげつせんし)」っていう、天候を予知したり吉凶を占ったりできるスゴイ人に会える法会に行くことになるの。花芷様も興味津々なんだけど、いつもの格好じゃ地味すぎるってことで、奥様方が花芷様を大変身させようと大張り切り!
時を同じくして、晏惜様も曾銘さんからこの「皓月仙使」と「七星楼(しちせいろう)」っていうキーワードを聞き出すのよ!
いや~、金陽、一見華やかだけど、裏では何やらきな臭い動きがありそうね!花芷様は事件に巻き込まれちゃうのかしら?そして晏惜様は不吉な歌の真相と、金陽の闇を暴けるのか!?
つづく