あらすじ
金陽城の賭場の背後にいる岳(がく)財神と、彼が操る皓月仙使の存在を掴んだ顧晏惜(こあんせき)。一方、花芷(かし)は皓月仙使のインチキを見破るが、そのために命を狙われ、商家からも取引を拒否される。しかし、花芷は自ら「蓬莱仙使」と名乗り反撃を開始。顧晏惜と協力し、七星楼の岳(がく)財神、そして皓月仙使と対峙する。七星楼の頂上で、皓月仙使の悪事が暴かれ、顧晏惜は自らの正体を明かし、彼女を捕らえる。
ネタバレ
インチキ仙使の化けの皮、花芷(かし)が剥がす!
まず、顧晏惜(こあんせき)が掴んだ情報によると、金陽城の賭場から毎日、七星楼にお金が流れてるっていうじゃないの!しかも、その賭場のほとんどの黒幕が、あの「岳財神(岳(がく)財神)」!ってことは、もしかして「皓月仙使(こうげつせんし)」も、岳財神が金儲けのために仕立て上げた壮大な芝居の一部なんじゃ…?って疑惑が深まるのよね。
そんな中、我らが花芷(かし)姉さん、やってくれました!皓月仙使のインチキをズバリ見抜いちゃうんだから、さすがよね!お供え物のお金と一緒に、何か意味深なメモを渡した花芷。屏風の奥に呼び出された花芷は、皓月仙使のトリックを冷静に指摘!しかも、前に薬を求めて大金を払わされたおじさんのお金まで返させちゃうんだから、もうスカッとジャパンよ!大勢の人が見てる前で、皓月仙使も言い返せず、しぶしぶ従うしかなかったみたい。
でもね、これで話が終わるわけないのよ。皓月仙使の恨みを買っちゃった花芷、帰り道でいきなり刺客に襲われちゃうの!刃物を持った相手に、絶体絶命…!ってその時、颯爽と現れたのが、そう、我らが顧晏惜(こあんせき)さま♡間一髪で花芷を助け出すシーンは、もうキュン死寸前だったわ!
孤立無援の花芷、起死回生の策とは?
皓月仙使に逆らったことで、金陽城の奥様方は花芷を避け始めるし、お店に行っても「花家の方には売れません!」って、まさかの取引拒否!抱夏(ほうか)が調べてみたら、なんと七星楼が「花芷と商売するな」ってお触れを出してたっていうじゃないの!もう、八方塞がりよね…。
でも、ここでへこたれないのが花芷のすごいところ!そんな時、謎の人物から一本の矢文が。そこには「七星楼の岳財神が皓月仙使を操って、民を騙して私腹を肥やしてる」って書かれてたの!やっぱりね!この情報を得た花芷、とんでもない作戦を思いつくのよ。なんと、自分が「蓬莱仙使(ほうらいせんし)」と名乗って、無料で庶民のために天象を占うって言い出したの!子供たちに歌を歌わせて、自分の仙使としての評判を広めさせたりして、もう策士なんだから!
この花芷の動きを知った顧晏惜、面白がって花芷の元を訪れるの。「蓬莱仙使さまを祀るために、金陽に八風楼を建てたい」なんて言って、黄金三百両を差し出すんだけど…箱の中身はなんと石ころ!花芷もすぐに顧晏惜の意図を察して、二人は七星楼を欺くための芝居を打つことに。
そんな中、花芷の妹・花蓉(かよう)がおめでた!夫の蒋徵之(しょうちし)は嬉しさのあまり涙ぐんで、甲斐甲斐しく花蓉の世話を焼く姿が微笑ましかったわ。街で偶然、顧晏惜と出会った花蓉が、蒋徵之を紹介するっていう、ちょっとほっこりするシーンも。
七星楼頂上決戦!明かされる衝撃の真実!
さあ、いよいよクライマックス!顧晏惜と花芷は、七星楼からの招待状を手に、敵の本拠地へ!陳情(ちんせい)と李猴(りこう)を下がらせて、二人だけで楼閣の最上階へ。そこには、渾象儀(こんしょうぎ)や観星台があって、いかにも天象を占えそうな雰囲気。でも、岳財神が本当に天象を読めるようには見えないのよね…。花芷が観星台を調べてみると、なんと微かに燻香の匂いが!二人は目で合図を送り合い、何かを確信するの。
岳財神は、花芷が金陽に来た目的を探ろうとするんだけど、花芷も上手くかわすのよね。業を煮やした岳財神、「もう仙使の真似はやめろ。そうすれば、金名帖(きんめいじょう)をやるから、自由に商売できるようにしてやる」って取引を持ちかけてくるの。
そして、矛先は顧晏惜へ。「あなたは何を求めているのか?」と問われた顧晏惜、都で流行っている不吉な童歌の話を持ち出すと、岳財神の顔色が一変!花芷を安全に帰した後、顧晏惜はついに「黒幕を出せ」と迫るの。そして、ついに姿を現したのは…そう、皓月仙使!
顧晏惜、怒りの鉄槌!皓月仙使の末路
もう隠すことは何もない!顧晏惜は、都の童歌の件を問い詰めるけど、皓月仙使は「私とは無関係だ」としらを切るの。顧晏惜が彼女を捕らえようとすると、待ってましたとばかりに大勢の刺客が!顧晏惜、一人で次々と刺客をなぎ倒し、窓から合図を送ると、陳情たちが突入!あっという間に皓月仙使の手下を制圧し、顧晏惜は皓月仙使の首を締め上げる!強い!カッコよすぎる!
皓月仙使は役所に連行され、そこで顧晏惜は自分が「七宿司(しちしゅくし)の司使」であることを明かすの!そう、ただの貴公子じゃなかったのよ!皓月仙使は州衙門の大牢にぶち込まれ、厳重な監視下に。
そんな中、曾銘(そうめい)が花芷の元を訪れ、「一日一夜だけ」と鍵のかかった箱を預けていくの。何が入ってるのかしら…気になるわね。
牢の中の皓月仙使、顧晏惜が皇子であることを見抜き、「七星楼の財力であなたを助ける。私自身もあなたに身を捧げる」なんて色仕掛けで命乞いするんだけど、顧晏惜は全く動じないの!「七星楼が金陽の天だと言うなら、その天をひっくり返してやる!」って啖呵を切るシーンは、鳥肌ものだったわ!
つづく