あらすじ

慶帝に天枢使として召し抱えられた皓月は雨乞いを約束するが失敗し、その責任を花芷(かし)になすりつける。慶帝は花芷のこれまでの行動を咎め、花家の男たちの赦免は永遠にないと宣告。絶望する花芷に、さらに全財産を投じて運河を浚渫せよとの勅旨が下る。花芷は家族と共に北地へ行くことを決意するが、家族や商人たち、そして顧晏惜(こあんせき)の支えにより、運河修復に立ち向かうことになる。顧晏惜は全財産を花芷に託し、二人の絆はより一層深まる。

ネタバレ

今回の『惜花芷(かし)』37話、とんでもない展開でしたね!もう、息つく暇もないとはこのこと!花芷(かし)の身に次から次へと試練が襲いかかって、見てるこっちまで胃がキリキリしちゃいましたよ。

まずね、宮廷では何やらきな臭い動きが。慶帝(けいてい)が皓月(こうげつ)っていう謎の人物を呼び出して、なんと「天枢使(てんすうし)」なる役職に任命!この皓月さん、「雨を降らせますぜ!」なんて大口叩いちゃって、皇帝も「もし雨が降ったら朝廷の手柄、降らなかったらお前を処刑して民衆の怒りを鎮めるからね!」だって。いやいや、そんな賭けみたいなことしちゃって大丈夫なの!?って思わずツッコミ入れたくなりました。顧晏惜(こあんせき)も「え、マジすか?」って顔してましたけど、そりゃそうよね。

その頃、花芷(かし)の家には悲しい知らせが…。なんと、花蓉(かよう)が亡骸となって帰ってきたんです。もうね、言葉にならない…。そんな悲しみに打ちひしがれる間もなく、都では皓月による雨乞いの儀式が始まっちゃって。花芷も人々と一緒にその様子を見に行くんだけど、儀式が終わっても雨は一向に降らず…。すると皓月、「あいつのせいで雨が降らんのじゃー!」って、なんと花芷を指差して、宮中に引っ立てちゃうんですよ!ひどくない!?

宮中では慶帝が「お前が雨乞いを邪魔したんだろ!」って花芷を問い詰めるんだけど、花芷は黙秘。慶帝が「怖いのか?ん?」なんて挑発するもんだから、ついに花芷もブチ切れ!「迷信を信じるなんて、陛下も案外小心者ですね!」って言い返しちゃった!いやー、肝が据わってる!でも、これが慶帝の逆鱗に触れちゃったみたいで…。慶帝は花芷がこれまで商売で財を成したり、家にお金を隠してたこと全部お見通しで、「花家の男たちは、未来永劫許さんからな!」って、もう絶望的な宣告…。

顧晏惜(こあんせき)が心配して花芷を家まで送るんだけど、花芷はもう魂が抜け殻状態。家に帰るなり、お金を隠してた部屋で「うわー!」って叫びながらお金をぶちまけちゃって、「顧晏惜(こあんせき)と出会わなければよかった!」なんて泣き叫んで、そのまま気絶…。見てるこっちも辛すぎ…。

そこに追い打ちをかけるように、新たな勅旨が。なんと、「花芷の全財産を投じて、皇都近くの三つの州の運河を浚渫(しゅんせつ)せよ」だって!えええ!?もう、どんだけ花芷を追い詰めるのよ!顧晏惜も夫人たちに「花家の男たちはもう帰ってこられません…」って伝えて、みんな絶望のどん底…。

意識を取り戻した花芷は、勅旨を手に呆然。顧晏惜が「もうこんな都、一緒に逃げよう」って手を差し伸べるんだけど、花芷は「家族みんなで北の地へ行って、家族と合流する!」って決意を固めるんです。そして、三夫人に「みんなにお金を分けて、北へ出発する準備を!」って指示するんだけど、ここで三夫人が男前なところを見せるのよ!「このお金はみんなで稼いだものよ!あんた一人の判断で決めさせない!」って言って、花芷が持ってた家長の印鑑を取り上げて投げ捨てちゃった!そして、みんなで話し合った結果、「花芷を守るために、お金は寄付しよう!」って意見が一致するんです。もう、家族の絆に涙腺崩壊…。

でもね、運河の修復費用って、花芷の全財産を投げ打っても全然足りないの…。花芷が帳簿とにらめっこしてると、顧晏惜がそっと手を握って「僕がずっとそばにいる」って。きゅん…。花家が財産を売り払って運河を修復するって話が広まると、なんと都の商人たちが「私たちも助けます!」って次々に名乗りを上げてくれて、あの沈家まで協力してくれることに!人の温かさにまた涙…。

そしてそして!顧晏惜が凌王府の全財産を花芷に差し出して、さらに皇太后からの心付けまで!「これで私たち、二人とも無一文だね」なんて言いながら、顧晏惜が花芷に玉の腕輪を再びはめてあげるシーンは、もう…!言葉はいらないって感じでしたね!

いやー、本当にジェットコースターみたいな展開の37話でした。花芷の周りには困難ばかりだけど、それでも支えてくれる人たちがいる。この先、花芷と顧晏惜、そして花家の人々はどうなっちゃうんでしょうか!?

つづく