あらすじ
葉鼎之(ようていし)とはぐれた百里東君(ひゃくりとうくん)は、心配のあまり倒れてしまうが、王一行(おう・いっこう)から葉鼎之が景玉王府で無事に療養していることを知らされる。葉鼎之からの励ましを受け、百里東君は尹落霞と共に正式に李長生(り・ちょうせい)に入門し、末弟子となる。一方、景玉王府で目覚めた葉鼎之は、彼を助けた易文君(い・ぶんくん)から外の世界の話をせがまれる。易文君は葉鼎之を利用して王府から逃げ出すことを画策しており、その動きを洛青陽は警戒する。また、薬王谷の司空長風(しくうちょうふう)は、師匠・辛百草(しんひゃくそう)の命を受け、薬材を求めて天啓城へ向かうことになる。
ネタバレ
待ち人来たらず…そして新たな出会い
師匠の李長生(り・ちょうせい)と一緒に、葉鼎之(ようていし)の帰りをひたすら待つ百里東君(ひゃくりとうくん)。でも、丸一日経っても葉鼎之(ようていし)は現れない…。心配で探しに行こうとした矢先、無理がたたったのか、百里東君(ひゃくりとうくん)は倒れちゃうんだよね。あらら、大丈夫かな?
一方、葉鼎之はというと…なんと、気を失ってから二日後にようやく目を覚ますんだ!そばには見慣れない剣が。それは洛青陽(らくせいよう)のものだった。そして、ずっとそばで看病してくれていたのが、あのミステリアスな美女、易文君(い・ぶんくん)だってことに気づくんだ。
百里東君が次に目を覚ますと、目の前にいたのはなんと可愛い女の子!「李寒衣(りかんい)」と名乗るその子を見て、てっきり李長生先生の娘さんかと思っちゃう百里東君。でも、そこに現れたのは、なんと雷夢殺(らい・むさつ)と、その奥さんで心剣伝人の李心月(りしんげつ)!そう、李寒衣ちゃんはこの二人の娘さんだったんだね。百里東君、早とちりしちゃったみたい(笑)。雷夢殺が婿入りしてて、娘が母親の姓を名乗ってるって聞いて、ちょっとからかっちゃう百里東君、相変わらずだね!
葉鼎之からの伝言、そして別れ
そんなドタバタがありつつも、やっぱり葉鼎之のことが心配な百里東君。探しに行こうとしたところに、なんと王一行(おう・いっこう)がやってくる!彼からの知らせで、葉鼎之が無事に景玉(けいぎょく)王府で療養していることが判明!よかった~!しかも、葉鼎之からの伝言で「心配せず師匠のもとで修行に励め。君が天下に名を轟かせる日を楽しみにしている」って…!うぅ、友情に泣ける…!
王一行は百里東君を学堂まで送り届けると、みんなに別れを告げて望城山へと帰っていくのでした。また会える日まで!
ついに弟子入り!個性豊かな師兄たち
さあ、いよいよ百里東君と尹落霞(いんらくか)の正式な入門式!学堂の服に着替えて、ビシッと決めるところはさすがだね!
二人はまず、李長生の弟子である師兄たちに挨拶。
- 七番弟子:蕭若風(しょう・じゃくふう)(しょうじゃくふう)(しょうじゃくふう)
- 六番弟子:洛軒(らく・けん)
- 四番弟子:柳月(りゅうげつ)
- 五番弟子:墨暁黒(ぼく・ぎょうこく)
- 二番弟子:雷夢殺(らい・むさつ)
あれ?一番弟子は?って百里東君が聞くと、雷夢殺いわく「俺が入門した時から二番弟子だったから、大師兄はいないんだ」とのこと。へぇ~、そういうこともあるんだね。
そして、ついに師匠・李長生に叩頭の礼!晴れて李長生の末弟子となった百里東君!師匠は「まずはうちの『秋月白(しゅうげつはく)』を味わってから、一緒に江湖を旅して、世の中の厳しさってもんを教えてやる」だって!わくわくするね!
百里東君は、自分が持つ「天生武脈(てんせいぶみゃく)」について師匠に尋ねるんだけど、「幸運でもあり、不運でもあるものだ」と、なんだか意味深な答え…。うーん、気になる!
薬王谷の司空長風(しくうちょうふう)、新たな旅立ち?
場面は変わって薬王谷。医学の才能がめちゃくちゃあるのに、本人は全然興味がない司空長風(しくうちょうふう)。師匠の辛百草(しんひゃくそう)に「なんで谷から出ないんですか?」って聞くんだけど、師匠は「静かに暮らしたい人もいるんだよ。それに、お前さんみたいに谷を訪ねてくる人がいる限り、誰であろうと助ける。それが私の生きがいだ」って。深いなぁ。でも、「いつか本当の弟子が見つかったら、外の世界を見てみたい」とも。
そんな辛百草から、司空長風(しくうちょうふう)は天啓城(てんけいじょう)の沐家秋廬(もくかしゅうろ)まで薬材を取りに行くよう頼まれるんだ。これって、司空長風の新たな旅の始まりになるのかな?
景玉王府の企み…易文君(い・ぶんくん)の狙いは?
一方、景玉王府では、易文君(い・ぶんくん)が葉鼎之をもてなしていた。助けてもらったお礼に、外の世界の話を聞かせてほしいって頼む易文君。王府での暮らしに退屈していて、外の世界に憧れているみたい。葉鼎之は、彼女がどこか幸せそうじゃないことに気づきながらも、自分の旅の面白い話を語って聞かせるんだ。
でも、この易文君、ただの世間知らずのお嬢様じゃないみたい。洛青陽は、彼女が葉鼎之を利用して、景玉王府から逃げ出そうとしていることを見抜いていた!易文君もそれを否定しないんだよね…。どうやら景玉王との結婚から逃れたいみたいだけど、護衛の洛青陽が強すぎて手が出せない。だから、強い葉鼎之に助けてもらおうとしてるってわけか…!うわー、こっちもきな臭くなってきたぞ!
紫衣候(しいこう)と莫棋官(ばくきかん)も、もう一人の「天生武脈」の持ち主(つまり葉鼎之のことだよね?)が景玉王府にいることを突き止めて、調査を始めるみたいだし…波乱の予感しかない!
つづく