あらすじ

景玉王(けいぎょくおう)・蕭若瑾(しょう・じゃくきん)と易文君(い・ぶんくん)の婚礼準備が進む天啓城。しかし、易文君は父・易卜(い・ぼく)によって武功を封じられ、脱出できない。一方、百里東君(ひゃくりとうくん)は旧友との再会と腕試しを期待して天啓へ。そこで葉鼎之(ようていし)が易文君を奪還するために婚礼を襲撃することを知る。洛青陽(らく・せいよう)も密かに葉鼎之に協力。蕭若瑾が師兄の兄であることを知りつつも、百里東君は易文君の想いを汲み、葉鼎之を助けることを決意。司空長風(しくうちょうふう)と共に、影宗との戦いに身を投じる。

ネタバレ

◆政略結婚の裏側と皇帝の思惑

まず、景玉王府では結婚式の準備が着々と進んでるんだけど、その裏で太安帝(たいあんてい)と濁清(だくせい)大監(だくせいだいかん)が意味深な会話をしてるんだよね。影宗と皇族の結婚って、実は前例がないらしい。でも、息子の蕭若瑾(しょう・じゃくきん)が望んだから、太安帝は許可した。皇帝は、影宗がもはや単なる皇族の守護者じゃないって分かってる。先代では自分が影宗を選んだけど、今回は息子が影宗を選んだ、と。息子たちの野心を認め、後押しするつもりみたい。うーん、皇帝、腹の底が見えないねぇ…。

◆囚われの易文君(い・ぶんくん)と父の非情な決断

一方、花嫁になるはずの易文君(い・ぶんくん)は、愛する葉鼎之(ようていし)が自分を助けに来て死ぬのを黙って見てられない! 師兄(洛青陽かな?)を薬で眠らせて逃げようとするんだけど、なんと父親の易卜(い・ぼく)に見つかっちゃう! しかも、易卜は娘の武功を封じて、半年も動けなくしちゃうんだよ! ひどい! 影宗の未来のためとはいえ、実の娘にこんなことするなんて…。易文君、可哀想すぎる…。

◆百里兄弟、それぞれの天啓入り

鎮西侯府の百里成風(ひゃくり・せいふう)にも結婚式の招待状が届く。普段は派閥争いに関わらない鎮西侯府だけど、九皇子の蕭若風(しょう・じゃくふう)(しょうじゃくふう)(しょうじゃくふう)から「大事な話がある」って呼ばれちゃう。百里成風も、朝廷が大きく変わろうとしてる今、傍観者ではいられないって感じてるみたい。

そして、我らが主人公・百里東君(ひゃくりとうくん)にも招待状が! 最初は親友の司空長風(しくうちょうふう)と一緒に「行きたくないなー」って感じだったんだけど、玥瑶(げつよう)から「南宮春水(なんきゅう・しゅんすい)が『天啓で旧友と腕試ししたくないか?』って言ってたよ」って聞かされて、俄然やる気に!(笑) 単純で可愛いとこあるよね、東君! ちなみに玥瑶は、今回は一緒に行かずに天外天に帰るんだって。何かケリをつけないといけないことがあるみたい。

◆洛青陽の苦悩と決意

易文君の師兄・洛青陽(らく・せいよう)は、師匠(易卜)のやり方が非情すぎるって思ってる。でも易卜は「影宗が表舞台に出る絶好の機会を、個人的な感情で潰すな!」って聞く耳持たない。洛青陽は、師妹・易文君のことが好きなんだよね…。何もできない自分がもどかしくて、「天下第一になって、師妹が好きな人と結婚できるようにする!」って誓うんだ。切ない…! そして彼は、百曉堂の姫若風(き・じゃくふう)に何かを頼んで取引してる。どうやら、葉鼎之(ようていし)に協力するみたい…!

◆再会、そして波乱の幕開け

天啓に着いた百里東君(ひゃくりとうくん)と司空長風(しくうちょうふう)は、偶然にも百里成風と合流。稷下学堂で懐かしい師兄たちとも再会するんだ。蕭若風(しょう・じゃくふう)(しょうじゃくふう)は百里東君(ひゃくりとうくん)たちに「景玉王府の迎えを待ってて」と言い残し、百里成風を連れて兄・蕭若瑾(しょう・じゃくきん)の元へ。

その頃、葉鼎之(ようていし)は姫若風から受け取った「布防図」(たぶん警備の配置図?)を手に天啓へ。そして、なんと洛青陽も顔を隠して葉鼎之の「花嫁強奪作戦」に加勢!

百里東君も、葉鼎之が結婚式を襲撃することを知る。相手は師兄・蕭若風のお兄さんだけど、易文君がまだ葉鼎之を想っていると知って、「助ける!」って即決! さすが東君! 司空長風(しくうちょうふう)ももちろん一緒だ!

◆いざ、決戦へ!

葉鼎之は百里東君に迷惑かけたくないって言うんだけど、東君は「昔は助けられなかったけど、今は違う。お前が何をしようと、俺が助ける!」って。うわー、友情、熱い!

洛青陽は師匠・易卜に足止めされちゃうけど、「司空長風、先に行け!」って言って、一人で師匠と対峙。

そして百里東君は葉鼎之に「易文君を探せ! 俺が好きな子を探す時、お前も手伝えよ!」って言い残して、駆けつけた司空長風と合流! 最強の影宗相手に、二人の共闘が始まる…!

つづく