あらすじ

謝萱(しゃ・けん)の助言で司空長風(しくうちょうふう)が魔教の「孤虚陣」を破る一方、葉鼎之(ようていし)は包囲を突破し天啓城へ向かう。明徳帝は避難せず自ら迎え撃つ覚悟を決める。天啓城に到着した葉鼎之は圧倒的な力で立ちはだかる者たちを退け、駆けつけた百里東君(ひゃくりとうくん)と対峙。説得も虚しく、かつての親友はついに宿命の決戦に臨む。洛青陽(らく・せいよう)も易文君(い・ぶんくん)を連れて葉鼎之のもとへ向かう。百里東君と葉鼎之、互いの奥義が激突し、物語はクライマックスへ。

ネタバレ

前回、魔教のヤバい陣「孤虚陣」に苦戦してたけど、今回はその突破口が見えてくるんだ。キーパーソンはなんと謝萱(しゃ・けん)!彼女、百里東君(ひゃくりとうくん)に「陣眼はね、山の気が一番溜まるところにあるのよ」ってヒントをくれるんだ。それがどこかっていうと、韓玄(カン・ゲン)たち韓家軍が眠る墓地。兵士たちの「兵気」がまさにそれだってわけ!

謝萱の剣気を頼りに、陣の破壊に向かうのは我らが槍の名手、司空長風(しくうちょうふう)!百里東君(ひゃくりとうくん)は謝萱の護衛に残って、陣が破れたら葉鼎之(ようていし)を追う手はずだ。司空長風(しくうちょうふう)、兵士たちの墓の前で一礼してから、薬学の知識も駆使して気の強い場所を特定!そして自ら編み出した槍術「千落」で、見事、孤虚陣を打ち破るんだ!いやー、カッコよすぎ!

一方、青城山では、趙玉真(ちょう・ぎょくしん)が師兄の王一行(おう・いっこう)の旅支度を手伝ってる。趙玉真も山を下りたい気持ちでいっぱいだけど、天命には逆らえないんだよね…。王一行は、北離王室のやり方に納得いかないながらも、師匠の命令で葉鼎之(ようていし)を止めに行くことに。去り際に趙玉真に「いいか、お前も好きな人ができたら、刀や剣を使ってでも奪い返せよ!」ってアドバイス。なんか、この師兄、熱いぜ!

さて、戦況はというと、司空長風(しくうちょうふう)や李寒衣(り かんい)が率いる江湖の猛者たちが、魔教と山を挟んで睨み合い。そこに、なんと暗殺組織「暗河」の蘇昌河(そ・しょうか)たちも助っ人に登場!蘇喆(ソ・テツ)曰く、「俺たちは殺し屋だが、国を守る心だってあるんだぜ」とのこと。うーん、敵の敵は味方ってやつか?熱い展開だ!

その頃、都・天啓城では明徳帝(メイテイテイ)に続々と戦況報告が。琅琊王(ロウヤオウ)は奪われた城を取り戻し、北の雷夢殺(らい・むさつ)たちも君玉(くんぎょく)の助けで連戦連勝!司空長風からも魔教本隊を食い止めたって知らせが入る。でも、一番ヤバい情報が…葉鼎之(ようていし)が包囲を突破して、天啓城に向かってるって!

錦仙(錦宣(きんせん))は「陛下、天剣閣へ避難を!」って進言するけど、明徳帝は「逃げるか!ワシ自ら青雲台でヤツを迎え撃ってやるわ!」と、まさかの皇帝自ら出陣宣言!胆力ありすぎだろ、この皇帝!

そして、ついに…葉鼎之が天啓城に到着!彼の怒りは頂点に達してる。「蕭若瑾(ショウ・ジャクキン、明徳帝のことね)!貴様が易文君(い・ぶんくん)を奪い、皇室に嫁がせた!俺たちには約束があったんだ!愛し合っていたんだ!北離は彼女を権力の犠牲にしたんだ!」って、もう怒り爆発!

姫若風(キ・ジャクフウ)と李心月(り しんげつ)が夫婦で立ち向かうけど、今の葉鼎之には全く歯が立たない…。錦仙も得意の技で抑え込もうとするけど、逆に内力を吸い取られちゃう始末。強すぎるだろ、葉鼎之!

そこに、駆けつけたのは…百里東君(ひゃくりとうくん)!かつての親友が、今は敵として対峙する。悲しい再会だ…。「葉鼎之、もうやめろ。お前が殺した人たちは皆、罪のない民だぞ」と説得する百里東君。でも、葉鼎之は「昔、お前と一緒に江湖を旅する約束は果たせなかった…だが、今は自分のために生きたいんだ」と、聞く耳を持たない。もう、戦うしかないのか…。「お前が目を覚ますまで、俺が叩きのめす!」百里東君も覚悟を決める!

その頃、洛青陽(らく・せいよう)が慕涼城から戻り、易文君(い・ぶんくん)と再会。易文君(い・ぶんくん)は葉鼎之の気配を感じ取り、「師兄…彼が来たの?」と尋ねる。洛青陽は事実を認め、易文君を連れて葉鼎之のもとへ向かうことを決意する。うわー、どうなっちゃうんだ!?

そして、ついに始まる、百里東君と葉鼎之の宿命の対決!知り合ってからずっと、本気でぶつかることのなかった二人が、今、生死を賭けて戦う!百里東君は師匠から受け継いだ奥義「仙人一剣」を、葉鼎之はかつて雨生魔(うせい ま)から授かった「至死一剣」を繰り出す!二人の最強の剣がぶつかり合い、天地を揺るがすほどの衝撃が走る…!

つづく