あらすじ

蕭家からの憎悪を一身に受ける謝蘊(シエ・ユン)。殷稷(イン・ジー)は彼女に手作りの衣装を贈ろうとするが、その矢先、謝蘊は蕭宝宝(シャオ・バオバオ)の兄に誘拐されてしまう。駆けつけた殷稷の前で、謝蘊は自らを刺し、殷稷を激しく動揺させる。殷稷は謝蘊を救い看病するが、蕭家の当主である蕭父が現れ、過去の恩を盾に圧力をかける。しかし、傷を押して現れた謝蘊は毅然と蕭父に反論する。その後、蕭父は民衆を扇動し謝蘊の処刑を求める嘆願書を突きつけるが、殷稷は蕭家の不正を暴くため調査を開始する。その結果、蕭家の恐るべき悪事が明らかになるのだった。

ネタバレ

今回もハラハラドキドキの展開でしたね!『愛憎の奴隷』第10話、もう目が離せませんでした!謝蘊(シエ・ユン)と殷稷(イン・ジー)の関係が少しずつ変化していく中で、蕭(シャオ)家の横やりがエグすぎて…。早速、今回の波乱万丈なストーリーを振り返っていきましょう!

蕭家の逆恨みと殷稷(イン・ジー)のサプライズ、しかし…

前回、殷稷(イン・ジー)が謝蘊(シエ・ユン)のために蕭家を敵に回したことで、蕭家の面々は謝蘊(シエ・ユン)への憎しみを募らせています。そんな中、殷稷は謝蘊をある場所に連れて行きます。なんと、以前約束していたプレゼントを渡すため、夜なべして作らせたという美しい真珠の衣装を用意していたんです!「君との約束は忘れたことないよ」なんて、殷稷様、やるじゃないですか!

謝蘊は背を向けたままグッと拳を握りしめていましたが、振り返った時には笑顔で「嬉しいわ」と。健気というか、複雑な心境が伝わってきますよね…。

しかし、幸せな時間は長くは続きません。謝蘊が衣装替えのために部屋に入ったきり、なかなか出てこないんです。心配した殷稷が部屋を覗くと、そこには着替えられるはずだった服だけが残り、謝蘊の姿はどこにもありませんでした!

卑劣な誘拐、そして謝蘊の覚悟

なんと、謝蘊を連れ去ったのは蕭宝宝(シャオ・バオバオ)の兄、あの蕭三公子(シャオ・サンゴンズ)だったんです!「妹と殷稷様の邪魔をするな!」と脅す蕭三公子。まさにゲス野郎ですね!

その時、殷稷が謝蘊を探しにやってきます。絶体絶命かと思いきや、謝蘊は驚くべき行動に出ます。なんと、蕭三公子の手を取り、彼が持っていた短剣で自らの体を刺したのです!駆けつけた殷稷が目にしたのは、血を流す謝蘊の姿…。もう、このシーンは息を飲みました。殷稷の動揺っぷりも半端なかったです。

殷稷の怒り爆発!蕭家との全面対決へ

殷稷は急いで謝蘊を連れ帰り手厚く看病しますが、謝蘊は高熱が続いて危険な状態。そんな中、蕭宝宝(シャオ・バオバオ)が兄の助命を嘆願しにやってきますが、怒り心頭の殷稷は聞く耳を持ちません。それどころか、蕭宝宝(シャオ・バオバオ)から城主夫人の地位を剥奪しようとするほど。

これには蕭宝宝も黙っていません。「蕭家がいなければ、あなたは何もできないくせに!」と反論。しかし殷稷は、「蕭家への恩はもう返した。お前たちがしてきた悪事も全て知っているぞ」と一喝!これには蕭宝宝も完全に打ちのめされてしまいます。いやー、殷稷様、カッコよすぎです!

蕭父登場!謝蘊の反撃と深まる謎

翌日、今度は蕭家の当主である蕭父(シャオ・フ)が殷稷のもとへやってきます。謝罪と見せかけて、昔の恩を着せ、殷稷を牽制しようとする魂胆が見え見えです。

そこへ、まだ傷も癒えていない謝蘊が現れます!フラフラながらも殷稷を庇い、「蕭様こそ、あまりに横暴ではございませんか?」とピシャリ。「我が蕭家であれば、お前などとっくに打ち首だ!」と逆ギレする蕭父に対し、謝蘊は「ここは白玉城。誰が君主で誰が臣下か、お忘れなきよう。蕭三公子の罪は決して許されません」と毅然と言い放ちます。しびれますね、謝蘊!

蕭父はすごすごと退散しますが、謝蘊はその場に倒れ込みそうになります。無理しちゃって…心配です。そして、謝蘊は殷稷に「なぜ蕭様は私のことを“反逆者の娘”と呼ぶのですか?」と尋ねます。彼女の過去には、一体何が隠されているのでしょうか?

一方、屋敷に戻った蕭父は3年前の出来事を思い出していました。牢獄にいた謝蘊の父親から、「娘を頼む、傷つけないでくれ」と託されていたのです。しかし、今の蕭父にその言葉は届かず、殷稷への復讐を誓うのでした…。

蕭父の卑劣な罠と殷稷の反撃開始!

諦めきれない蕭父は、翌朝早く再び殷稷を訪ねます。そして、「謝蘊は妖女だ!」と叫び、なんと民衆の署名を集めたという謝蘊の斬首を求める嘆願書を突きつけます!しかし、殷稷は冷静。署名した者の大半が蕭家の息のかかった者たちであることを見抜いていました。

「わしがいなければ、民衆は飯も食えんのだぞ!」と開き直る蕭父。この嘆願書を盾に、息子の釈放を迫るつもりです。蕭父が去った後、殷稷は執事に命じ、この署名リストを腹心の祁硯(チー・イエン)に渡し、背後にどれだけの悪事が隠されているか徹底的に調査するよう指示します。いよいよ殷稷の反撃開始ですね!

明らかになる蕭家の闇、そして祁硯の想い

三日後、祁硯が調査結果を殷稷に報告します。その内容は衝撃的なものでした。蕭家は現在の権力を手に入れるために、数えきれないほどの無辜の民を犠牲にしてきたというのです…。許せませんね、蕭家!

実は祁硯、記憶を失っている謝蘊のことをずっと心配していたようです。でも、彼女の平穏を壊したくないと、あえて距離を置いているんですね。切ないです…。

つづく