あらすじ

宮中で霊龍が騒ぎを起こし、皇帝は都に夜間外出禁止令を発令する。許七安(シュー・チーアン)は臨安(リンアン)公主と長公主の間で板挟みになりつつ、天地会の仲間と恒遠(ホンユエン)の行方を追う。その過程で平遠伯(へいえんはく)の屋敷に潜入し、謎の刺客による平遠伯の嫡子殺害を目撃。刺客の正体は、平陽(ヘイヨウ)郡主と駆け落ちした僧侶・恒慧(ホンフイ)であり、桑泊事件にも関与している可能性が浮上する。一方、相次ぐ事件に業を煮やした皇帝は大臣たちを叱責。魏淵(ウェイ・ユエン)は巧妙な策で兵部尚書の張奉(チョウホウ)を動揺させ、逃亡を図ったところを逮捕する。そして、ついに恒慧が再び姿を現し、司天監の楊千幻(ヤン・チェンファン)や姜(ジャン)金鑼、楊硯(ヤン・イェン)らと対峙する場面で物語は幕を閉じる。

ネタバレ

都に渦巻く不穏な空気と許七安の板挟みライフ

冒頭から不穏なムード全開。なんと宮中の霊龍が突如として暴れ出し、臨安(リンアン)公主(りんあんこうしゅ)に突進しかける大事件が発生!皇帝陛下もご立腹で、すぐさま霊龍を池に押し込め、都には夜間外出禁止令が発令。魏淵(ウェイ・ユエン)パパジョン(←勝手に呼んでる)に警備強化を厳命するあたり、ただごとじゃない雰囲気がプンプンしてたよね。

一方、我らが主人公・許七安(シュー・チーアン)はというと、家に帰れば叔父の許平志(シュー・ピンジー)と従弟の許新年(シュー・シンニエン)に「二人の主に仕えて大変だなぁ、分身の術でも使うのか?」なんてからかわれる始末。臨安(リンアン)公主と長公主、どっちを選ぶんだ?なんてストレートな質問も飛び出す始末。

七安の評価がまた面白いんだ。臨安公主については「頭はちょっとアレだけど、明るく可愛くてピュア。いざという時は頼りになる」って。うんうん、わかる。そして長公主は「めちゃくちゃ聡明で、肝も据わってるし、野心もある。この太いパイプを掴めば出世間違いなし!」だって。ちゃっかりしてる叔父さんは「甥っ子よ、わしを長公主に推薦してくれんか?」なんて言い出すんだけど、七安はスルーして武術の鍛錬を始めちゃう。この辺のやり取り、クスッときちゃうよね。

恒遠の謎を追え!平遠伯邸の惨劇

そんな日常も束の間、七安の秘密兵器・玉鏡がピコーン!天地会のメンバーである四号から「恒遠(ホンユエン)の行方について話がある」とプライベートチャットが。どうやら恒遠が気配を消す法器を持ってるんじゃないかってことで、三人で平遠伯(へいえんはく)の屋敷に忍び込むことに。

驚いたのは、平遠伯のやつ、家財を差し押さえられたばっかりなのに、屋敷ではまだ宴会やってんの!懲りない奴だなぁと思ってたら、そこに笠をかぶった謎の男が登場。この男がまぁ強いのなんの!あっという間に護衛をなぎ倒し、なんと平遠伯の嫡男を一撃で葬り去っちゃった…!ひえぇ、エグい!

屋根の上から見ていた七安と四号も、あまりの出来事に言葉を失うレベル。この謎の男、強すぎて七安たち三人がかりでも歯が立たない。七安は得意の(?)「奪命の一刀」を繰り出すも、こりゃダメだと判断して、仲間に逃げるよう合図。ナイス判断だったけど、敵の強さが際立ってたね。

明かされる刺客の正体と新たな疑惑

命からがら魏淵(ウェイ・ユエン)のもとに戻って報告すると、魏淵(ウェイ・ユエン)パパジョンは一枚の肖像画をスッ…。そこに描かれていたのは、なんとあの平陽郡主(平陽(ピンヤン)郡主)と駆け落ちしたっていう僧侶、恒慧(ホンフイ)!そう、あの謎の強敵の正体は恒慧だったんだ!魏淵は、恒慧が気配を消す法器を盗み出し、あの「桑泊(そうはく)事件」にも関わっていると推理。うわー、話がどんどん繋がってきたぞ!

臨安公主の優しさと母の想い

場面は変わって、臨安公主が平陽郡主のお母さんをお見舞いするシーン。夫も娘もいなくなってしまったけど、お母さんは気丈に屋敷を守り、娘の帰りを待ち続けてるんだよね…(涙)。臨安は、悲しむお母さんを慰めようと「平陽郡主は今、ペルシャにいるんですよ。景色がとっても綺麗なところなんです」なんて優しい嘘をつくんだけど、お母さんが「私もペルシャへ行ってみたいわ」って言い出しちゃって、臨安が慌てて「遠いし、着く頃にはまた別の場所へ行っちゃってるかも…」ってごまかすシーンは、切なくも微笑ましかったな。

皇帝の怒りと魏淵の深謀遠慮

平遠伯の事件も加わって、都で頻発する大事件に皇帝陛下はカンカン!「お前ら大臣は給料泥棒か!」って怒鳴り散らす始末。魏淵に進捗を尋ねると、魏淵は「内密にお話ししたいことが…」と意味深な発言。他の大臣たちを退出させて、皇帝と二人きりで密談。

追い出された大臣たちは「なんだよ、俺たち仲間外れかよ!」って不満タラタラ。そこへ魏淵が出てきて、大臣たちに囲まれるんだけど、「事件はほぼ解決したも同然。数日中には結果が出るでしょう」とだけ告げる。これを聞いた兵部尚書の張奉(ちょうほう)、顔面蒼白!宮殿から帰るやいなや、金銀財宝をまとめて息子と夜逃げしようとするんだけど、あっけなく城門で御用!

狐は必ず尻尾を出す!魏淵の狙い

高台で七安とお茶をすすりながら、張奉逮捕の報告を受けた魏淵はニヤリ。「狐はいつか尻尾を出すものだ。これで奴の焦りを利用して、本命の恒慧をおびき出せる」って。さすが魏淵パパジョン、策士だねぇ!

そして、戦いの火蓋が切られる…!

その頃、まさに魏淵の読み通り、尚書府の門前に恒慧が出現!こいつ、いきなり「吸星大法」みたいな技で三人の人間の精気を吸い取っちゃうんだから、もうやりたい放題!中庭に進むと、そこには司天監(してんかん)の四品陣師・楊千幻(ヤン・チェンファン)が張った陣が!恒慧は「たかが四品ごときに俺が止められるかよ!」とせせら笑うんだけど、そこへ姜金鑼(姜(ジャン)金鑼)や楊硯(ヤン・イェン)といった凄腕たちが集結!うおおお、これは激しい戦いになりそうだぞ…!ってところで、今回はおしまい!

つづく