あらすじ

許七安(シュー・チーアン)は長公主に事件の報告をする中で、鎮北王(ちんほくおう)に疑惑の目を向ける。長公主に才能を認められた許七安は彼女の配下となり、蔵書閣で「菩提珠」が気配を遮断する効果を持つことを知る。平陽(ヘイヨウ)郡主失踪の鍵を握ると考えられる臨安(リンアン)に話を聞くため、許七安は一芝居打って彼女の信頼を得る。臨安から、平陽(ピンヤン)郡主が青龍堂の恒慧(ホンフイ)と恋仲であり、賜婚を嫌って逃亡した過去を聞き出す。そんな中、皇宮の霊寵である小龍(しょうりゅう)が突如凶暴化し皇帝を襲う事件が発生。許七安は臨安を庇い、結果的に皇帝を救うが、事件解決の期限は15日のままとなる。

ネタバレ

今回も『大奉打更人』、目が離せない展開だったわね!主人公の許七安(シュー・チーアン)、またまた大変なことに巻き込まれちゃって、見てるこっちもハラハラしっぱなしよ!

さて、19話。許七安が得た手がかりを長公主(ちょうこうしゅ)に報告するんだけど、これがまた波乱の幕開け。色々な状況証拠を総合すると、なんとあの鎮北王(ちんほくおう)が怪しいんじゃないかって話になるのよ!これには長公主も「大胆な!」ってビックリ。まあ、許七安自身は鎮北王なんて存在すら知らなかったみたいだけど(笑)。でも、そんな許七安の機転と鋭さには長公主も感心しちゃったみたいで、「私の配下にならない?」なんてスカウトされちゃうの。

許七安も一瞬ためらうのよね。「いやいや、私、臨安(リンアン)様と親しいですし、長公主様のところに行ったら色々面倒なことになるんじゃ…」なんてモゴモゴ。でも長公主は「そんなの気にしないわよ」って感じで、結局、許七安は長公主の令牌を受け取ることに。これでまた一つ、大きな組織と関わることになっちゃったわね。

その後、長公主は許七安を蔵書閣へ連れて行ってくれるの。そこで色々な書物を調べていくうちに、なんと「菩提珠(ぼだいじゅ)」っていうアイテムが、人の気配を消す「望気の術」を無効化する効果があるってことが判明!ここで許七安、ピーンと来ちゃうのよ!「あれ?昔、誰かのために投壺(とうこ)をした時、そのお礼にもらったのが菩提珠じゃなかったっけ?しかも、その時、轎(かご)に乗ってたのって女性の声だったような…?え、女性が鎮北王とどう関係あるの?」って、頭の中が「?」でいっぱい。

さらに長公主からは衝撃の事実が。「平陽郡主(平陽(ピンヤン)郡主)がね、昔、望まない結婚を押し付けられそうになって、夜逃げしたのよ。その後、行方知れずで、司天監(してんかん)の人たちが望気の術を使っても見つけられなかったんだけど、これも菩提珠が関係してるのかもね」だって!

長公主の話を聞いて、許七安はピンとくるの。「臨安(リンアン)様って、平陽郡主と仲が良かったはず…これは臨安(リンアン)様に話を聞くしかない!」って。でもね、さっき長公主の配下になったばかりで、臨安とはちょっと気まずい雰囲気。案の定、臨安のところへ行っても門前払いよ。そこで許七安、一計を案じるの。炎天下の中、わざと倒れるフリ!「もう干からびちゃう~」って演技が功を奏したのか、臨安が慌てて屋敷に運び込ませて、介抱してくれるのよ。なんだかんだ言って優しいのよね、臨安様。

許七安も持ち前の口八丁手八丁で、あっという間に臨安のご機嫌取りに成功!二人の間のわだかまりも解けて、いよいよ平陽郡主失踪の真相に迫るわ。

臨安によると、宮中でも平陽郡主とは一番の仲良しだったみたい。御花園(ぎょかえん)で、平陽郡主の秘密を語り始めるの。なんでも、平陽郡主には青龍堂(せいりゅうどう)の恒慧(ホンフイ)っていう、それはもうラブラブな幼馴染がいたんですって!恒慧の話術も巧みで、平陽郡主は彼にメロメロ。そんな時に皇帝から縁談を命じられて、「こんな結婚いやー!」って、臨安にだけ別れを告げて姿を消しちゃったらしいの。

平陽郡主がいなくなってから、彼女のお父さんは政敵のせいで病死しちゃって、お母さんは毎日泣き暮らしてるんですって。許七安が訪ねてきた時も、平陽郡主の近況をしきりに尋ねてくるんだけど、臨安も本当は何も知らないの。でも、叔母さんを安心させるために、「平陽は元気にやってるわよ」って嘘をついてるんだとか…。切ないわね。

今回、また平陽郡主のことを聞かれて、臨安も姉の身を案じてる様子。でも許七安は「大丈夫、平陽郡主は気配を消せる法器を持ってるから」と励ますの。

場面は変わって、皇宮の裏庭。池には皇子たちのペットの小龍(しょうりゅう)がいるんだけど、これがまた一騒動起こすのよ!普段はおとなしくて、皇子たちを乗せて空を飛んだりするいい子なんだけど、最近どうも様子がおかしくて、池に引きこもってたの。それがこの日、急に池から頭を出して、水面をバシャバシャ!時には水鉄砲みたいに水を噴き出したりして、もう大暴れ!

この異変を聞きつけた皇帝が、魏淵(ウェイ・ユエン)たちを引き連れて池にやってくるの。魏淵(ウェイ・ユエン)は、許七安がさっき池のそばを通ったって聞いて、なんだか嫌な予感がしてるみたい…。

そしてその予感は的中!小龍は皇帝に従うフリをして空に舞い上がったかと思うと、油断した皇帝を空中でポイッ!幸い、護衛が間一髪で助けたけど、危なかったわー!自由になった小龍は、空中で誰かの気配を探し始めるの。そして…見つけちゃったのよ、許七安を!その時、許七安は臨安と御花園を散歩中で、小龍が一直線に突進してくるの!許七安、とっさに臨安をかばって盾になるんだけど…!

すぐに皇帝と護衛たちが駆けつけて、小龍は取り押さえられるんだけどね。臨安は「許七安が私をかばってくれたんです!どうか彼の死罪をお許しください!」って皇帝に必死でお願いするの。でも皇帝は、許七安の護衛の功績は認めて褒美は出すけど、事件解決の期限は15日のままっていう厳しいお達し。うーん、前途多難ね、許七安!

つづく