あらすじ
重要参考人の太康県令が牢獄で謎の死を遂げ、許七安(シュー・チーアン)は巫蠱師の関与を疑う。周赤雄(シュウセキユウ)逮捕のため雲州へ向かう準備を進める中、天行会の仲間である二号に協力を取り付ける。一方、魏淵(ウェイ・ユエン)との面会で、許七安は魏淵の深い配慮と事件の新たな手がかりを得る。そして皇宮で、自分が長公主の「面首」と噂されていることを知り、誤解を解こうとするが、そこで自分が臨安(リンアン)公主に騙され、本当の長公主が懐慶(ホワイチン)であったという衝撃の事実に直面する。
ネタバレ
まさかの密室殺人!?県令の死の謎
物語は、重要参考人である太康県の県令が、なんと牢獄の中で謎の死を遂げるという衝撃的なシーンからスタート! おいおい、厳重に管理されてるはずの牢獄でそんなことある!?って感じだよね。責任者の役人たちはもう真っ青。我らが許七安(シュー・チーアン)は冷静に、すぐに検視を指示するんだ。
監察医の采薇(サイウェイ)ちゃんが「望気」の術で調べてみると、なんと県令は眠っている間に殺されたっていうじゃないの! え、そんなのアリ? 許七安が検視官にこんな殺害方法に心当たりがあるか尋ねると、返ってきた答えは「巫蠱師(ふこし)」…! 李玉春(リー・ユーチュン)も、かつて雲州で多くの兵士が同じように傷もなく安らかな死に顔で、音もなく殺されたことを思い出すんだ。姿を見せない敵なんて、どうやって戦えばいいのさ!?って、こっちがハラハラしちゃうよね。許七安は、まずは周赤雄(シュウセキユウ)を捕まえることが先決だと判断して、雲州へ向かう準備を始めるんだ。
雲州への道と天行会の仲間たち
でも、雲州って土地勘もないし、盗賊も多い危険な場所。無策で行くのはさすがに無謀だよね。そこで許七安は、秘密の情報交換グループ「天行会」のチャットで雲州にいるメンバーに助けを求めるんだ。
すると、メンバーの一号が二号に周赤雄の調査を依頼するんだけど、二号は「一号は朝廷側の人間だから協力しない」とピシャリ! おっと、これは雲州側の人間かな? なかなか一筋縄ではいかないね。
でも、許七安は諦めない! 以前、二号から恒遠(ホンユエン)を助けてほしいと頼まれたことがあったのを思い出して、「あの時の借りを返すってことで、周赤雄の調査を手伝ってくれないか?」と持ちかけるんだ。これで貸し借りなしってわけ。二号もこれには「OK」と返事。さすが許七安、交渉上手!
魏淵(ウェイ・ユエン)の深謀遠慮と許七安の気づき
二号の調査を待つ間、許七安は魏淵(ウェイ・ユエン)に会いに行くんだ。以前、景帝に直接事件を報告した一件もあってか、今回は魏淵(ウェイ・ユエン)の部屋に入る手前3メートルで立ち止まって、恭しく敬礼。これまでの捜査状況を報告するんだ。なんだかちょっと殊勝になってる許七安が可愛い(笑)。
魏淵は、許七安が以前の腰斬刑の判決を根に持っていることを見抜いてるみたい。でも、それを気にするそぶりも見せず、許七安の報告を聞いた後、「周赤雄の背景を調べてみろ。ただの七品役人が、どうやって打更人の追跡をかわし、気配を消す法器を手に入れたのか。その法器は誰が渡したのかを探る必要がある」と的確なアドバイス。そして、長公主に聞いてみるよう促すんだ。
さらに! なんと魏淵は、すでに周赤雄の背景調査資料を用意していた! え、魏公、いつの間に!? 許七安は、魏淵がずっと陰ながら自分を助けてくれていたこと、そしてあの腰斬刑の判決の裏にも、彼を助けるための深慮があったことに気づくんだ。うぅ…魏公、あんたって人は…!(涙)
帰り道、魏淵は許七安に衝撃の事実を告げるんだ。「あの時、お前に腰斬刑を宣告したが、実はすでにお前を密かに逃がし、身分を隠して私の暗線として事件の捜査を続けさせるつもりだった」と。それを聞いて、許七安は「命さえ助かれば文句はないです!」と即答。でも、やっぱりこのまま黙って引き下がるつもりはないみたいで、「今回の事件解決には自信があります!」と強気な発言も。魏淵はそんな許七安を見て、「肝心な時には冷静さを失うなよ」と釘を刺しつつも、朝廷や打更人内部にはびこる悪習を一掃するには時間がかかると諭すんだ。深いなぁ、魏公の言葉は。
皇宮でのとんだ勘違い!俺が長公主の…!?
さて、許七安は初めて皇宮へ足を踏み入れるんだけど、そこで自分のとんでもない噂を耳にするんだ。なんと、「長公主の“面首”(愛人みたいなもの?)」って! えっ、ちょ、マジで!? 許七安は、これは臨安(リンアン)公主(りんあんこうしゅ)が自分を配下に引き入れるために流した噂なんじゃないかと勘違い。慌てて長公主に誤解を解きに行こうとするんだ。
その頃、東屋では懐慶(ホワイチン)と臨安(リンアン)、そして多くの皇子たちが詩会を開いていた。遠くに許七安の姿を見つけた臨安は、顔面蒼白! すぐに侍女に命じて許七安を追い返させようとするんだ。追い出された許七安は「???」状態。そりゃそうだよね。
でも、臨安のそわそわした様子を見た長公主(実は懐慶(ホワイチン)!)は、何か秘密があると感じたのか、再び許七安を呼び戻すよう命じるんだ。
そしてついに…! 許七安は自分が臨安にまんまと騙されていたこと、そしてこれまで自分が「長公主」だと思い込んでいた人物が、実は懐慶(ホワイチン)だったことに気づくんだ! うわー! やられたー! さっき臨安公主に忠誠を誓ったのは何だったんだ…って感じで、周りからはクスクス笑いが。でも、懐慶はそんなこと気にも留めず、冷静に事件の捜査状況を尋ねるのだった…。
つづく