まさかの主人公死亡！？衝撃と奇跡が交錯する『大奉打更人』24話！あらすじとネタバレ感想

あらすじ

任務中に何者かに襲われ命を落としたかに見えた許七安(シュー・チーアン)。彼の死は魏淵(ウェイ・ユエン)や許家に大きな衝撃を与えるが、葬儀の最中、金蓮(ジンリエン)法師の術によって奇跡的に蘇生する。魏淵は襲撃者が巫神教(ふしんきょう)の霊慧師であると推察し、許七安の生還は司天鑑の薬によるものと公表するよう指示。一方、許七安の友人たちは仇討ちのため雲州へ向かい、許七安は彼らを呼び戻そうとする。そして、采薇(サイウェイ)から受け取った薬により、許七安は襲撃された日の記憶を取り戻し始めるのだった。

ネタバレ

混沌の襲撃、そして許七安(シュー・チーアン)、死す…？

任務中の許七安(シュー・チーアン)のそばに、いきなり現れた混沌の気。次の瞬間、大量の瘴気が体に流れ込んできて、もう身動き取れない！朦朧とする意識の中、許七安が見たのは兵部の朱陽(しゅよう)っぽい顔。なんで朱陽が俺の命を？って思う間もなく、なすすべなくやられちまうんだ。

仲間が駆けつけた時には、許七安は顔から血を流し、全身傷だらけでピクリとも動かない。…息、してない。嘘だろ、許七安！

この突然の訃報に、魏淵(ウェイ・ユエン)様も許家も悲しみに打ちひしがれる。魏淵(ウェイ・ユエン)様は皇帝に、許七安に侯爵の位を追贈してほしいって願い出るんだけど、例の税銀事件で許七安を逆恨みしてる大臣たちが「身分が低い！」とか言って猛反対。

これには温厚な魏淵(ウェイ・ユエン)様もブチギレ！反対した奴らに平手打ちを食らわすなんて、朝廷で初めて見せる荒ぶりっぷりだ。皇帝も、殴られた大臣たちを見て思わず笑っちまってるし。結局、魏淵様の「国のために死んだんだぞ！追贈くらいなんだってんだ！」っていう気迫に押されて、皇帝も許可。でも、一番頼りにしてた右腕を殺されて、魏淵様の怒りは頂点に。近いうちに自ら兵を率いて巫神教を討つって決意するんだから、こりゃ大変なことになるぞ…。

許家はもう、悲しみのどん底。許平志(シュー・ピンジー)叔父さんは、許七安の位牌を抱いて涙が止まらない。せっかく許七安のおかげで新しい大きな家に引っ越せたのに、本人はその幸せを味わうことなく逝っちまうなんて…。いつもは口うるさい叔母さんだって、さすがに目を真っ赤にしてる。

涙の葬儀、そしてまさかの…猫！？

そして、お葬式の日。小柔(シャオロウ)ちゃんや采薇(サイウェイ)ちゃんも弔問に来てくれてる。許平志(シュー・ピンジー)叔父さんが悲しみに耐えながら棺の蓋を閉めようとした、その時だ！

どこからともなく現れたオレンジ色のデカい猫が、棺に猛ダッシュ！「こらー！」ってみんなで猫を追い払おうとするんだけど、この猫、実は天缔会の金蓮(ジンリエン)法師(きんれんほうし)が化けた姿だったんだ！許七安が死んだって聞いて、すっ飛んできてくれたらしい。で、よーく見たら、許七安の体内にまだ一筋の元気が残ってるのを発見！すかさず法術で許七安を叩き起こす！

「うそ…棺の蓋が開いたぞ！」「死体が動き出したー！」

参列者はパニック！許平志(シュー・ピンジー)叔父さんが恐る恐る近づくと、棺からゆっくりと手が伸びてきて…傷だらけの許七安の顔が！采薇ちゃんがすぐさま望気の術で確認すると、間違いなく本物の許七安！死んだはずの許七安が生きてる！ってんで、みんなビックリ仰天、そして大喜びだ。

生還の謎と魏淵の推察

一方、地図を睨んで巫神教討伐の策を練っていた魏淵様。小柔ちゃんから「許七安が生きてました！」って報告を聞いて、あの冷静沈着な魏淵様が、なんと涙ぐむほど喜んでる！

湯船に浸かりながら、襲われた時の夢うつつな幻覚を思い出そうとする許七安だけど、どうにもハッキリしない。まるで襲われた日の記憶だけがスッポリ抜け落ちてるみたいだ。

身を清めて魏淵様に会いに行くと、魏淵様は許七安の肩に手を置いて、心から嬉しそう。あの日のことを聞かれた許七安が「朱陽にやられたんじゃ…」って言うと、魏淵様は首を横に振る。朱陽は今、兵部に寝返って、打更人内部の汚職を皇帝に告発してる真っ最中で、そんな暇はないはずだと。

魏淵様は、これは巫神教の霊慧師の仕業で、許七安が見たのは心の中で一番恐れているものだろうって言うんだ。でも、霊慧師は本気で許七安を殺すつもりはなかったんじゃないか、とも。じゃなきゃ、許七安の腕じゃ勝ち目はないはずだから、と。世間じゃ「死んだはずの許七安が生き返った！」って大騒ぎになってるから、魏淵様は「司天鑑の脱胎丸を飲んだおかげってことにしとけ」って指示する。