あらすじ

許七安(シュー・チーアン)は周赤雄(シュウセキユウ)を朝廷で尋問し、黒幕が礼部尚書の李玉郎であることを暴く。皇帝は再調査を命じ、刑部尚書が担当することになるが、許七安は刑部尚書と李玉郎の癒着を疑う。朝議後、許七安は刑部尚書を詩でやり込め、魏淵(ウェイ・ユエン)の面目を保つ。その後、許七安は平陽(ヘイヨウ)郡主のことで落ち込む臨安(リンアン)を慰め、二人の仲は深まるが、臨安は平陽の遺志を継ぐため旅に出てしまう。3ヶ月後、許七安は税銀輸送任務中に賊を討伐し、その強さを見せつける。

ネタバレ

真実を語れ!周赤雄、ついに陥落!

まず冒頭、我らが許七安(シュー・チーアン)が、例の頑固者・周赤雄(シュウセキユウ)を朝廷に引きずり出すシーンからスタートだ。こいつがまた役者でさ、皇帝陛下の前でひざまずくなり、涙ながらに悲劇のヒーローを演じやがるんだ。だがしかし!我らが許七安はそんな茶番に付き合っちゃいねえ。司天監の術士に「望気術」を使わせ、さらに符呪を一枚燃やすと…あら不思議!周赤雄の口から出るわ出るわ、衝撃の事実が!

なんと、この一連の事件の黒幕は、まさかの礼部尚書・李玉郎(りぎょくろう)だったんだよ! これには李玉郎本人も真っ青、ガクブル状態だ。司天監のお墨付きで周赤雄の証言が真実だと確定すると、皇帝陛下は激おこプンプン丸!「徹底的に再調査じゃー!」と号令を下すわけだ。

ここで魏淵(ウェイ・ユエン)の旦那が「私がやりましょう」と名乗りを上げるんだけど、すかさず刑部尚書も「陛下のためなら!」としゃしゃり出てくる。許七安はピーンと来たね。「あ、こいつらグルだわ」と。刑部尚書の中には李玉郎の仲間がたくさんいることを、許七安は見抜いてたんだ。でも魏淵(ウェイ・ユエン)の旦那は慌てない。許七安も余計なことは言わない。結局、皇帝陛下は刑部尚書にこの件を任せることにしちまった。うーん、大丈夫かよ!?

許七安の機転!刑部尚書を詩でKO!

朝議が終わると、案の定、刑部尚書が魏淵(ウェイ・ユエン)の旦那に「刑部をなめんなよ?」的な嫌味をタラタラ。ここで黙っちゃいられないのが許七安だ!「いやー、刑部尚書様、巷じゃあなたの仕事っぷりが天才的だって評判ですよ!今日はそんなあなたに詩をプレゼントしちゃいます!」なんて言って、あの蘇軾(そしょく)の名詩「人皆養子望聰明、我被聰明誤一生(人は皆、我が子に賢明であれと願うが、私は賢明さゆえに一生を誤った)」を詠み上げやがった!

これには周りの役人たちも思わず苦笑い。刑部尚書の顔は真っ白けだぜ。「無礼者!」って罰しようとするんだけど、そこは魏淵の旦那がバックにいるからな。許七安、見事に一本取りやがった!スカッとしたぜ!

許七安と臨安(リンアン)、急接近!?切ない想いとまさかの…

さて、お仕事が終わった許七安は、臨安(リンアン)のお見舞いへ。平陽(ヘイヨウ)郡主(へいようぐんしゅ)の一件で、臨安(リンアン)はすっかり痩せちまってたんだ。許七安は彼女を気晴らしに外へ連れ出す。そこで打ち上げられる綺麗な花火。臨安は、昔、平陽(ヘイヨウ)郡主と一緒に見た花火を思い出して、「平陽は、どこか別の場所へ行っただけなのよね…?」と許七安に問いかける。許七安は優しく頷く。そう、あの状況では、自由を愛した平陽(ピンヤン)郡主にとって、逃げることだけが唯一の選択肢だったんだよな…。

宮中で育った臨安は、自由にならないことの辛さをよく知ってる。かつて平陽に「妃になるなんて、多くの女子の夢じゃない?」と尋ねたこともあった。でも平陽は「自由がいい。蝶や青空のように」と答えたそうだ。切ない話だぜ…。

許七安は臨安に、女性が自由に生き方を選べる、もし好きな人に出会えなければ一人で気高く生きる、そんな別の世界のことを語って聞かせる。今の世の中に少し失望しながらも、臨安は「それでも私はこの時代を選ぶわ。だって、ここには愛してくれる友達も、母妃も父皇もいるもの。それに…あなたも」なんて言うんだ。そして、なんと!臨安から許七安に、まさかのキス!「あなたとは、ただの友達じゃ嫌なの」だってよ!おいおい、こりゃあ春が来たんじゃないか!?

許家、大出世!金鑼も訪れる大フィーバー!

皇帝陛下から許七安に金千両の褒美が出たもんだから、叔母さんは早速デカい家を購入!今や京城でもちょっとした有名人になった許七安のもとには、お祝いの品を持った人々がひっきりなしに訪れて、まさに門前市をなす状態だ。尚書様のお歴々の奥方まで、許七安の叔母さんに挨拶に来る始末。

それだけじゃないぜ!なんと、あの打更人のトップ、金鑼(きんら)の楊硯(ヤン・イェン)までがお祝いに駆けつけたんだ!金鑼が直々に許家を祝うなんて、みんなビックリ仰天!楊硯(ヤン・イェン)が身にまとう金ピカの鎧の眩しいこと!これで許家も一気に面目を施し、ご近所さんたちの前で大威張りってもんよ!

臨安の旅立ちと、許七安の新たな任務

幸せムードも束の間、許七安が再び臨安を訪ねると、侍女から一通の手紙を渡される。なんと臨安は「平陽の遺志を継いで、この広い世界を見てくる」と書き置きを残して、旅に出ちまったんだ。どこへ行ったかは誰も知らない。でも、彼女が無事だと分かっただけでも、許七安は少し安心したみたいだ。帰りを待つしかねえな。

そして3ヶ月後。元宝(昔のお金)を輸送する一団が雲州で襲われる事件が発生。しかし、この輸送部隊を率いていたのが、我らが許七安だったから、さあ大変!許七安の一刀流が炸裂し、あっという間に賊を全員捕縛!まさに無敵の強さだぜ。そして、きっちり税銀を国庫に送り届けたってわけだ。

つづく