あらすじ

悪夢にうなされた許七安(シュー・チーアン)は、謎の僧侶・神殊と出会い、その力を得る代わりに体内に宿すことになる。秘密を抱えたまま、許七安は魏淵(ウェイ・ユエン)に幻の背後を尋ねるもはぐらかされる。一方、許七安の殉職を信じ帰郷した弟・許新年(シュー・シンニエン)と感動の再会を果たす。そんな中、李妙真(リー・ミャオジェン)が京城に現れ、許七安に「血屠三千里」という謎の言葉を残して死んだ男の事件解決を依頼する。新たな事件の予感が漂う中、物語は次なる展開へ。

ネタバレ

悪夢からの目覚め、そして謎の僧侶との出会い

深夜、またしても悪夢にうなされる許七安(シュー・チーアン)。なんかね、黒いモヤモヤに深い穴に突き落とされて、身動きが取れなくなるっていう、もう最悪な夢。パッと目が覚めて、水を飲もうとしたら、なんとコップの水の中にもあの黒いモヤモヤが!え、なにこれ、呪われてるの!?ってパニックになるよね。

そしたら、ふっと意識が飛んで、気づいたら目の前には穏やか~な顔したお坊さんが。どっかで見たことあるような、ないような…?許七安(シュー・チーアン)が「どなたです?」って聞いても、お坊さん、「わしも自分のことようわからんのじゃ。ただ、ある人にここに連れてこられてのう。あんたの体で、この失くした腕を育ててほしいんじゃ」とか言い出すの!

いやいやいや、人の体で腕育てるって、どういうこと!?許七安も「誰かの容器になるなんてお断りだ!」って当然キレるんだけど、このお坊さん、「わしは神殊(しんしゅ)と申す。法力はめっちゃ高いからの。あんたの体に宿っても、傷つけたりはせん。むしろ、受け入れてくれたら、あんた、金鑼(きんら:高位の役人)の中でも最強になれるで」とか甘い言葉で誘惑してくるわけ。

うーん、自分にデメリットないどころか、むしろパワーアップできる…?ってことで、許七安くん、まさかのOKしちゃった!おいおい、大丈夫かー!?

秘密の同居生活スタート?

かくして、神殊は許七安の体の中にイン!でもさ、これってつまり、許七安が考えてること、神殊には全部筒抜けってことだよね?なんか変なもん注入されたんじゃないかって疑心暗鬼になった許七安は、魏淵(ウェイ・ユエン)様か司天監の監正に相談しようとするんだけど、体の中の神殊から「秘密にしとけ」って釘を刺されちゃって、ぐっと言葉を飲み込むのでした。うーん、この神殊ってやつ、一体何者なんだろうね?

その後、魏淵(ウェイ・ユエン)様に会った許七安。前に幻の中で見た、魏淵(ウェイ・ユエン)様の後ろにいた謎の影について聞こうとしたんだけど、魏淵様ったら、口が堅いのなんのって!全然教えてくれない。しょんぼりしながら魏淵様のお屋敷を出たら、なんとまたしても巾着をゲット!しかも中には大金が!許七安くん、最近ツイてるのか、それとも何か裏があるのか…?

許家の感動の再会!

一方、許七安のお父さん、許平志(シュー・ピンジー)は、落とし物の巾着を探す手伝いを命じられて、偶然にも昔住んでた家の近くへ。そしたら家の中からすすり泣く声が…。泥棒か!?って刀を抜いて飛び込んだら、そこにいたのはなんと息子の許新年(シュー・シンニエン)!

実は、許家が新しい家に引っ越したこと、許新年(シュー・シンニエン)にまだ伝えてなかったんだって。おいおい、大事なこと伝え忘れてるよー!許新年(シュー・シンニエン)は、許七安が殉職したっていう噂を聞いて、白鹿書院から慌てて飛んで帰ってきたらしい。旅費もなくて、道中ひもじい思いをして、やっとのことで実家にたどり着いたんだね…(涙)。

そこに、ピンピンしてる許七安が登場!許新年、そりゃもう号泣だよね!「兄さんが生きててよかった…!」って。家族みんなでしばし感動の再会。許新年が自分の部屋で休むって言い出した時、許平志(シュー・ピンジー)はハッとするの。「ヤバい!許七安のことで頭がいっぱいで、許新年の部屋、片付けてなかった!」って。

普通なら「なんだよー!」って怒るところだけど、許新年くん、全然気にしてないの。むしろ、許七安のことうるうるした目で見つめて、「兄さんが家にいてくれるだけで、本当に嬉しいよ」だって。なんていい子なんだ…!許家の絆、最高かよ!

李妙真(リー・ミャオジェン)、京城へ!そして新たな事件の予感…

場面は変わって、李妙真(リー・ミャオジェン)がついに魅女(みりょ)を連れて京城に到着!この魅女、いきなり許七安に色仕掛けを使ってきたんだけど、我らが許七安、そんな手には乗らないぜ!逆に、李妙真(リー・ミャオジェン)に関する情報を聞き出しちゃうあたり、さすがだよね。

李妙真が京城に来た目的は、許七安に事件の捜査を手伝ってもらうことだったの。そう言って、彼女はある記憶を許七安に見せるんだけど…。

彼女たちが道中通りかかった寂れた山で、瀕死の重傷を負った男を発見。その男は弓の名手で、死ぬ間際に「血屠三千里(けっとさんぜんり)」っていう不気味な言葉を残したんだって。え、なにそれ、怖い!鎮北王(ちんほくおう)が謀反でも企んでるの!?一体何が起きてるのか、李妙真にもさっぱりわからない。だから、この謎を許七安に解き明かしてほしいってわけ。

うわー、またまた新たな謎が出てきちゃったよ!許七安、今度はどんな事件に巻き込まれていくんだろう?そして、体の中の神殊は、この事件にどう関わってくるのか…!?

つづく