あらすじ
許七安(シュー・チーアン)が持ち込んだ「血屠三千里」という衝撃的な情報により、朝廷は揺れ、北境への調査団派遣が決定する。一方、許府では、天地会のメンバーと勘違いされた許新年(シュー・シンニエン)が、訪ねてきた李妙真(リー・ミャオジェン)によってとんだ災難に見舞われる。李妙真の真の目的は、行方不明の蘇蘇の父親探しであり、許七安はその協力を約束する。魏淵(ウェイ・ユエン)の助言により、事件解決の鍵を握るかもしれないのは意外にも許新年だった。そんな中、臨安(リンアン)は許七安への想いを募らせながら帰路を急ぐ。許新年は吏部の友人に接触を試みるが…。様々な思惑が交錯する中、物語は新たな局面へ!
ネタバレ
事の発端は、許七安(シュー・チーアン)が耳にした「血屠三千里」っていう、とんでもない事件。これがもし鎮北王(ちんほくおう)の謀反だとしたら、国を揺るがす大事件だよ! 許七安は慌てて魏淵(ウェイ・ユエン)に報告。魏淵(ウェイ・ユエン)もさすがにこれはヤバいと判断して、なんと犯人を連れて直接皇帝に直訴しに行くんだから、その行動力には脱帽だよね。
朝廷では、鎮北への大量の兵糧輸送に反対の声が続出。「国庫にそんな余裕はない!」ってね。まあ、気持ちはわかるけど、見殺しにはできないでしょって思うよね。中には、皇帝に正確な軍情報告がバレるのを恐れて、「北境はただのコソ泥騒ぎですよ~」なんて嘘八百を並べる輩もいる始末。魏淵(ウェイ・ユエン)が「血屠」という言葉を口にした途端、さすがの皇帝も顔面蒼白! すぐに司天監を呼んで、魏淵が連れてきた証人を調査させるんだけど、気を見るだけじゃ安心できないってことで、結局、調査団を北境に派遣することになったんだ。
一方、その頃、許府ではとんでもない騒動が起きてたんだ! 李妙真(リー・ミャオジェン)が訪ねてきて、許新年(シュー・シンニエン)が家にいると聞くやいなや、「あんたが天諦会のメンバーね!」って勘違い。新年は風呂に入ってたんだけど、そんなのお構いなし! 雷厉風行(らいれいふうこう:行動が素早く大胆なこと)な女傑・李妙真(リー・ミャオジェン)と、雲麓書院のカタブツ書生・許新年(シュー・シンニエン)じゃ、そりゃあ話が噛み合うわけないよね。新年は突然のことにパニックで助けを求めるんだけど、李妙真(リー・ミャオジェン)は質問攻め。新年が何も知らないことにイラついた李妙真、なんと新年を窓から放り出しちゃったんだから、もうメチャクチャ!
許七安が家に帰ってくると、叔父さんと妹がこっそり覗き見してる。何事かと思って自分も覗いてみたら…なんと、弟の新年が窓から蹴り出されて、お尻丸出しで庭でブルブル震えてるじゃないの! 李妙真の姿を見て、許七安は「あー、これは俺のせいだ…弟よ、すまん!」って秒で理解したみたい(笑)。
李妙真が京城に来たのは、実は吏部の蘇蘇(そそ)のお父さんを探すためだったんだ。何年も前に蘇蘇のお父さんは京城に来たきり行方不明で、蘇蘇は父親の行方をずっと心配してるんだって。以前、許七安が李妙真に助けを求めた時、彼女の事件解決を手伝うって約束してたから、今回はその「等価交換」ってわけだね。
魏淵は、李妙真が京城にいるのはマズいと思ってるみたいで、許七安に早く追い出すように言うんだけど、許七安が李妙真の目的を話すと、意外な人物を推薦するんだ。それがなんと、許新年(シュー・シンニエン)!
庭に放り出されて気絶した新年は、父親の許平志(シュー・ピンジー)にお尻丸出しのまま医館へ運ばれる羽目に。しかも、その格好で二つの路地を練り歩いたって聞いて、もうプライドズタズタ。すっかり引きこもっちゃったみたい。かわいそうに…。
許七安は半信半疑だったけど、魏淵が言うことには間違いがないってことで、弟の新年にお願いしに行くんだ。兄の必死の頼みに、新年も誰か心当たりがあるのか、試してみるって言ってくれたよ。兄弟愛だねぇ(涙)。
その頃、臨安(リンアン)は貴妃の見送りの帰り道。本当なら2週間で帰れるはずが、道を間違えて半月も余計にかかっちゃったみたい。長公主が秘密裏に手配した護衛は、姿を現すなと言われてたけど、臨安(リンアン)が危険に遭遇したのを見て、商隊を装って許七安(あれ?ここは臨安(リンアン)の間違いかな?原文ママだけど、文脈的に臨安だよね)を護送することに。船の上で、臨安はずっと許七安のことを思い出して、楽しかった記憶が蘇ってきて、船頭さんに「もっと早く!」って急かしてたんだって。健気だねぇ。
許新年は吏部の友人と連絡を取るために、孔明灯をたくさん上げて暗号を送ったんだ。翌日、許七安と一緒に待ち合わせ場所に行ったんだけど、待てど暮らせど誰も来ない…。許七安は「すっぽかされたな」って思ったみたいだけど、果たして…?
つづく