鳳印盗難と連続放火事件の捜査は新たな局面を迎える。狄仁傑(てき じんけつ)は、一連の事件の裏に隠された繋がりを見出し、真相へと迫っていく。しかし、彼の前には朝廷内の強大な権力者が立ちはだかる。限られた時間と少ない手がかりの中、狄仁傑は自らの危険を顧みない大胆な策に打って出る。果たして彼は、見えざる敵の正体を暴き、都に渦巻く陰謀を阻止できるのか。

「大唐狄公案 神探、王朝の謎を斬る」あらすじネタバレ3話

いやはや、今回も手に汗握る展開でしたね!ドラマ『大唐狄公案』第3話、鳳印盗難事件の謎を追う我らが名探偵・狄仁傑(てき じんけつ)が、ついに事件の核心へと迫ります。しかし、その先に待ち受けていたのは、想像を絶する巨大な権力という分厚い壁…!

さあ、今回も早速、ハラハラドキドキの展開を振り返っていきましょう!

■ついに繋がった点と線!事件の裏に潜む反逆者の影

前回、怪しいとにらんだ郊外の蚕小屋と芸妓のいた鞠水楼(きくすいろう)の火事が、実は繋がっていると推理した狄仁傑(てき じんけつ)。運命の5日目、彼は相棒の喬泰(きょうたい)(きょうたい)(きょうたい)、馬栄(ば・えい)と共に役人のフリをして役所に忍び込みます。

ここで馬栄(ば・えい)が字が読めないという、ちょっとお茶目な一面を見せつつも(笑)、喬泰(きょうたい)(きょうたい)のファインプレーで重要な記録を発見!なんと、蚕小屋で焼死体で見つかった4人組が、皇帝直属の精鋭部隊「御林軍」の兵士だったことが判明します。やっぱり狄仁傑(てき じんけつ)の読み通り、彼らは誰かの命令で動いた挙句、口封じのために殺されたってわけですね。

さらに狄仁傑は捜査の手を緩めません。市場で聞き込みを行い、現場に残された徽章の正体を探ります。すると、ある西域の商人から驚きの証言が!その徽章は、かつて反乱を起こした将軍・康懐恩(こう かいおん)が率いた伝説の部隊「玄甲軍」のものだというのです。

そして、ここで奇跡が起こります!役所から戻った喬泰が、偶然持ち帰った書類の中に「康執宜(こう しつぎ)」という名の役人の記録を発見。その父親の名を見て、一同は凍りつきます。そこには「康懐恩」の名が…!

そう、武則天(ぶそくてん)・武則天(ぶそくてん)の護衛である康執宜こそが、国を裏切った反逆者の息子だったのです!ここで一気に点と線が繋がり、事件の全貌がうっすらと見えてきました。いやー、この瞬間の鳥肌、半端なかったです!

■立ちはだかる巨大な壁!黒幕は朝廷を牛耳る大物か?

全てのピースが揃った狄仁傑は、すぐさま上司である魏無疾(ぎ むしつ)のもとへ駆けつけ、自身の推理を披露します。

「一連の事件の犯人は康執宜です。彼は父の汚名をすすぐため、あるいは誰かにそそのかされ、鳳印を盗み、偽の勅書で御林軍を動かした。そして、その裏で糸を引いているのは、武則天(ぶそくてん)を失脚させたい反武則天派の筆頭、長孫太尉(ちょうそん たいい)に違いありません!」

かつて一族もろとも罰せられるはずだった康執宜を庇い、宮中に取り立てたのが、何を隠そう長孫太尉その人だったのです。狄仁傑は、長孫太尉が康執宜を駒として使い、武則天を陥れるための壮大な計画を実行させたと看破します。

しかし、現実はそんなに甘くありません。魏無疾(ぎ むしつ)は「証拠はどこにある?それはお前の推測に過ぎん」と一蹴。相手は朝廷を牛耳り、多くの貴族を従える長孫太尉。生半可なことでは、その地位を揺るがすことなど到底できないのです。

まるで長安の空を覆い尽くす巨大な木のような長孫太尉の権力を前に、さすがの狄仁傑も絶望の淵へ…。仲間たちとの酒の席では「もう長安を離れろ」と弱音を吐いてしまう始末。

ですが、ここで仲間たちが黙っていません!特に狄仁傑の幼馴染である洪亮(こうりょう)(こうりょう)(こうりょう)(こうりょう)の「あんたの心に従って、思う存分やってみなさいよ!」という力強い言葉が、彼の心に再び火を灯すのでした。仲間との絆、熱いですね!

■起死回生の一手!「天火は人災だ」と民衆の前で大見得を切る!

そして運命の6日目。長孫太尉は「武則天の不徳のせいで天から怒りの火が降ったのだ!」と民衆の前で大々的にアピールし、支持を集めていました。

その時です!群衆の中から我らが狄仁傑が颯爽と登場!そして、長孫太尉と、その様子を楼閣から見下ろす康執宜に向かって、こう言い放ちます。

「天火は少なくともあと5回は起きるだろう!最初の3回は桐の木、芸妓一座、そして蚕農を焼いた。次なる天火は、武則天さまの功績の証である『姓氏録』を焼き尽くすはずだ!もし本当にそうなれば天災だが、もし燃えなければ…それは人災だ!」

しびれましたねー!これはもう、犯人への大胆不敵な宣戦布告です。「お前たちの仕業だってことはお見通しだ。さあ、できるもんならやってみろ!」と、自らの命を賭けて挑発したのです。

さあ、この命がけの罠に犯人は食いつくのか!?固唾をのんで見守る中、とんでもないアクシデントが発生!計画を実行しようとする狄仁傑の乗る馬が突然暴走!鐙(あぶみ)には何者かによって細工がされており、狄仁傑は絶体絶命の大ピンチに…!

『大唐狄公案 神探、王朝の謎を斬る』第3話の感想

第3話では、点と点でしかなかった事件が繋がり、物語が大きく動きました。狄仁傑が死んだ兵士たちの正体を探り当てる場面は緊迫感があり、そこから康執宜の衝撃的な出自が判明する展開は圧巻です。証拠がない中で、長孫太尉という強大な権力者にどう立ち向かうのか、狄仁傑の知略と覚悟が見どころでした。彼が民衆の前で仕掛けた大胆不敵な罠が、今後の展開にどう影響するのか非常に注目されます。

つづく