東宮に忍び込んだ梅玉扇(中身は小豆子(しょうず))は、仕掛けにかかり南宮曜(なんきゅう・よう)に助けられる。治療のため呼ばれた太傅や、心配して駆けつけた小豆子(しょうず)、そして小豆子(しょうず)の正体に迫る星釈(せいしゃく)など、様々な人物の思惑が交錯する。追い詰められた梅玉扇(ばい・ぎょくせん)は、ついに南宮曜に体が入れ替わった秘密を告白。一方、星釈は小豆子(しょうず)に彼女が月影公主(げつえいこうしゅ)であるとの推論を伝える。そんな中、小豆子(しょうず)の養父たちにも危険が迫っていた。

「怪盗ときどきプリンセス」あらすじネタバレ10話

東宮潜入で大ピンチ!梅玉扇(ばい・ぎょくせん)、絶体絶命!?

前回、月霊珠(げつれいじゅ)を探すために東宮に忍び込んだ梅玉扇(中身は小豆子(しょうず))。今回はいきなり大ピンチからのスタートだったね! 宮女に変装して太子・南宮曜(なんきゅう・よう)の部屋に潜入したものの、お目当ての月霊珠は見つからず…。焦って部屋を物色中に、なんと部屋の仕掛けを作動させちゃったの!無数の矢が梅玉扇(ばい・ぎょくせん)めがけて飛んできて、思わず「助けてー!」って叫んじゃうんだけど、この声を聞きつけたのが、なんと南宮曜(なんきゅう・よう)本人!

ちょうど扉の外で太監の訴えを聞いていた南宮曜、梅玉扇(ばい・ぎょくせん)の叫び声に気づいて部屋に飛び込んできて、柱にしがみついてる梅玉扇を間一髪で助け出すの!きゃー!少女漫画みたいな展開!でも、梅玉扇はすっかり怯えちゃってて…。南宮曜はすぐに太傅(たいふ)を呼ぶように命じるんだけど、その時に「梅玉扇が東宮に忍び込んだことは秘密にしろ」って釘を刺すあたり、やっぱり優しいよね!

名医?それとも…?太傅の意外な一面と小豆子(しょうず)の機転

深夜に叩き起こされて東宮にやってきた太傅。最初はブツブツ文句を言ってたけど(笑)、そこへ梅玉扇を心配してやってきた小豆子(しょうず)が登場。太傅に梅玉扇の取りなしを頼むんだけど、その態度が誠実で言葉遣いも丁寧だったから、太傅も小豆子のことを見直しちゃったみたい。こういうところで人間性って出るよね~。

一方、東宮を巡回していた星釈(せいしゃく)は、門の外で待っている小豆子(しょうず)に気づいて、「最近どうしてる?」なんて声をかけるの。小豆子はどう答えていいか分からず、宮女の手伝いをしてごまかすんだけど、この星釈、何か気づいてるっぽい…?

太傅が薬を煎じてくれて、梅玉扇(ばい・ぎょくせん)はすぐに意識を取り戻すんだけど、目覚めるなり太傅が焼いてたイナゴを奪い取って食べちゃうあたり、さすが肝が据わってるというか、食いしん坊というか(笑)。でも、そのおかげで太傅もすっかり打ち解けて、学堂での厳格な姿はどこへやら。梅玉扇(ばい・ぎょくせん)が語る民間の美味しいものの話に、興味津々で耳を傾けてたのが印象的だったな。

小豆子(しょうず)は梅玉扇(ばい・ぎょくせん)を閨秀房(けいしゅうぼう)に連れ帰ろうとするんだけど、南宮曜は「まだ意識がはっきりしないから無理だ」って引き止めるの。それに、東宮に忍び込んだことがバレたら大騒ぎになるって。そして、南宮曜は小豆子(しょうず)に「鑑宝大会の頃から梅玉扇がまるで別人のようだ」って疑問をぶつけるんだけど、小豆子はしどろもどろ。そこへ、梅玉扇(ばい・ぎょくせん)が突然広間に現れて、小豆子(しょうず)に「今夜は東宮に泊まる」って合図するの。一体どういうこと!?

星釈の確信と悲しい過去…小豆子(しょうず)はやっぱり…!

この南宮曜と小豆子(しょうず)の会話を、星釈がこっそり盗み聞きしてたの! 南宮曜も何か感づいてるって察した星釈は、小豆子(しょうず)こそが月影公主(げつえいこうしゅ)だとますます確信するんだよね。

星釈には、どうやら辛い過去があるみたい。昔、父親が星釈に幼い公主(=月影公主)を託して逃がすために、命を犠牲にして時間を稼いだんだって…。星釈が公主を鏢局(ひょうきょく)の箱に隠して戻った時には、お父さんはもう虫の息で、「必ず公主を守れ」と言い遺して亡くなったらしいの。星釈はずっとその遺言を胸に生きてきたんだね…。ようやく父親の願いを果たせる時が来た、って感じてるみたい。切ない…。

ついに秘密がバレる!?南宮曜への衝撃の告白!

夜になって、小豆子(しょうず)が寝静まったのを見計らって、梅玉扇(ばい・ぎょくせん)はまたまた南宮曜の寝室へ!懲りないな~(笑)。月霊珠を探して部屋中を物色したけど見つからなくて、最終手段とばかりに、なんと眠っている南宮曜の懐を探り始めるの!大胆すぎる!

当然、南宮曜はすぐに目を覚まして、梅玉扇(ばい・ぎょくせん)をベッドに押さえつけちゃう!きゃー!またまた急展開!追い詰められた梅玉扇(ばい・ぎょくせん)は、ついに「体が入れ替わった」ってことを白状するの!

最初は信じない南宮曜だったけど、梅玉扇(ばい・ぎょくせん)が目の前で「隔空取物(かくうしゅもつ)」(遠くの物を手元に引き寄せる術かな?)を実演して、香袋(こうぶくろ)を手に取ってみせると、ようやく事態を理解。目の前にいる梅玉扇が、実は街の女賊・小豆子だったってことを知るんだよね。いやー、ついにバレちゃったかー!南宮曜、どんな反応するんだろう!?

一方、星釈は一人でいた小豆子(しょうず)に近づいて、あれこれと心配するそぶりを見せるんだけど、小豆子(しょうず)は星釈が何か企んでるんじゃないかって疑って、背後からこっそり彼を気絶させて縛り上げちゃうの!えええ!?お姫様、意外とワイルド!

再び意識を取り戻した星釈は、小豆子(しょうず)に自分の推論…つまり、彼女が月影公主だっていうことを伝えるんだけど、小豆子(しょうず)は「二度とその話はしないで」って釘を刺すの。うーん、やっぱり何か複雑な事情がありそう。

入れ替わった二人の想いと、養父たちの危機

翌日、梅玉扇(ばい・ぎょくせん)は小豆子(しょうず)に「実の母親の顔を覚えてる?」って尋ねるの。二人の秘密が少しずつ周りに知られ始めて、お互いのことをもっと深く知ろうとしてるのかな。小豆子(しょうず)は、自分は小さい頃に実の親に捨てられたから母親の顔なんて覚えてないって答えるの。それよりも、三人の養父たちのことが心配なんだって。優しいね。

梅玉扇(ばい・ぎょくせん)は、将来もし二人の体が元に戻ったら、自分が小豆子(しょうず)を守るって約束するの。もし小豆子(しょうず)が丞相府に来たいなら、自分の両親にも優しくするように言うって。なんだかんだ言って、二人の間には友情が芽生えてるみたいで、ちょっとジーンとしちゃった。

その頃、小豆子(しょうず)の三人の養父たちは、小豆子に会うために被災者に紛れ込もうとしてたんだけど、なかなかチャンスが見つからないみたい。それで、夜中にこっそり抜け出す相談をしてたんだけど、その会話を運悪く見張りの一人に聞かれちゃったの!この見張り、なんと管事(かんじ)に報告しちゃって、その管事っていうのが柳秦元(りゅうしんげん)の腹心なんだって!衆済院(しゅうさいいん)の一件で柳秦元の部下が巻き込まれたから、この管事は偽の被災者騒ぎを利用して、仕返しを企んでるみたい…。養父たち、大ピーンチ!

いやー、今回も本当に目が離せない展開だったね!南宮曜に正体がバレちゃった梅玉扇(ばい・ぎょくせん)と、自分の素性を隠し続ける小豆子(しょうず)。そして、彼女たちを取り巻く人々の思惑が複雑に絡み合ってて、次回が待ちきれないよー!

『怪盗ときどきプリンセス』第10話、今回も濃密な展開でしたね!

梅玉扇(ばい・ぎょくせん)の東宮潜入はハラハラしましたが、南宮曜に助けられる場面では、彼の懐の深さを感じました。そして、ついに南宮曜に入れ替わりの事実を告白するシーンは、見ているこちらも緊張しました。まさか、あんな形でバレてしまうとは!

一方で、星釈の過去や、彼が小豆子(しょうず)こそ月影公主だと確信するに至る経緯も明らかになり、物語に一層奥行きが出たように思います。彼が背負っているものの大きさを思うと、胸が締め付けられます。

梅玉扇と小豆子、入れ替わった二人の間に芽生えつつある友情も印象的でした。お互いを気遣う言葉には、思わず心が温かくなりました。しかし、最後に小豆子の養父たちに危機が迫る展開となり、彼らの安否がとても気がかりです。それぞれのキャラクターが抱える秘密や想いが、今後どのように絡み合っていくのか、目が離せません。

つづく