月霊珠を小豆子(しょうず)に返したことを後悔する南宮曜(なんきゅう・よう)は、彼女への想いと、彼女の自由を願う気持ちの間で揺れ動く。不器用ながらも宝の地図を使ったサプライズプレゼントで小豆子を喜ばせようとするが、冷宮での悪戯で怖がらせてしまう場面も。小豆子から次の満月の夜に元の体に戻ることを告げられた南宮曜は、彼女が宮殿を去ることを寂しく思う。崇文館での「真心話大冒険」ゲームで、小豆子から「特別な友達」と言われた南宮曜は深く傷つき、彼女を避けるようになる。小豆子は南宮曜の態度の変化に戸惑い、自分が女泥棒だから避けられているのではないかと誤解する。そして、運命の満月の夜が近づいてくるのだった。

「怪盗ときどきプリンセス」あらすじネタバレ12話

まず冒頭、月霊珠を小豆子(しょうず)に返しちゃった南宮曜(なんきゅう・よう)、速攻で「あー、やっぱ返さなきゃよかったかも…」って後悔モード突入。好きな子にはそばにいてほしいけど、小豆子(しょうず)の自由を思うと宮殿から出してあげるのが一番なのかなって、グルグル悩んじゃってるの。もう、この時点で可愛すぎでしょ!

側近の冬西(とうせい)に相談してみるも、「好きな子にはイタズラして気を引こうとして、結局ぶん殴られてましたね、子供の頃」って、全然参考にならないアドバイス(笑)。いや、冬西(とうせい)、それは違う、そうじゃない。一方、弟の南宮品(なんきゅう ひん)は「四六時中そばにいろ!」とか「趣味に合わせたプレゼント攻撃だ!」とか、脳筋っぽいけど意外と的を射た(?)提案。

で、南宮曜(なんきゅう・よう)が選んだプレゼントが、なんと「最高級の縄」! え、縄?って思うでしょ?南宮品(なんきゅう ひん)も「それ、大泥棒が使うやつじゃ…」ってドン引き。でも、そこは我らが太子・南宮曜、ただじゃ渡さないのよ。侍女の左左(ささ)に何重にも箱詰めさせて、小豆子がワクワクしながら開けたら…中から出てきたのは一枚の「宝の地図」! もう、小豆子ちゃん、呆れ顔と苦笑いが止まらないって感じで、こっちも笑っちゃったわ。

崇文館では席替えイベントが発生。南宮曜は、小豆子が「挑戦」好きなのを知ってて、わざと縄を隠して宝の地図を渡したのね。このツンデレ王子め!

小豆子は地図のヒントを頼りに、ついに冷宮でプレゼントの縄を発見!これがまた、引っ張っても切れない、火で焼いても燃えないっていう代物。そこに南宮曜がスーッと現れて、「あ、そこの梁から垂れてる縄?あれはね、昔、妃が首を吊った縄だよ…」なんて、いきなりホラー展開ぶっこんでくるから、小豆子ちゃん、本気でビビっちゃって。まったく、この男はどこまで小豆子をからかえば気が済むのかしら!でも、こういうやり取りが二人の距離を縮めてるのよねぇ。

場面は変わって閨秀房。小豆子は「次の満月の夜に、梅玉扇(ばい・ぎょくせん)と体が元に戻るの」って南宮曜に告白。それを聞いた南宮曜、寂しさを隠しつつも「宮殿を出たら、もう盗みはダメだからね。生活のことは全部手配してあるから心配しないで」って…。うぅ、切ない!優しさが沁みるけど、それがまた辛い!

皇后様と一緒に橙碧寺にお参りに行った南宮曜、夜空の月に向かって「どうか満月にならないで…そしたら小豆子は行かなくて済むのに…」って祈っちゃうのよ。もう、どんだけ小豆子のこと好きなの!ピュアか!

そして、崇文館での雨の日。太傅が授業に遅れて、みんなダラダラモード。そこで南宮品が提案したのが「真心話大冒険」ゲーム!日本でいう「王様ゲーム」の質問バージョンみたいな感じかしらね。で、最初に当たったのが、何を隠そう南宮曜と小豆子のペア!

南宮曜、ここぞとばかりに「宮殿に来てから、一番嬉しかった贈り物は何?」って聞くんだけど、小豆子の答えは「白燁(はくよう)様にもらった観星図!」。…あれ?南宮曜、ちょっと顔が曇った?さらに「宮殿に来てから出会った、一番特別な友達は誰?」って畳み掛ける南宮曜。小豆子の答えは…「南宮曜、あなたよ!」。

友達…「友達」ねぇ…。

この「友達」発言に、南宮曜、大ショック!完全にノックアウト状態で部屋に引きこもって、数日間飲まず食わず。いやいや、国のこと考えなきゃダメでしょ!って思うけど、恋する男心って複雑なのねぇ。でも、なんとか持ち直して政務に復帰。えらい!

でも、ここから南宮曜の塩対応が始まるのよ。崇文館の授業で本を忘れたフリして、小豆子が「私のを使って!」って差し出すのにガン無視!わざわざ隣の南宮品から借りるっていう徹底っぷり。礼儀作法の授業でも、前は小豆子と向かい合ってたのに、それも避ける始末。

小豆子は「もしかして、私が女泥棒だから、南宮曜は私を避けてるの…?」って誤解しちゃって、もう、見てるこっちが「違うんだよー!」って叫びたくなったわ!

そして、運命の満月の夜が刻一刻と近づいてくる…。南宮曜は宋公公(そうこうこう)に大量のお菓子を用意させて、冬西には「梅玉扇(ばい・ぎょくせん)が宮殿を出る日が来たら、必ず自分が護衛するから、常に動向をチェックしておけ!」って厳命。

第12話は、南宮曜の小豆子への一途な想いが、その不器用さゆえに空回りしてしまう様子が印象的でした。悩んだ末の「縄」のプレゼントと宝の地図というサプライズは、彼の純粋さと不器用さをよく表しています。しかし、真心話大冒険での小豆子の「友達」発言は南宮曜に大きな打撃を与え、その後の態度の変化は見ていて切なかったです。小豆子が彼の真意に気づかず誤解する展開も、二人のすれ違いを加速させ、非常にもどかしく感じました。近づく満月の夜に、二人の関係がどのような局面を迎えるのか、今後の展開に強く引き込まれます。

つづく