ドラマ『雲花のロマンス~一夜の花嫁2~』第4話、ついに、ついにこの時がやってきました!秦尚城(しんしょうじょう)と花溶(かよう)が結ばれる、ファン待望のエピソードです!でも、このドラマがすんなり幸せだけで終わらせてくれるはずもなく…。甘くて幸せな時間と、息をのむような衝撃展開がぎゅっと詰まった第4話のあらすじとネタバレを、どこよりも詳しくお届けします!
花溶(かよう)のサプライズ大作戦!
秦尚城(しんしょうじょう)は、来るべき花溶(かよう)との祝言のために、仲間たちと準備に大忙し。特にこだわったのは、二人の寝床となる水寝台(ウォーターベッド)!疲れている花溶のために、リラックス効果のある薬草をたっぷり入れた特製品です。そんな中、秦尚城(しんしょうじょう)は「赤紅(せきこう) 」と名乗る女から「あなたを夫にするために島へ行く」という不穏な手紙を見つけます。花溶に心配かけまいと隠そうとした矢先、当の花溶がやってきて、手作りの安眠効果のある匂い袋をプレゼント。この健気さがたまらないですよね!
その夜、島に謎の覆面集団が侵入!しかし、これは宝を狙ったただの賊かと思いきや、あっさり降伏。なんだか様子がおかしい…?そうこうしているうちに、仲間の銭大有(せん・たいゆう)が何者かに気絶させられ、花溶の姿も見当たりません。
慌てて駆けつけた秦尚城ですが、部屋に仕掛けられていた花の香りで意識を失ってしまいます。
見抜かれていた愛の芝居
目を覚ました秦尚城がいたのは、なんとハート型に花が敷き詰められた草原の上!隣には、あの手紙の送り主「赤紅(せきこう) 」を名乗る女性が。「婚約を破棄して私と一緒になれ。さもなくば花溶を傷つける」と脅してきます。
しかし、我らが秦尚城はそんな脅しに屈する男ではありません!彼は目の前の女性の仮面を剥ぎ取り、強く抱きしめます。そう、彼女の正体は、赤紅になりすました花溶だったのです!「君だけの特別な感触で、とっくにお見通しだった」なんて、殺し文句がすぎます!
実はこれ、以前、無理やり嫁にされそうになったことへの仕返しと、秦尚城を喜ばせるために花溶が計画した、壮大なサプライズウェディングだったのでした。仲間たちも全員、このお芝居に協力していたんですね。秦尚城は、彼女のやりたいことをすべて受け入れ、改めて「正々堂々と夫婦の誓いを交わしたい」と告げ、二人はついに結ばれるのでした。
幸せの絶頂から突き落とす聖旨
仲間たちに祝福され、完璧な結婚式が執り行われた二人。しかし、幸せな時間は長くは続きません。そこへ、天楚(てんそ)皇帝の使者と王叔(おうしゅく)が到着。彼らが持ってきたのは、なんと「花溶を、南荒(なんこう)の世子・端木白(たんぼくはく)に嫁がせる」という、あまりにも非情な聖旨でした。これは、南荒との和平交渉の条件だというのです。
秦尚城は激怒し、「ここは俺の島だ!皇帝だろうと俺の妻は渡さない!」と聖旨を破り捨てようとしますが、皇帝の命令は絶対。二人の前には、あまりにも大きな壁が立ちはだかります。
ホタルの光に誓う永遠の愛
絶望する花溶を、秦尚城はホタルが舞う美しい場所へ連れて行きます。鮫人族の伝説では、ホタルの光は海の祝福。婚礼の日にこの光を浴びると、未来が輝かしいものになるのだとか。
そして秦尚城は、花溶からもらった匂い袋を開けます。中に入っていたのは、二人の婚書。ホタルの光を証人に、天と地に永遠の愛を誓い、二人は婚書に署名します。どんな困難があろうとも、法や形式ではなく、心で結ばれた真の夫婦となった瞬間でした。
翌朝、幸せな時間を過ごした二人。しかし、南荒からの使者も島へ到着してしまいます。秦尚城が皆に花溶を「私の妻だ」と紹介しようとした、その時!花溶はとっさに「私はこの方の叔母です」と、とんでもない嘘をついてしまうのでした…。秦尚城の驚きと怒りの表情で、第4話は幕を閉じます。
『雲花のロマンス~一夜の花嫁2~』第4話の感想
ようやく、本当にようやく結ばれた秦尚城と花溶。花溶が企画したサプライズウェディングは、彼女のチャーミングな魅力と秦尚城への深い愛情が感じられる、素晴らしい演出でした。それをすべてお見通しで、彼女の芝居に乗ってあげる秦尚城の器の大きさには、改めて惚れ直してしまいます。ホタルの光の下で婚書に署名するシーンは、本作屈指の名場面と言えるでしょう。これ以上ないほど幸福な二人の姿に、心からの祝福を送りたくなりました。
しかし、その直後に突きつけられる政略結婚という過酷な運命。この幸福と絶望の落差が、物語に強烈な深みを与えています。愛する人を守るため、国のため、苦渋の決断で「叔母です」と嘘をついた花溶の胸の内を思うと、本当に切なくなります。二人の愛の強さが試される、新たな試練の幕開けとなりました。
つづく