今回は、秦尚城(しんしょうじょう)の故郷・海市(かいし)での甘~いデートがメインかと思いきや、ラストでとんでもない波乱が待ち受けていましたね! それでは早速、第6話の詳しいあらすじとネタバレにいってみましょう!

ラブラブ全開!海市での故郷デート

物語は、秦尚城(しんしょうじょう)と花溶(かよう)が街角で仲良く軽食を食べるシーンからスタート。花溶(かよう)が食べ残したものを当たり前のように食べる秦尚城(しんしょうじょう)の姿に、もうニヤニヤが止まりません♪

秦尚城は、夫婦で一口ずつ食べると円満でいられるという言い伝えのあるお菓子「如意酥(にょいこう)」を買ってきて、花溶(かよう)に「あーん」を求めます。一度は「人が食べたものはいや」とからかう花溶ですが、すぐに「冗談よ」と甘える姿が最高にキュート!

実は、秦尚城が花溶を連れてきたこの海市は、彼が育った故郷でした。自分のルーツを愛する人に見せたいなんて、ロマンチックですよね。二人は、秦尚城の思い出の味だという「寐鱼汤(びぎょとう)」を味わい、彼の子供時代の話に花を咲かせます。

思い出の品々と夫婦の暗号

その後、二人は秦尚城がかつて住んでいた屋敷を訪れます。今は誰も住んでいませんが、そこには彼の思い出がたくさん詰まっていました。

義父に剣術を教わった庭、一緒に遊んだ剣、そして子供の頃に集めた宝物たち。貝殻に耳を当てて「海の音がする!」とはしゃぐ花溶は本当にかわいらしいです。

ここで見つかったのが、子供時代の仲間と使っていた数字の暗号。「四五(スーウー)」は「是我(シーウォ/私だ)」、「521(ウーアーイー)」は「我爱你(ウォーアイニー/愛してる)」の発音に似ていることから生まれた暗号だそう。これを「夫婦の暗号にしよう」と提案する花溶、ナイスアイデアです!

さらに秦尚城は、花溶に一つの指南針をプレゼント。「君が僕に甘やかされて方角が分からなくならないように」なんて、殺し文句がすごい! しかもこの指南針、彼が持っていた回旋鏢(かいせんひょう)と対になっていて、近くにあると回旋鏢の方向を指し示す特別なもの。これには花溶も「指南針じゃなくて、指“男”針ね」と上手い返し! この二人のやり取り、本当に微笑ましいですよね。

その後、海に出た義父を想って義母とよく遊んだという「潑水(水をかけあう遊び)」で無邪気にはしゃぐ二人。愛が深まっていく様子が丁寧に描かれていました。

満月の夜の急展開!刺客の正体は…

幸せな時間はあっという間。夜、秦尚城は花溶の荷物の中に『驭夫三十六计(夫を操る36の計略)』という本を見つけてしまいます(笑)。

そんな中、二人は満月に願い事をするのですが、秦尚城は花溶の願い事をすべてお見通し。心が通じ合っている証拠ですね。

しかし、ロマンチックな雰囲気は突如として破られます。覆面をした刺客の一団が襲い掛かってきたのです! 激しい戦いの末、捕らえた刺客の正体は、なんと六公主でした。

彼女の狙いは人質交換を阻止するために端木白(たんぼくはく)を暗殺すること。しかし、花溶はその目の中に、秦尚城への特別な感情が宿っていることを見抜きます。

新たな恋のライバル(?)出現に、花溶はどうするのか? ここで彼女が思い出したのは、あの『驭夫三十六计』の一節。「夫の周りに想い人が現れても慌てず、余裕を見せて動じないふりをするべし」。強敵出現に対し、花溶がどう立ち向かうのか、ここで6話は幕を閉じました。

『雲花のロマンス~一夜の花嫁2~』第6話の感想

今回は前半と後半で雰囲気がガラリと変わる、見応えのある回でした。前半の海市でのデートシーンは、ただ甘いだけでなく、秦尚城の生い立ちや家族への想いが明かされたことで、彼のキャラクターに一層深みが増しました。思い出の品々にまつわるエピソードは、二人の絆を強く感じさせてくれる素敵な演出だったと思います。特に「指男針」のくだりは、気の利いた会話でとても印象的でした。

そして後半、六公主の登場で物語は一気にサスペンスフルな展開へ。花溶が彼女をただの刺客としてではなく、恋のライバルとして瞬時に見抜いたのが面白い点です。そして、そこで頼るのが『驭夫三十六计』というのが、彼女らしくて思わず笑ってしまいました。単なる恋愛ドラマに留まらず、策略や駆け引きの要素が加わることで、今後の展開がより一層複雑で興味深いものになりそうです。平和な時間から一転、新たな火種が生まれたことで、物語がどう動いていくのか目が離せません。

つづく