いやあ、今回の『溥儀の料理番』は、息もつかせぬ展開の連続でしたね!宮中のドロドロとした陰謀が、ついに最悪の事態を引き起こしてしまいました。それでは早速、第22話のあらすじとネタバレを見ていきましょう!
物語は、慎刑司から脱走した太監・小徳子(しょうとくし)が、李琪(り・き)たちの目の前で太妃を人質に取るという衝撃的なシーンから始まります。彼は「自分は宝を盗んでいない、冤罪だ!」と必死に訴えます。李琪(り・き)も彼の言葉を信じようと説得しますが、その隙を突いた栄児(えいじ)が太妃を救出。しかし、その直後、小徳子は侍衛に無残にも斬り殺されてしまうのです。真実を叫ぶ声は、またしても権力によってかき消されてしまいました…。
一方、溥儀(ふぎ)は建福宮の盗難事件の捜査が進まないことに苛立ち、李琪(り・き)にプレッシャーをかけ続けます。
そんな中、宮中の厨房では新たな火種が。敬懿太妃(けいい たいひ)が、溥儀の食事係として栄児を引き抜こうと、栄恵太妃(えいけいたいひ)の元へ乗り込んできたのです。もちろん栄恵太妃は断固拒否!二人の太妃が火花を散らす中、なんと栄恵太妃が熱湯で両手に大火傷を負うアクシデントが発生してしまいます。
主の危機に、栄児は急いで御薬房へ薬を取りに走ります。しかし、そこは悪徳太監・銭徳海(せん・とくかい)の縄張り。彼は裏で薬を横流ししており、栄児の来訪を邪魔に感じていました。孫公公(そんこうこう)の指示を受けた銭徳海は、あろうことか薬に混ぜた香で栄児を眠らせ、倉庫に閉じ込めてしまうのです!
栄児がなかなか戻らないことを不審に思った李琪は、必死に彼女の行方を捜しますが、見つかるはずもありません。
時を同じくして、宮外では李琪を案じる母の多羅媽(どらま)と李玉枚(り・ぎょくまい) が、そして栄児を心配する父の劉守貴(りゅう しゅき)と兄の劉爾(りゅう じ)が、胸騒ぎを覚えて宮城へと向かっていました。
そして、運命の夜。眠らされた栄児は、孫公公によって建福宮へと運び込まれます。その怪しい様子を、偶然にも李玉枚(り・ぎょくまい) と多羅媽が目撃!彼らが栄児とは気づかぬまま見ていると、太監たちは建福宮の周りに油をまき、火を放ったのです!
火は瞬く間に燃え広がり、紫禁城は炎に包まれます。宮中の消火隊だけではとても手に負えず、このままでは紫禁城全体が燃え落ちかねないという絶体絶命の危機に。外部の消防隊の受け入れを頑なに拒んでいた溥儀も、皇后の必死の説得を受け、ついに苦渋の決断を下すのでした。
炎に包まれた建福宮、その中にいるはずの栄児の安否は?そして、この大火事を引き起こした真犯人の目的とは一体何なのでしょうか。
『溥儀の料理番』第22話の感想
今回は、いくつもの出来事が同時に進行し、物語が大きく動いた回でした。特に、栄児が罠にはめられる過程は、宮中の陰謀の巧妙さと恐ろしさを改めて感じさせます。栄恵太妃の火傷というアクシデントさえも利用し、邪魔者を消そうとする悪意には背筋が凍る思いです。正義感の強い李琪が奔走する一方で、悪党たちが着々と計画を進めていく様子は、見ていて非常にもどかしい気持ちになりました。そして、クライマックスの建福宮炎上。歴史的な大事件の裏で、愛するキャラクターの命が危険に晒されているという構図が、物語に深い奥行きと緊張感を与えています。小徳子の悲劇的な死から始まったこのエピソードは、最後まで不穏な空気に満ちていました。栄児は無事なのか、そしてこの大火事が盗難事件の真相究明にどう繋がっていくのか、続きが気になって仕方がありません。
せん とくかい应该为#せん・とくかい#111不一致=>$v=銭徳海(せん・とくかい)
そん こうこう应该为#そんこうこう#111不一致=>$v=孫公公(そんこうこう)
どらま应该为#どらま#111不一致=>$v=多羅媽(どらま)