宮女の栄児(えいじ)は、皇帝に献上するお菓子を台無しにしてしまう絶体絶命のピンチに。しかし、謎の助っ人の協力と意外な幸運が重なり、見事に危機を乗り越えます。一方、宮中の外では殺人事件が発生。侍衛の李琪(り・き)は、現場に居合わせた新聞記者の陸秋桐(りく しゅうどう)を犯人だと誤解してしまいます。宮中の厨房で奮闘する栄児と、城下で渦巻く陰謀。二つの物語が、やがて一つの大きな事件へと繋がっていきます。
「溥儀の料理番」あらすじネタバレ3話
どうも!すっかり『溥儀の料理番』の沼にハマっているドラマブロガーです。第2話で、主人公・栄児(えいじ)が絶体絶命のピンチに陥ったところで終わりましたよね。あのハラハラ感、たまりませんでした。果たして栄児の運命は?そして、物語はどんな方向に進んでいくのか。早速、第3話のあらすじと感想をお届けします!
お菓子一つで大騒動!栄児、機転で危機を乗り越える
前回、皇帝・溥儀(ふぎ)に献上するはずだったお菓子「眉毛酥(メイマオスー)」を台無しにしてしまった栄児と青児(せいじ)。料理長の双喜(ソウキ)おばさんの怒りを買い、大ピンチに陥っていました。
そこに現れたのが、謎の助っ人、寿喜(ソウキ)おばさん!彼女の助けを借りて、なんとか眉毛酥を作り直し、無事に溥儀の元へ届けることができたのです。
面白いのがここから。実は、溥儀が眉毛酥をこぼしてしまったのは、彼自身のイタズラが原因だったんです。彼は新しい味の眉毛酥を口にして、「前より美味いじゃないか!」と大絶賛。何も知らない溥儀は、本来なら罰せられるはずの双喜おばさんにご褒美まで与えるという、なんとも皮肉な結果に。おかげで栄児たちもクビを免れ、一件落着となりました。
寿喜姑姑(じゅきここ)は「太妃様(皇太后)に言われたから助けただけ」と相変わらずツンとした態度ですが、彼女の存在が今後の鍵を握りそうですね。
宮中の外で事件発生!侍衛と記者の最悪な出会い
物語は宮中の厨房だけでなく、城下の不穏な動きも映し出します。
新聞記者の陸秋桐(りく しゅうどう)は、刘(リウ)執事からある頼みごとをされます。それは、宮中にいる侍衛の李琪(り・き)に会ってほしいというもの。しかし、李琪(り・き)は不在で、陸秋桐は伝言を残してその場を去ります。
一方、李琪は宮中から盗まれた宝物の行方を追っていました。彼が伝言を頼りに指定された倉庫へ向かうと、そこには無残にも殺害された刘執事の姿が…。そして、現場に居合わせたのが、なんと陸秋桐だったのです。
李琪は陸秋桐を犯人だと誤解し、二人は警察署で激しく対立。結局、宮中の問題は警察が介入できないということで釈放されますが、二人の間には大きな溝ができてしまいました。しかし、陸秋桐は自分が唯一の目撃者だと主張し、事件解決のために協力を申し出るのでした。立場の違う二人が、今後どうやって協力していくのか、見どころですね。
深まる謎、黒装束の賊の正体は?
栄児と李琪の再会シーンも見逃せません。青児の計らいで同郷の先輩として紹介されたのが、あの李琪だったのです!以前の誤解が解けないままの二人は、またしても口論に。前途多難な関係です。
そして物語のラスト、宮中に再び黒装束の賊が現れます。李琪が応戦しますが、賊は武器を落として逃走。その武器が、刘執事殺害現場の痕跡と一致することから、同一犯の可能性が浮上します。賊が侵入した文淵閣からは書物が数冊盗まれており、事件の謎はますます深まるばかり。一体、賊の目的は何なのでしょうか。
『溥儀の料理番』第3話の感想
料理ドラマとしての面白さと、サスペンスとしてのスリルが本格的に絡み合い始めた、非常に見ごたえのある回でした。栄児が厨房でのピンチを料理の知識と機転で切り抜ける姿は爽快で、彼女の「宮中で学んだ技術で実家の店を大きくしたい」という夢が、キャラクターに深みを与えています。彼女のひたむきさが、単なる宮廷物語ではない、一人の女性の成長物語としての魅力を際立たせていました。
一方で、宮中の外で起こる殺人事件と、侍衛・李琪と記者・陸秋桐の対立構造は、物語に新たな緊張感をもたらしています。正義感は強いものの、猪突猛進な李琪と、冷静沈着で知的な陸秋桐。この対照的な二人が、今後どのように事件の真相に迫っていくのか、その過程が非常に楽しみです。料理と陰謀、二つの軸がどう交錯していくのか、今後の展開から目が離せません。
つづく