念願の店を開くため、奔走する連蔓児(リエン・マンアル)と沈諾(シェン・ヌオ)。しかし、開店資金の不足という大きな壁にぶつかってしまう。一方、連家では、叔父を助けるためのお金を巡って、家族を揺るがす大騒動が勃発。身勝手な大人たちに振り回され、蔓児は頭を悩ませる。そんな中、一家に舞い込んだ一通の知らせが、彼らの関係性を大きく変えることに。果たして、蔓児は無事に店を開くことができるのか?そして、連家の運命はどこへ向かうのか?

「田園ロマンス~恋の収穫祭~」あらすじネタバレ17話

いや~、今回の17話は連家の大人たちのダメっぷりが炸裂してて、思わず「おいおい!」ってテレビにツッコミ入れちゃいましたよ!でも、そんな中でも自分たちの未来を切り開こうとする蔓児(マンアル)と沈諾(シェン・ヌオ)の姿には、やっぱり応援したくなっちゃいますよね!

さっそく、波乱万丈の17話を見ていきましょう!

開店準備は前途多難!借金取りまで登場!?

ついに自分たちの店を持とうと決めた蔓児と沈諾(シェン・ヌオ)!町のいい感じの店舗を見つけて、夢への第一歩を踏み出した…かと思いきや、いきなり資金不足の壁にぶち当たります。大家さんと交渉して、なんとか三日間の猶予をもらったものの、お金のあてはなし。

おまけに、黒虎寨(こっこさい)の借金取りまで現れて、もうてんやわんや!沈諾(シェン・ヌオ)が機転を利かせて蔓児を連れて逃げるシーンは、ハラハラしたけど、二人の距離が縮まった感じがして、ちょっとキュンとしちゃいましたね。

十三(シーサン)の恋の予感?

家に帰ると、そこには十三(シーサン)が蔓児の妹・葉児(イエアル)に文字を教えている微笑ましい光景が。これを見た蔓児は「二人は怪しい!」とニヤニヤ。沈諾は「まさか~」なんて否定するけど、その夜、しっかり十三(シーサン)。

最初は否定していた十三も、「沈諾が蔓児を好きなら、俺が葉児を好きになってもいいよな?」なんて考え始めるのが可愛い!しかも、「もし結婚したら、沈諾は俺を義兄さんと呼ぶことになるのか…」なんて想像して、一人でニヤニ-ヤしている姿には笑っちゃいました。この二人の恋も、これから楽しみですね!

連家のトラブルメーカー、伯父さん一家が大暴走!

さて、ここからが今回のメインディッシュ!叔父の守義(ショウイー)を助けるためのお金を持って、伯父の守仁(ショウレン)夫婦がまさかの逃亡!しかも、お金は全部使い果たし、守義は牢屋に入ったまま。これにはさすがの何氏(ハーシ)おばさんも大号泣。自業自得な気もするけど…。

蔓児は父の守信(ショウシン)と一緒に、伯父夫婦を探しに町へ。見つからないので、宋(ソン)家に嫁いだ姉の連花児(リエン・ホアル)を訪ねます。事情を知った連花児(リエン・ホアル)は、これ以上問題が大きくなって嫁ぎ先に迷惑をかけられないと、自分のへそくりで穴埋めしてくれることに。なんて出来た妹(姉だけど)なんだ…!

一方、当の本人である守仁は、官職も手に入らず、お金も使い果たしたことを娘の連花児(リエン・ホアル)のせいにして逆ギレ!どこまで自分勝手なんだか…。

結局、隠れていたところを蔓児たちに見つかり、すごすごと家に連れ戻される守仁夫婦。しかも、蔓児が役所で調べたところ、なんと守義はそもそもお金がなくても数日で釈放される予定だったことが判明!じゃあ、あのお金は一体何だったの!?

無事に帰ってきた守義は、兄の守仁を「兄弟の情もないのか!」と激しく非難。家族会議は大荒れに。守仁は「俺だって官僚になるために苦労してるんだ!娘を嫁がせてまで頑張ってるんだ!」と開き直る始末。もう、この家の大人たち、本当にどうしようもない!

まさかの大逆転!からの、手のひら返しがすごい!

一家がどんよりムードに包まれる中、役人からまさかの知らせが!なんと、守仁が「主簿(しゅぼ)」という官職に任命されたというのです!えええ!?

この一報で、さっきまで守仁を罵っていた守義夫婦の態度は180度豹変!「兄さん、おめでとう!」「私たちも町に連れてって!」と、すり寄る姿の現金なこと!

もちろん、守仁はそんな面倒な親戚を連れて行く気はサラサラありません。周氏(ジョウシ)おばさんを丸め込み、守義夫婦を言いくるめて、こっそり町へ戻ろうとしますが、その企みは守義にバレてしまい…。結局、口止め料としてお金を渡す約束をさせられるのでした。

それぞれの決意

母親の古氏(グーシ)から兄の任官を知らされた連花児は、さらに出世の手助けを頼まれ、心底ウンザリ。両親の欲望のために利用されることに、さすがに心が冷めてしまったようです。蔓児が自分の力で店を開こうとしていると聞き、彼女も夫に「自分たちの店を持ちたい」と提案します。姉妹それぞれが、自立への道を歩み始めましたね。

そして、再びやってきた黒虎寨の借金取り。しかし、今回は沈諾が彼らのために戸籍を手配してあげたことで、状況は一変!山賊だった彼らに正式な身分を与えた沈諾に、彼らは大感謝。借金の催促どころか、「お礼に寨(とりで)の酒を持ってくるよ!」と約束してくれたのです。沈諾、一体何者なの!?彼のスマートな問題解決能力には、今回もシビれました!

『田園ロマンス~恋の収穫祭~』第17話の感想

今回は、連家の大人たちの欲望と身勝手さが赤裸々に描かれた回でした。お金と地位を前に、昨日までのいがみ合いが嘘のように態度を変える姿は、滑稽でありながらも、人間の本質的な部分を突いているようで少しばかり苦笑してしまいます。特に、あれだけ兄を責めていた守義夫婦の手のひら返しは見事としか言いようがありません。そんな大人たちの騒動に振り回されながらも、蔓児が自分の足でしっかりと立ち、未来を切り開こうとする姿は、見ていて清々しい気持ちになります。また、姉の連花児も、両親への失望を経て、ようやく自分の人生を歩もうと決意した様子。彼女たちの自立が、この物語の大きな魅力だと改めて感じました。沈諾の謎めいた有能さも、物語に心地よいスパイスを加えていますね。

つづく