いやあ、今回の『田園ロマンス』は、主人公リエン・マンアルにとって最大の試練が訪れる、ハラハラドキドキの回でしたね!順風満帆に見えたマンアルの店に、まさかあんな卑劣な罠が仕掛けられるなんて…。でも、ただでは転ばないのが我らがマンアル!そして、彼女を支える仲間たちの絆の強さにも胸が熱くなりました。

それでは早速、第19話の詳しいあらすじとネタバレを見ていきましょう!

嫉妬の炎が燃え上がる!リエン・ホアルの黒い計画

物語は、有力者の武仲廉(ウー・ジョンリエン)がリエン・マンアルの店を訪れたことを知った、いとこのリエン・ホアルが嫉妬に燃えるところから始まります。自分の夫が不甲斐ないこともあり、マンアルへの妬みは最高潮に。そこへ母親の古氏(グーシ)がやってきて、マンアルを陥れるための悪知恵を授けるんですね。これが、今回の事件の始まりでした。

その頃、マンアルは野菜の収穫を手伝ってくれた村人たちへの感謝を込めて、自分の店で盛大な宴会を開いていました。美味しい料理と楽しい雰囲気。村人たちも、マンアルの店が繁盛すれば自分たちも仕事にあぶれずに済むと大喜び。まさに幸せの絶頂…のはずが、その裏ではホアが雇ったチンピラによって、料理に薬が盛られていたのです。

絶体絶命!食中毒事件と店の営業停止

翌朝、事態は一変します。宴会に参加した村人たちが次々と食中毒の症状を訴え、マンアルの店に押しかけてきたのです。「お前の店の料理が原因だ!」と詰め寄られ、マンアルは窮地に立たされます。

マンアルは急いで医師の王幼恆(ワン・ヨウヘン)に助けを求めますが、彼は以前に患者を亡くしたトラウマから、診療をためらってしまいます。しかし、マンアルの「目の前で苦しんでいる人を見過ごせるの?」という必死の問いかけに心を動かされ、ついに立ち上がる決意を固めました。

現場では、あまりの患者の多さに幼恒が一人で対応しきれずにいると、なんと彼の父親である王老金(ワン・ラオジン)が現れ、手際よく診察を手伝い始めます。実は、父の老金もかつては腕利きの医者でしたが、ある辛い出来事がきっかけでその道を断念していたのです。老金は、過去の自分と同じように苦しむ息子を励まし、「医術を志した真心と、命を救う機会を失ってはいけない」と、その背中を力強く押すのでした。この親子のシーンは、本当に感動的でしたね。

幼恒の診察により、食中毒の原因は料理そのものではなく、下剤の効果がある「大黄(だいおう)」という生薬が何者かによって混入されたためだと判明します。しかし、時すでに遅く、役所が通報を受けて店にやってきて、問答無用で営業停止を命じてしまうのでした。

窮地で見せる絆と、反撃の始まり

帰り道、マンアルはリエン・ホアルの店を通りかかります。ホアは「商売は奇をてらっちゃダメよ」と勝ち誇ったように嫌味を言いますが、マンアルは「ええ、正々堂々とやるべきね。この件があなたの仕業でないことを祈るわ」と毅然と言い返します。

店は差し押さえられ、マンアルを支える沈諾(シェン・ヌオ)が目指していた錦陽行(ジンヤンハン)への道も閉ざされたかに見えました。しかし、ここでシェン・ヌオが動きます!彼は以前、武仲廉に野菜を届ける約束をしていたことを思い出し、新鮮な野菜を手に武屋敷を訪問。そこで「店は嫉妬した誰かに陥れられたのです。この事件を解決してみせますので、どうか錦陽行に加えてほしい」と直談判します。武仲廉は、シェン・ヌオの度胸と誠実さを買い、「この問題を解決できたら、改めて考えよう」とチャンスを与えるのでした。

一方、マンアルもただでは黙っていません。高額な懸賞金をかけ、「犯人につながる情報求む!」という貼り紙を街中に張り出す作戦に出ます。これに慌てたのが、実行犯のチンピラと黒幕のリエン・ホアル。ホアは口止め料をチンピラに渡しますが、その動きはすべてシェン・ヌオに掴まれていました。

シェン・ヌオの指示で、チンピラは捕らえられ、なんとリエン・ホアルの夫、宋海龍(ソン・ハイロン)の前に突き出されることに!さあ、これで黒幕のホアも追い詰められました。次回、ついに真相がすべて明らかになるのでしょうか!?

『田園ロマンス~恋の収穫祭~』第19話の感想

今回のエピソードは、リエン・マンアルが築き上げてきたものが一気に崩れ去るかのような、非常に緊迫感のある展開でした。しかし、この逆境こそが、彼女の周りにいる人々の真価を浮き彫りにしたように感じます。特に印象的だったのは、医師である王幼恆(ワン・ヨウヘン)と父・王老金の物語です。過去のトラウマに苦しむ息子と、同じ痛みを知るからこそ厳しくも温かい言葉で励ます父。この親子の再生の物語が、本筋のサスペンスに深みと感動を与えていました。また、窮地に陥っても冷静さを失わず、武仲廉に直談判するという大胆な行動に出た沈諾(シェン・ヌオ)の有能さも際立っていました。マンアルが多くの人に支えられているのは、彼女自身が常に誠実だからこそなのだと改めて感じさせられます。卑劣な罠を仕掛けたリエン・ホアルの浅はかさが、逆にマンアルたちの絆を強固にした皮肉な結果となっており、今後の反撃が非常に楽しみになる回でした。

つづく