母・張氏(ジャンシ)が流産した事件の真相を巡り、連蔓児(リエン・マンアル)は知恵を絞って犯人を追い詰めていく。罪悪感に苛まれる者、巧みに嘘を重ねる者、それぞれの思惑が交錯し、ついに事件の全貌が明らかになるが、一族の体面が大きな壁となって立ちはだかる。理不尽な状況に直面したマンアルは、家族を守るため、そして自らの道を切り開くため、新たな決意を固める。彼女は仲間たちの助けを借り、生活を立て直すべく商売を始める第一歩を踏み出すのだった。

「田園ロマンス~恋の収穫祭~」あらすじネタバレ7話

いやあ、今回もすごかったですね!『田園ロマンス~恋の収穫祭~』第7話、もう感情がぐちゃぐちゃです!前回、マンアルのお母さんである張氏(ジャンシ)が流産してしまった悲しい事件。その原因を作ったのが、いとこの連花児(リエン・ホアル)と連秀児(リエン・シウアル)だったなんて…。今回は、その真相が暴かれていく、まさに手に汗握る展開でした。

罪悪感と巧妙な口車

まず、事件の片棒を担いでしまったシウアル。やっぱり良心が痛むのか、不安でいっぱいの様子。そりゃそうよね、いくらなんでもやりすぎだもの。でも、そこにすかさず現れるのが、主犯のホア!

「あれは事故よ」「マンアルにいじめられてるあなたを助けたかっただけ」なんて、涙ながらに訴えるんです。この女、本当に口がうまい!まんまと丸め込まれたシウアルは、ひとまずホアを信じることにしてしまいます。うーん、シウアルもちょっと脇が甘いかなあ。

マンアルの奇策!幽霊騒動で追い詰めろ!

でも、我らがマンアルはただでやられるような子じゃありません!夜中にこっそりシウアルの部屋に忍び込み、顔に亡くなった赤ちゃんの足形をペタリ!さらに、弟の小七(シャオチー)たちにも協力させて、「赤ちゃんがそばにいるよ…」と囁かせる徹底ぶり。この作戦、怖すぎるけど賢すぎる!

すっかりノイローゼ気味になったシウアルは、母親の周氏(ジョウシ)に泣きつきます。藁にもすがる思いで拝み屋さんに頼ると、「亡くなった子の母親に許しを請いなさい」とのお告げが。周氏は張氏(ジャンシ)に謝りに行かせようとしますが、ホアとの友情(?)を信じるシウアルは断固拒否!

沈諾(シェン・ヌオ)のファインプレーと崩れ去る友情

ここで最高のパスを出すのが、我らが沈諾(シェン・ヌオ)!彼は、シウアルがホアを完全には信じきれていないことを見抜いていました。そして、「シウアルを説得できるのは君しかいない」とマンアルに助言するのです。

シェン・ヌオは偶然を装ってシウアルに接触。「ホアからもらったその耳飾り、実は安物だよ」とささやきます。これが決定打に!ホアに裏切られたと確信したシウアルは、怒りに任せてホアの部屋へ。案の定、きらびやかなアクセサリーがたくさん隠されているのを発見し、ついに堪忍袋の緒が切れます。

そして、みんなの前で「三番目のおばさんを転ばせたのは、ホアにそそのかされたからです!」とすべてを白状したのでした。いやー、スッキリ!

大人の事情とマンアルの鉄槌

しかし、話は簡単には終わりません。ホアの母親である古氏(グーシ)は娘を連れて謝罪に来ますが、ホアは地元の名家・宋家との縁談が決まっている身。この結婚は、伯父・連守仁(リエン・ショウレン)の出世にも関わる一大事。結局、祖父の連方(リエン・ファン)は、一族の名誉のためにこの件を水に流すよう、マンアルの父・連守信(リエン・ショウシン)に言い渡します。

悔しいけれど、親に逆らえない父の姿を見たマンアルは、自ら「この話はここまでにします」と宣言。でも、ただでは引き下がりません。「大伯母さんが男の子を産めないから、こんなことになるんだ」とチクリ。この一言、効いたでしょうね!

そしてその夜、マンアルは家を出たホアを麻袋で捕まえ、こっそりボコボコに!よくやった、マンアル!

母への想いと新たな決意

母の体を気遣うマンアルは、祖母の手から卵を奪い取って母に食べさせます。亡くなった弟のために長命縷(ちょうめいる)を編む母の姿に、胸を痛めるマンアル。そんな中、母・張氏はついに夫の守信に「分家しましょう」と切り出します。子供たちがこれ以上この家で傷つくのを見たくない、という母の悲痛な叫びでした。しかし、親に逆らえない守信は、農作業を言い訳にその場を去ってしまいます。お父さん、しっかりして!

お金を稼ぐため、マンアルはシェン・ヌオと小七を連れて落花生掘りへ。掘った落花生で「ニンニクピーナッツ」を作り、町の大きな料理屋「富春酒楼」へ売り込みに行きます。

店主の家では不幸があったらしく、お葬式の真っ最中。ここでまたシェン・ヌオが機転を利かせ、亡くなったおばあさんの情報をゲット。マンアルは、そのおばあさんが乗り移ったフリをして店主に近づき、ニンニクピーナッツを味見させることに成功!「霊が去った」フリをして帰ろうとすると、なんと店主の方から「そのピーナッツを売ってくれ!」と頼まれるのでした。マンアルの商才、恐るべし!

『田園ロマンス~恋の収穫祭~』第7話の感想

今回のエピソードは、登場人物たちの本音や隠された感情がぶつかり合う、非常に見ごたえのある回でした。特に印象的だったのは、主人公・連蔓児(リエン・マンアル)の強さと賢さ、そして彼女が抱える家族への深い愛情です。従姉妹たちの裏切りに対して、ただ泣き寝入りするのではなく、知恵を絞って心理的に追い詰め、ついには真相を自白させる手腕は見事でした。しかし、その後の裁きが「一族の名誉」という大人の事情で曖昧にされてしまう展開には、現実の理不尽さを感じずにはいられません。それでも諦めず、別の形で復讐を果たし、さらには家族を支えるために商売を始めようと行動する彼女の姿からは、どんな逆境にも屈しない生命力があふれていました。父の不甲斐なさや母の悲しみといった、家族が抱える問題の根深さも描かれ、物語に一層の深みを与えています。

つづく