経営難の「綺裴閣(きはいかく)」を救うため、単単単(ぜん・たんたん)は金銀首飾りの販売という新事業に乗り出します。持ち前の商才と機転で見事に店を立て直していく中、職人として覚醒した裴沛(はい・はい)も彼女を力強く支え、二人の絆はより一層深まっていきます。しかし、その成功を快く思わないライバル店の蘇珏(そ・かく)は、新たな策略を巡らせていました。そんな中、街に現れた一人の謎めいた大富豪が、彼らの運命を大きく揺るがす波乱の種となるのでした。
「輝ける宝珠の如く」あらすじネタバレ16話
いやー、今回の16話もすごかったですね!物語が大きく動きました!
冒頭から、はい・はいの嫉妬が爆発!タンタンがたんせいかを食事に誘おうとしただけで、プレゼントをひったくっちゃうんだから、もう子供みたいで可愛い(笑)。「俺の問題は俺が解決する!」なんて啖呵を切ったはいいけど、タンタンから4000枚ものデザイン画を突きつけられて、絶望する顔には思わず笑っちゃいました。
でも、やるときはやるのが我らがはい・はい!徹夜でデザイン画のほとんどを仕上げて、タンタンをあっと言わせます。その才能に驚くタンタンを、はい・はいが抱き寄せて倒れ込み、そのまま熱い口づけを交わすシーンは、息をのむほど美しかったですね…。二人の気持ちが、ついに完全に通じ合った瞬間でした。
さて、舞台は新生「綺裴閣(きはいかく)」へ。タンタンは金銀首飾りの発表会を企画し、見事な商才を発揮します。招待客に紛れ込ませたサクラを使って会場を盛り上げ、新作はあっという間に完売!この策略がバレても、貴婦人たちは「困難な時には助け合うべき」とタンタンの賢さを褒める始末。彼女の人徳が光る、素晴らしいシーンでした。
この成功を受け、はい・はいは「綺裴首飾閣」という新しい看板をプレゼント。もう、どこまでもタンタンを支える彼の愛が眩しい!
一方で、二人の絆が深まるほどに、不穏な影も濃くなっていきます。タンタンの姉、ぜん・そうそうは「もしペイ家が仇だったとしたら?」と意味深な問いを投げかけます。タンタンは「そんなはずはない」と信じていますが、この一言が今後の波乱を予感させますね。
そんな中、ライバル店「蘇玉軒(そぎょくけん)」のそ・かくは、綺裴閣の成功に嫉妬の炎を燃やします。かつては名門だった蘇玉軒が、今は小手先の策に頼っている現状に、ソウソウも疑問を感じている様子。正々堂々としたはい・はいの職人技とは対照的です。
物語のラスト、雲翠城(うんすいじょう)に突如現れた謎の大富豪「斯公子(シこうし)」!金に糸目をつけない彼に、タンタンはすかさずアプローチ。綺裴閣に連れてくることには成功したものの、この公子、なんと「もし俺が勝負に勝ったら、店の宝飾品を全部もらう」というとんでもない賭けをタンタンに持ちかけます。さあ、タンタンはこの無謀な賭けにどう立ち向かうのか!目が離せない展開で幕を閉じました。
『輝ける宝珠の如く』第16話の感想
今回は、タンタンの商売人としての才能が完全に開花した回でしたね。サクラを用意するしたたかさと、それを許させてしまう不思議な人徳。彼女の魅力が存分に描かれていました。一方、はい・はいも遊び人から一流の職人へと変貌を遂げ、彼の才能がなければこの成功はなかったでしょう。二人の力が合わさることで店が大きく飛躍していく様子は、見ていて胸が熱くなりました。しかし、成功の光が強くなるほど、そ・かくの嫉妬という影もまた色濃くなっているのが不気味です。最後に現れた予測不能なキャラクター・斯公子の登場で、物語はさらに複雑な様相を呈してきました。平穏な時間は長くは続かない、そんな緊張感が漂う見事な一話だったと思います。
つづく