宮中から菓子が届き、母の機嫌が直ったことで喜ぶ羅宜秀(ルオ・イーシウ)。彼女は想いを寄せる林茂(リン・マオ) と心を通わせるが、ある誤解から二人の間に溝が生まれてしまう。一方、羅宜寧(ルオ・イーニン)は妹との何気ない会話から、母の毒殺事件に関する重要な手がかりを発見する。そんな中、長兄が旅先で助けたという、亡き母にそっくりな謎の女性が羅家を訪れ、新たな波乱を巻き起こす。さらに宜寧は、彼女に執着する陸嘉学(ルー・ジアシュエ)と対峙することになり、思わぬ窮地に立たされる。

「安寧録~海棠に降る光~」あらすじネタバレ18話

いやあ、今回の18話もすごかったですね!恋のすれ違いに、母の死の真相に迫る新たな手がかり、そして謎の美女の登場と、情報量が多すぎて頭がパンクしそう!早速、気になる18話の展開を詳しく見ていきましょう!

甘くて切ない恋の行方と、母の死の真相に迫る一言

まずは、ふっくら可愛い羅宜秀(ルオ・イーシウ)の恋模様から。なんと宮中の高貴な方からお菓子が届き、母の陳蘭(チェン・ラン)もご満悦。これまで厳しく制限されていたお菓子を、ついに解禁してもらえたんです!

大喜びの宜秀は、早速そのお菓子を林茂(リン・マオ) におすそ分け。でも、ここでちょっとしたすれ違いが…。宜秀がもう体型を気にしていないと思った林茂(リン・マオ) は、「君は少しふくよかだけど、善良で純粋なのが魅力だよ」と励まします。彼なりに勇気づけたつもりなんでしょうけど、これって褒めてる…?(笑)

そんな二人の仲睦まじい様子を、林茂(リン・マオ) の姉・林海如(リン・ハイジョ)が目撃。弟の気持ちを見透かした姉は、「身分の違いもあるし、陳蘭さんが知ったら大変なことになる」と釘を刺します。焦った林茂は「僕は痩せている子が好きで、宜秀は妹みたいなものだ!」なんて、心にもないことを言ってしまうんです。

最悪なことに、忘れ物を届けに戻ってきた宜秀がその会話をバッチリ聞いてしまいました…。せっかくお守りを渡そうと思ったのに、これはショックですよね。林茂のこの朴念仁!

一方、姉の羅宜寧(ルオ・イーニン)は、母の死の真相を探る中で、重要な手がかりを掴みます。宜秀と杏仁酪を食べながらおしゃべりしていると、何気なくフグの話題に。すると宜秀が「昔、叔父さんが家に来てフグ料理を作ってくれたことがある」と口にしたのです。

宜寧の表情が凍りつきます。なぜなら、母が飲んだお茶から検出されたのは、まさにフグの毒。そして、そのフグを調理できる人物が、陳蘭の身内だったなんて…。偶然にしては出来すぎています。母の死に、やはり継母である陳蘭が関わっているのか?謎が深まるばかりです。

羅家に現れた謎の美女と、陸嘉学(ルー・ジアシュエ)の危険な誘い

そんな中、羅家には新たな波乱の種が。任官から帰ってきた長男の羅成文(ルオ・チェンウェン)が、道中で宿代に困っていた女性を助けます。その女性・楊卿画(ヤン・チンホワ)は、なんと亡くなった宜寧の母親に瓜二つ!

後日、お金を返しに羅家を訪れた楊卿画。その姿を見た羅家の老太太(おばあ様)は、亡き嫁を思い出し、彼女の不遇な身の上にも同情して、親戚が見つかるまで屋敷に住まわせることを決めます。陳蘭は内心面白くないようですが、反対はできません。この楊卿画、一体何者なんでしょうか。ただのそっくりさんとは思えませんよね…。

そして、我らが宜寧には最大の危機が!彼女の動向を常に監視している陸嘉学(ルー・ジアシュエ)が、ついに直接接触してきました。宜寧が言い寄ってくる男を川に突き落とす、という勇敢な(!)場面に偶然(を装って)出くわした陸嘉学(ルー・ジアシュエ)。彼はその度胸と権力に臆さない態度に、ますます興味を惹かれたようです。

助けたお礼と称して、半ば強引に自分の屋敷へ宜寧を連れて行く陸嘉学。目的はなんと囲碁の指導。早く帰りたい宜寧は適当にあしらって負けますが、彼は解放してくれません。

「賭けをしよう」と持ちかける陸嘉学に対し、宜寧は「あなたの碁は見事だから、私では相手になりません」と断ります。その瞬間、陸嘉学の目が鋭く光りました。

「今日、初めてお前に碁を教えたのだが。なぜ私の腕前が見事だと知っている?」

しまった…!前世の記憶から、うっかり口を滑らせてしまった宜寧。この絶体絶命のピンチ、どう切り抜けるのでしょうか!?

『安寧録~海棠に降る光~』第18話の感想

今回の第18話は、物語の複数の糸が同時に、そして急速に動き出した回でした。羅宜秀(ルオ・イーシウ)の淡い恋心とそのすれ違いが描かれる一方で、羅宜寧(ルオ・イーニン)は母の死の真相に繋がる決定的な証言を得ます。この二つのプロットが巧みに織り交ぜられ、視聴者を飽きさせません。さらに、宜寧の母にそっくりな謎の女性・楊卿画の登場は、羅家に新たな波紋を広げることを予感させ、物語に一層の厚みを与えています。そして何より、陸嘉学と羅宜寧(ルオ・イーニン)の緊張感あふれる囲碁のシーンは圧巻でした。宜寧が前世の知識をうっかり漏らしてしまう最後の場面は、息を呑むほどのサスペンスを生み出しており、彼女の知性と危うさを見事に表現していました。物語がより深く、複雑に絡み合い始めたことを実感させられる、非常に見ごたえのあるエピソードでした。

つづく