叔母のために病院を訪れたスー・ウェイアンは、そこでグー・ユンジョンとリー・ワントンが親しげに話す姿を目撃し、自身の病気のことも相まって複雑な心境に。一方、ウェイアンの親友姜慕影(ジャン・ムーイン) も恋人とのすれ違いに悩んでいた。
その夜、偶然が重なり、ウェイアン、ユンジョン、そして彼らを取り巻く人物たちが一軒のバーに集結することに。そこでは、ステージでの共演や予期せぬトラブルが発生。さらに、皆で始めたゲームをきっかけに、それぞれが胸に秘めていた想いがぶつかり合う。すれ違う恋の矢印は、一体どこへ向かうのか。人間関係が大きく動く、見逃せない一夜が描かれる。
「 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~」あらすじネタバレ14話
遺伝子の壁とすれ違う心
物語は、スー・ウェイアンが叔母のために心理カウンセラーを探しに華仁病院を訪れるところから始まります。そこで彼女が目にしたのは、なんと恋のライバル(?)、リー・ワントンがグー・ユンジョンに猛アタックしている場面!「優秀な二人が優秀な次世代を育むの」なんて言葉が聞こえてきて、ウェイアンの心はズキリ。
そう、彼女が抱えるハンチントン病は50%の確率で遺伝してしまう…。「生きているだけで精一杯なのに、多くを望む資格なんてない」と自分を嘲笑うウェイアンの姿に、胸が締め付けられます。ユンジョンを想うからこそ、一歩を踏み出せない彼女のもどかしさが痛いほど伝わってきました。
バーに集いし者たち!恋の事件はここで起きる!
一方、ウェイアンの親友ジャン・ムーインも恋に悩んでいました。恋人のファン・ミンファンがSNSで自分をブロックしていることに気づき、モヤモヤ。そんな中、別の男性イェン・カイから映画に誘われ、腹いせ(?)もあってか、その誘いに乗ってしまいます。
この小さなすれ違いが、やがて大きな渦の中心になるとは、誰も予想していませんでした。
その夜、ウェイアンとムーインはバーで女子会。ムーインはわざと位置情報付きの写真をSNSにアップ!これを見たミンファンは慌ててバーへ駆けつけます。そこで彼が見たのは、ウェイアンとドゥー・ユンチョンが親しげにしている姿。すぐさまユンジョンに写真を送るミンファン、仕事が早い(笑)。
さらに、ユンチョンを追ってきたウェン・ラン、そしてユンジョンをこっそり尾行してきたリー・ワントンまでバーに現れ、まさに役者は勢ぞろい!一つの場所にこれだけ想いが交錯するなんて、脚本家さん、天才ですか!?
嫉妬の炎と本音だだ漏れのゲーム
ハイライトは、ウェイアンとユンチョンがステージでセッションするシーン。二人の息の合ったパフォーマンスに、客席から見つめるユンジョンの心は穏やかじゃありません。嫉妬の炎がメラメラと燃え上がっているのが、画面越しにも伝わってきましたね!
その後、みんなで始めた「真心話大冒険(真実か挑戦か)」ゲームが、このカオスな状況にさらに火をつけます。
- ドゥー・ユンチョン:「この中に好きな人がいる」とあっさり告白!
- グー・ユンジョン:真心話を選択し、ゲームにかこつけて「なぜ黙って去ったんだ」とウェイアンに公開質問!これはもう告白同然のストレートな一撃!
- スー・ウェイアン:お題は「向かいの人(ユンジョン)と30秒見つめ合う」。ユンジョンの挑発に乗り、見つめ合ったものの、数秒でギブアップ…。
あの数秒間の視線の交錯、すごかったですね…。愛しさ、戸惑い、怒り、悲しみ…すべての感情が詰まっていて、息をするのも忘れそうでした。
いたたまれなくなったウェイアンは店を飛び出し、ユンチョンが追いかけます。ユンジョンも後を追おうとしますが、親友のムーインが「大人の恋愛は自分に責任を持つことが大事。過去にこだわって、みんなを不幸にしないで」と彼を制止。このムーインの言葉、重かったですね。彼女の友情と、全員の幸せを願う気持ちが伝わってきました。
『 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~』第14話の感想
今回のエピソードは、登場人物たちの秘めた想いが、バーという閉鎖的な空間で一気に噴出した、非常に見応えのある回でした。特に、普段はクールなグー・ユンジョンが、嫉妬を隠さず、不器用ながらも真っ直ぐに想いをぶつける姿には心揺さぶられました。それを受け止めきれないスー・ウェイアンの苦悩も、彼女の抱える秘密を思うと、ただただ切ないです。
また、これまでのライバルポジションだったリー・ワントンが、酔っ払いに絡まれたウェイアンを颯爽と助けるシーンは、予想外の展開で爽快でした。彼女の強さと気風の良さが描かれたことで、キャラクターに一層の深みが増したように感じます。それぞれの恋模様が複雑に絡み合い、物語が大きく動いたことで、今後の展開から目が離せません。
つづく