同僚のウェン・ランは、恋人に振られた腹いせに、スー・ウェイアンが大学を中退した過去を病院中に暴露する。窮地に陥るウェイアンだったが、医師のグー・ユンジョンが彼女を庇い、その場を収める。しかし、ウェン・ランの疑念はウェイアンが抱える遺伝性の難病へと及び、彼女は勝手に遺伝子検査を依頼するという暴挙に出る。ウェイアンの秘密が皆の前で明かされようとしたその時、再びグー・ユンジョンが現れるが…。
「 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~」あらすじネタバレ16話
いやあ、今回の16話は本当に息をのむ展開の連続でしたね!スー・ウェイアンの隠してきた過去と病気の秘密が、ついに意地悪な同僚、ウェン・ランによって白日の下に晒されそうになるんですから!でも、そこは我らがナイト、グー・ユンジョン先生が黙っちゃいない!それでは早速、ハラハラドキドキの第16話の世界に飛び込んでみましょう!
暴走する嫉妬!ウェイアン、絶体絶命のピンチ
ドゥー・ユンチョンにフラれた腹いせで、完全に逆恨みモードのウェン・ラン。彼女の怒りの矛先は、もちろんスー・ウェイアンに向かいます。
なんとウェン・ランは、ウェイアンが過去に指導教官だったハー・シャオグアンを告発して大学を退学したこと、そしてパリ留学なんて真っ赤な嘘だったことを病院中に吹聴して回るんです!最悪なことに、その場にハー・シャオグアン本人まで現れて、ウェイアンは同僚と母親の前で嘘を暴かれ、窮地に立たされてしまいます。
お母さんもショックで倒れそうになったその時!颯爽と現れたのがグー・ユンジョン先生!
「彼女は私が教えた中で最も優秀な学生の一人だ。彼女は何も間違っていない」
きゃー!かっこよすぎません!?「ウェイアンのことが好きなのか」なんて野次を飛ばす元教官にも、今度はウェイアンのお母さんが「それがどうした!」と一喝!母娘の絆と、グー先生の愛の力で、ひとまずその場は収まりました。
しかし、ウェイアンの苦悩は続きます。お母さんには退学の事実は認めたものの、ハンチントン病という最も知られたくない秘密は隠したまま。「ただ医学の道が嫌になっただけ」と嘘を重ねてしまうのでした。
深まる愛と、残酷な疑惑
一方、叔母の病状は進行し、自分の意志とは関係なく手足が動く症状に苦しみます。そんな叔母のために、さりげなく補助器具を用意してくれるグー先生の優しさに、ウェイアンの心は揺れ動きます。でも、病気のことがあるから、彼のまっすぐな愛情を素直に受け取れない…。そんな彼女に、グー先生は「何事からも逃げるな」と力強く諭すのでした。
そして、彼は行動でも愛を示します。夜通し図書館やオフィスでハンチントン病に関する文献を読み漁るグー先生。その姿を見てしまったウェイアンは、感謝と同時に、不治の病に時間を浪費させてしまう罪悪感に苛まれるのです。
そんな中、あのウェン・ランがとんでもないことに気づいてしまいます。ウェイアンの叔母がハンチントン病であること、そして元カレのドゥー・ユンチョンがその病気の研究に投資していること…。点と線が繋がり、彼女は「スー・ウェイアンも同じ病気なのでは?」という恐ろしい疑念を抱くのです。
遺伝子検査を巡る攻防!愛が試される瞬間
ここからが今回のクライマックス!ウェン・ランはウェイアンのお母さんを唆し、なんとウェイアンの歯ブラシを盗んで勝手に遺伝子検査に出してしまう暴挙に!
もちろん、ウェイアンも友人のジャン・ムーインに頼んで、偽の「陰性」の報告書とすり替える作戦を立てますが、ウェン・ランの方が一枚上手でした。彼女は一足先に検査センターから「陽性」の結果報告書を手に入れてしまいます。
そして、ドゥー・ユンチョンまで呼び出し、ウェイアンの母親の前で高らかに宣言するのです。
「スー・ウェイアンはハンチントン病よ!」
母親がショックで崩れ落ちる中、ムーインが駆けつけ「陰性」の報告書を突きつけます。どちらを信じればいいのかわからない状況で、またしても救世主グー・ユンジョンが登場!
彼は、本人の許可なく報告書を受け取ることは重大な規律違反だとウェン・ランを厳しく追及。追い詰められたウェン・ランは「拾っただけ」と嘘をつくしかなく、その場はどうにか収まりました。
しかし、グー先生の鋭い目はごまかせません。彼はムーインが持ってきた報告書にも疑いの目を向けます。そして、ウェイアン自身も、これ以上彼を巻き込めないと、辛い決断を下すのです。
グー先生の車の中で、彼女は冷たく言い放ちます。
「あなたに特別な感情はない。ラカヤでのことは、ただの過ちだった」
愛しているからこそ、突き放さなければならない…。ウェイアンの悲しい嘘で、第16話は幕を閉じました。
『 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~』第16話の感想
今回は登場人物たちの感情が激しくぶつかり合う、非常に見ごたえのある回でした。特に、どこまでも陰湿なウェン・ランの策略と、それに対するグー・ユンジョンの毅然とした態度の対比が見事でしたね。彼がウェイアンを擁護する姿は、まさに正義のヒーローそのもの。彼の行動一つ一つから、ウェイアンへの深く、揺るぎない愛情が伝わってきて、胸が熱くなりました。
一方で、愛する人を傷つけたくない一心で、嘘を重ね、ついには愛していないとまで言ってしまうウェイアンの選択には、心が締め付けられます。彼女の孤独や絶望を思うと、本当に切ない気持ちになります。二人の想いが通じ合っているのに、残酷な運命がそれを許さない。このもどかしい状況が、物語に一層の深みを与えていると感じました。
つづく