顧雲崢(グー・ユンジョン)との関係を清算しようと必死になる蘇為安(スー・ウェイアン)。そんな彼女の前に、長年の恋人と別れた杜雲成(ドゥー・ユンチョン)が現れ、積極的なアプローチを開始する。二人の男性の間で、ウェイアンの心は揺れ動く。
一方、フランスから来日した気難しい神経外科の権威・陸博士(ルーはかせ)を巡り、ユンジョンとユンチョンは彼の持つ特許をかけて火花を散らすことに。ウェイアンは、博士の心を開いて特許を得るため、彼のガイド役となって奮闘するが…。恋の三角関係と仕事の行方が複雑に絡み合い、物語は新たな局面を迎える。
「 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~」あらすじネタバレ17話
本心と裏腹、すれ違う二人
物語は、主人公・蘇為安(スー・ウェイアン)が、顧雲崢(グー・ユンジョン)との関係を必死に断ち切ろうとするところから始まります。でも、我らがユンジョン先生、そんなことで引き下がるタマじゃありません。「君の言葉は全部、裏返しに聞くことにしたよ」なんて、もはや愛の暴走特急!ウェイアンは呆れて言葉も出ず、その場を去るしかありませんでした。
ユンジョンの一途さは、ウェイアンのために朝食を用意するという行動にも表れますが、ウェイアンは冷たくあしらいます。このじれったさが、またいいんですよねぇ。
衝撃の破局と宣戦布告
その一方で、もう一つのカップルに激震が走ります。杜雲成(ドゥー・ユンチョン)が、恋人・溫冉(ウェン・ラン)(ウェン・ラン)のこれまでの行いを厳しく問い詰めるのです。この対立の中で、衝撃の事実が明らかに。なんと、ユンチョンがウェン・ランに近づいたのは、彼女の父親の力を借りて、ハンチントン病の治療薬「HDQ39」プロジェクトを進めるため…つまり、すべてはウェイアンのためだったというのです!
過去の回想シーンでは、ユンチョンが公の場でウェン・ランの告白を断っていたことも判明。彼の心には最初からウェイアンしかいなかったんですね。キャリアを盾に脅すウェン・ランを冷たく突き放し、ユンチョンはウェイアンのもとへ車を走らせます。
そして車中、ユンチョンはウェイアンにウェン・ランと別れたことを告げ、自分の会社に来てほしいと誘います。この時点ではやんわりと断るウェイアンですが、事態はここから急加速!
ユンチョンはなんと、恋のライバルであるユンジョンの目の前で、「僕はウェイアンが好きだ。これから本気でアプローチする」と堂々の宣戦布告!いやー、しびれましたね!穏やかそうに見えたユンチョンの中に眠っていた情熱が、ついに火を噴きました。
気難しい博士と三人の攻防戦
そんな三角関係が燃え上がる中、物語には新たなキーパーソンが登場します。フランスからやってきた、神経外科学の権威・陸博士(ルーはかせ)です。彼の持つ特許を巡り、ユンジョンが所属する華仁病院と、ユンチョンとウェイアンが組む潔輝公司が、熾烈な争奪戦を繰り広げることになります。
しかし、この陸博士(ルーはかせ)がなかなかの頑固者。「仕事の話は一切しない」というルールのもと、三人を観光に連れ回し、体力の限界まで付き合わせるのです。ですが、ここでウェイアンのコミュニケーション能力が炸裂!巧みな話術で博士の懐に入り込み、ガイド役として認められます。
嫉妬の炎とバーでの一夜
もちろん、元カノのウェン・ランも黙ってはいません。ユンチョンの母親に泣きつき、「ウェイアンが息子を誘惑した」と嘘の情報を吹き込みます。家柄の良いウェン・ランを気に入っている母親は、すっかりその話を信じ込んでしまうのでした。この女の執念、恐ろしい…。
物語のクライマックスは、ウェイアンが陸博士たちを連れて行ったバーでの一幕。まだ特許を諦めきれないウェイアンは、なんと自らステージに上がり、バンド演奏に参加!その意外な才能で、博士を楽しませようと奮闘します。
そんな彼女を愛おしそうに見つめるユンジョンと、同じく熱い視線を送るユンチョン。その様子に気づいた陸博士は、カメラで二人の表情を撮りながら、こう呟くのです。「君たち二人とも、このお嬢さんのことが好きなんだな」と。いやはや、博士、お見通しですね!
『 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~』第17話の感想
今回のエピソードは、登場人物たちの感情が激しくぶつかり合い、物語が大きく動いた回でした。特に印象的だったのは、これまで比較的穏やかな立場にいた杜雲成(ドゥー・ユンチョン)の変貌です。彼が抱えていた蘇為安(スー・ウェイアン)への長年の想いと、そのための計画が明らかになり、顧雲ジョンへの宣戦布告に至る流れは、物語に新たな緊張感と深みを与えました。彼の行動は、単なる横恋慕ではなく、純粋で切実な想いに裏打ちされていることが伝わってきて、キャラクターの魅力が一気に増したように感じます。
一方で、溫冉(ウェン・ラン)の策略や、気難しい陸博士の登場など、新たな波乱の種も蒔かれました。特に、ウェイアンが陸博士の心を開くためにバンド演奏を披露するシーンは、彼女の多才さと、困難に立ち向かう強さを象徴しているようで、非常に心に残る場面でした。複雑に絡み合う恋愛模様と、医療というテーマが、より一層面白さを増してきたと感じます。
つづく