グー・ユンジョンとスー・ウェイアンの関係は、携帯ショップでの一件や帰り道での出来事を通して、より親密なものになっていく。そんな中、二人は友好病院が企画したラベ村への医療ボランティアに参加する。慣れない環境での活動中、突然の豪雨に見舞われた二人は洞窟で雨宿りをすることに。そこである出来事をきっかけに、お互いの気持ちを確かめ合う。雨上がりの夜、幻想的な「暗夜の虹」の下で二人の距離はさらに縮まるが、その帰り道に予期せぬトラブルが発生してしまう。
「 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~」あらすじネタバレ9話
急接近の二人!「彼氏」認定にドキドキ
物語は、グー・ユンジョンがスー・ウェイアンに新しい携帯電話を買ってあげるシーンからスタート。店員さんに「カップルですか?」と聞かれたグー先生、なんと間髪入れずに「はい」と即答!あのクールなグー先生が…!これにはウェイアンも、そして画面の前の私たちもビックリですよね。
おまけに、自分の電話番号をウェイアンの緊急連絡先に登録して、名前を「イケメン」にするなんて、どこでそんな技を覚えたんでしょうか(笑)。今までの堅物なイメージを覆す行動に、ウェイアンも思わず笑ってしまいます。
帰り道、道端で倒れている人を発見した二人。なんとその男は人身売買犯だったのですが、そこは医者の使命。グー先生はすぐさま救命措置を行い、病院へ搬送します。その間、ウェイアンは街角で楽しそうにドラムを叩いていて、その無邪気な姿をグー先生が愛おしそうにスマホで撮影するシーンは、二人の温かい関係性を象徴しているようでした。
病院に戻る際、車椅子を忘れたグー先生は、なんとウェイアンを「お姫様抱っこ」!抱きかかえながらフランス語と中国語を教え合う中で、グー先生が「彼氏」という単語を知っていることが判明し、ウェイアンはドキドキが止まりません。
元親友からのマウント攻撃と、新たな決意
そんな甘い雰囲気も束の間、ウェイアンの元に元親友のウェン・ランからビデオ電話が。画面の向こうで、わざとらしく元カレのドゥー・ユンチョンとの仲の良さを見せつけてきます。これぞ女の戦い…。しかし、ウェイアンはそんな嫌味に付き合うことなく、毅然と通話を終了させます。
その後、病院が企画したラベ村への医療ボランティアに、ウェイアンも通訳として同行することを決意。親友のジャン・ムーインを一人にはできないという優しさと、医師としての使命感が彼女を突き動かします。
「暗夜の虹」の下で…ついに結ばれる想い
ラベ村でのボランティア活動中、突然の豪雨に見舞われ、二人は洞窟で雨宿りをすることに。ここでまたもや事件が!怪我をしたウェイアンの手当てをするグー先生に、彼女は「先生はただの医者じゃない。一人の男性として見てる」と、ついに想いを告白!
雨が上がると、グー先生はウェイアンを「暗夜の虹」が見える特別な場所へ連れて行きます。満月の夜、滝の前にかかる幻想的な虹と、周りを飛び交う蛍…。これ以上ないほどロマンチックな雰囲気の中、グー先生は再びウェイアンの手を握り、河原で拾った石をプレゼント。そして、二人はついに情熱的なキスを交わすのでした。
しかし、幸せな時間の後には不穏な影が…。ラカヤにいる二人を案じるドゥー・ユンチョンがこちらへ向かうことを決意し、新薬の開発も次の段階へ進みます。そして物語のラスト、森を抜けようとする二人の前に蛇が現れ、驚いた拍子に崖から転落!グー先生が足を怪我してしまい、連絡も取れない絶体絶命の状況で9話は幕を閉じます。
『 癒やしの恋人~ロマンスの処方箋~』第9話の感想
今回は、これまで少しずつ育んできたグー先生とウェイアンの想いが、ついに形になった素晴らしいエピソードでした。「彼氏」と認めたり、お姫様抱っこをしたりと、前半から甘い展開が続きましたが、やはり特筆すべきは「暗夜の虹」の下でのキスシーンでしょう。幻想的な風景と二人の美しい姿が相まって、息をのむほどロマンチックな名場面でした。ウェイアンが抱える病気のことを思うと、こうして二人が心を通わせ、幸せな時間を過ごしている姿は、輝かしくもどこか切なさを感じさせます。この幸せがいつまでも続いてほしいと願わずにはいられません。一方で、元カレの接近や新薬開発の進展など、今後の波乱を予感させる要素も散りばめられており、物語の深みが増したように感じます。甘さと切なさが絶妙に絡み合い、二人の恋の行方から目が離せません。
つづく