いやあ、今回の第11話はすごかったですね!甘いラブコメかと思いきや、サスペンスとコメディが絶妙にミックスされていて、一時も目が離せませんでした。現代と過去を行き来するドタバタ劇に、まさかのあの人までタイムスリップ!?そしてラストには、安景昭(アン・ジンジャオ)に最大の危機が…。それでは早速、波乱万丈の第11話のあらすじとネタバレを振り返っていきましょう!
庄主の座を狙う周魏の悪だくみ
雲蔚(うんうつ)山荘の庄主の座を虎視眈々と狙う周魏(ジョウ・ウェイ)。彼は、安景昭(アン・ジンジャオ)が失踪したことにし、偽の遺体を用意して自分が後継者になるという恐ろしい計画を立てていました。
さっそく「名医を連れてきた」と称して安景昭(アン・ジンジャオ)の部屋に押し入ろうとしますが、すんでのところで駆けつけたお祖母様が阻止!「景昭はただの風邪だ」と追い返そうとします。
しかし、しつこく食い下がる周魏。絶体絶命かと思われたその時、部屋の中から安景昭自身の声が!
「随分と大胆になったものだな。私の寝室にまで押し入るとは」
実はこれ、現代にいる安景昭が、隕石の力か何かで声を飛ばしていたんですね。機転を利かせた初月(チューユエ)も「私たちは休むから」と加勢し、お祖母様も「孫を抱く邪魔をするな」と見事な連携プレーで周魏を撃退!いやー、スカッとしましたね!
現代でのひと悶着と、まさかの人物がタイムスリップ!
場面は変わって現代。安景昭と初月がいい雰囲気になっているところを、なんと初月のお母さんが目撃!
安景昭が別時空の人間だと説明しても、もちろん信じてもらえるはずもなく…。「娘を幸せにしたいなら、まずはまともな仕事を見つけなさい!」と、交際を猛反対されてしまいます。まあ、お母さんの気持ちも分かりますよね(笑)。
一方、過去の世界では、周魏が新たな動きを見せます。安景昭の部下である離青(リー・チン)の弱みを握り、彼に協力を強要。不穏な空気が漂います。
そんな中、現代でとんでもないハプニングが!
安景昭が過去へ戻る瞬間を目撃した初月の兄・初陽(チューヤン)が、「上虞(シャンユー)へ数日旅行したい」と興味津々。彼はタイムスリップの鍵が「キス」だと勘違いして安景昭に迫りますが、本当の鍵は「隕石と天候」。ちょうどその時、雷が鳴り響き、安景昭は過去へ。そして、なんと兄の初陽まで一緒に吸い込まれてしまったのです!
心配でたまらない初月も、後を追って過去の世界へ飛び込みます。
毒の刃と、試される二人の絆
過去の世界・上虞(シャンユー)で再会した3人。初めて見る時代劇の世界に、兄の初陽は大はしゃぎ!お祖母様にもすっかり気に入られ、安景昭と初月の結婚を後押しするなど、場を和ませます。
しかし、平和な時間も束の間。周魏の魔の手がすぐそこに迫っていました。
彼は、妻を人質に取った離青に、安景昭を毒殺するよう命じます。しかし、ただ殺すのではありません。安景昭を「殺人鬼」に仕立て上げ、自分が正義の味方として庄主の座を奪う、という卑劣な策略でした。
苦悩の末、離青は安景昭のお茶に毒を盛ってしまいます。何も知らない安景昭がそのお茶を口にした瞬間、激しい苦痛に襲われ倒れてしまいました。
駆けつけた医者も「見たことのない毒だ」とさじを投げる絶望的な状況。知らせを聞いた初月は、最初は仮病だと疑いますが、安景昭の苦しむ姿を見て事の深刻さを理解します。「この世に治せない毒なんてない。私が必ず解毒薬を見つけてみせる!」と固く誓うのでした。
『花渓記~君が空から舞い降りて~』第11話の感想
今回のエピソードは、甘い恋愛模様と緊迫したサスペンス、そして兄・初陽がもたらすコミカルな要素が巧みに織り交ぜられており、物語の奥行きを一層深めていました。現代での母親との対立は現実的な壁として二人の前に立ちはだかり、タイムスリップというファンタジー設定にリアルなスパイスを加えています。そして、信頼していた部下の裏切りによって絶体絶命の窮地に陥る安景昭の姿には、胸が締め付けられる思いでした。しかし、その困難に直面したことで、初月の安景昭への想いの強さが浮き彫りになり、二人の絆が本物であることを改めて感じさせてくれます。ただのラブコメに終わらない、人間ドラマとしての魅力が光る回でした。
つづく