狩りの最中に行方不明になった初陽(チューヤン)を救出するため、安景昭(アン・ジンジャオ)と李初月(リー・チューユエ)は、宿敵・周魏(ジョウ・ウェイ)が主催する宴に乗り込むことを決意する。そこは巧妙に仕組まれた罠が張り巡らされた危険な場所だった。初月は機転を利かせて危機を乗り越えようとするが、二人の前にはさらなる脅威が立ちはだかる。一方、初月たちの身を案じる景昭は、彼女たちを守るためにある重大な決断を下す。二人の絆と運命が大きく揺れ動く、緊迫の回。

「花渓記~君が空から舞い降りて~」あらすじネタバレ14話

いやあ、今回の『花渓記』第14話は、手に汗握る展開の連続でしたね!弟の初陽(チューヤン)を助けるための敵地潜入から、まさかの崖落ちまで、息つく暇もありませんでした。早速、ハラハラドキドキの14話を振り返っていきましょう!

周魏の罠!消えた初陽を救い出せ

物語は、初陽が狩りの途中で怪しい猟師に誘われ、まんまと姿を消してしまうところからスタート。案の定、これは宿敵・周魏(ジョウ・ウェイ)の仕掛けた罠でした。弟の危機を知った初月(チューユエ)は、景昭(ジンジャオ)の制止を振り切り、「私を置いていくつもりなら、東華(ドンホワ) を脅してでもついていく!」と宣言。その気迫に押され、景昭は彼女を連れて周魏の誕生祝いの宴へ向かいます。

宴の席で、初月はその鋭い観察眼を発揮!周魏の屋敷の調度品の中から、なんと初陽が身につけていたブレスレットを発見します。弟がここに捕らわれていると確信した初月は、大胆な作戦を決行!わざと景昭の服にお酒をこぼし、「着替える」という口実を作って、二人で宴席を抜け出すことに成功するんです。この機転の良さ、さすが初月ですよね!

脱出劇と、すれ違う想い

首尾よく初陽を見つけ出したものの、屋敷はすでに周魏の手の者たちに囲まれていました。絶体絶命のピンチ!しかし、ここで景昭の武術が炸裂します。初月を守りながら次々と刺客を倒していく姿は、まさにヒーローそのもの。

そんな中、宴の席にいた白芷(バイ・ジー) が景昭を助けようとしますが、周魏に止められてしまいます。彼女、景昭に気があるみたいだけど、初月のことを明らかに敵視していて、今後の火種になりそうな予感…。

なんとか無事に屋敷を脱出した一行。しかし、景昭の表情は晴れません。彼は初月と初陽に、「君たちがいると、それが俺の弱点になる。どうか現代に帰ってくれ」と辛い決断を告げるのです。自分たちのせいで景昭を危険に晒したくない…初月は涙をこらえ、その言葉を受け入れるしかありませんでした。

崖っぷちの告白!?

しかし、問題はそれだけではありませんでした。周魏はなんと、景昭の父親を人質に取り、薬で意識を朦朧とさせて鎖でつないでいたのです!その非道なやり方を知った景昭は、父を救おうとしますが、鎖を断ち切ることができません。

さらに、景昭は謎の刺客・離青(リー・チン)の一団に襲われ、後山の崖へと追い詰められてしまいます。そして、無情にも放たれた矢が景昭を捉え、彼は崖の下へと真っ逆さまに…!

駆けつけた初月が目にしたのは、傷つき倒れる景昭の姿でした。「結婚の約束をしたくせに、嘘つき!」思わず叫んだ初月の言葉に、なんと景昭がむくりと起き上がります。「…今の言葉、本心か?」とニヤリ。え、まさかの芝居!?初月は照れ隠しに「あなたが怪我してるから言っただけよ!」とそっぽを向きますが、二人の間には確実に何かが芽生え始めていました。

『花渓記~君が空から舞い降りて~』第14話の感想

今回は、初月と景昭の関係性が試される、非常に見ごたえのある回でした。周魏の罠に立ち向かう二人の連携プレーは見事でしたし、特に初月の機転と度胸には感心させられました。彼女がいなければ、あの危機は乗り越えられなかったでしょう。一方で、愛する者を守るために、あえて突き放そうとする景昭の苦悩と覚悟が胸に迫りました。彼が背負うものの大きさを改めて感じさせられます。そして最後の崖でのやり取りは、緊迫した状況の中にも二人の間に流れる特別な空気を感じさせ、今後の関係の進展を期待させるものでした。父の救出という新たな課題も浮上し、物語がさらに深みを増したように思います。

つづく