いやぁ、今回の15話もなかなかに心が揺さぶられる展開でしたね…。毒に侵された安景昭(アン・ジンジャオ)の運命、そして初月とのもどかしい恋模様から目が離せません!早速、あらすじとネタバレいってみましょう!
周魏(ジョウ・ウェイ)の陰謀と老夫人の覚悟
物語は、安景昭(アン・ジンジャオ)が崖から突き落とされた衝撃のシーンから。実行犯の離青(リー・チン)は、周魏(ジョウ・ウェイ)に「毒を塗った矢で射り、崖から落としたので助かるはずがない」と報告。これで邪魔者がいなくなったとほくそ笑む周魏ですが、安景昭の遺体が見つからないことに一抹の不安を覚えます。
そこで彼が考えた次なる手は、なんと兄の安景凌(アン・ジンリン) を人質にして、生きているかもしれない安景昭をおびき出すという非道な作戦!でも、この計画は百戦錬磨の老夫人(おばあ様)によって阻止されちゃいます。「景昭の生死も分からぬうちに、兄にまで手をかけるとは何事か!」という一喝、さすがの迫力でしたね。
その裏で、老夫人は安景昭に解毒のヒントを与えていました。そして、安景昭が父を救うために持ち帰った鎖を見るや、それが「魔教」の秘宝であり、開けるには専用の武器が必要だと見抜きます。父を救うため、そして自身の毒を解くため、安景昭は再び現代へ向かうことを決意するのでした。
現代への帰還、そして切ない再会
その頃、現代では…。東華(ドンホワ) が初陽(チューヤン)と一緒にアイスを食べたりテレビを見たり、現代社会に四苦八苦している姿がなんとも微笑ましい!テレビを「人箱」と呼び、「どうして人が中に?」なんて聞いちゃう天然っぷり、可愛すぎでしょ!
そんな中、雷鳴が轟く夜、ついに安景昭が現代へ帰還します!目の前に現れた彼を見て、一瞬、安堵と喜びの表情を浮かべる初月。でも、次の瞬間には彼を突き放し、「あなたのことなんて気にしてない」とツンデレを発動!もう、素直じゃないんだから!
安景昭は毒のせいで苦しんでいるのに、初月は彼が自分を引き留めるための「苦肉の策」だと思い込んでしまいます。東華(ドンホワ) だけが脈を診て中毒だと気づきますが、安景昭は「彼女には言わないでくれ」と口止め。愛する人を心配させたくない一心なのね…切なすぎる!
魔教の剣を追え!すれ違う二人
安景昭の目的は、父を縛る鎖を開ける「魔教の剣」を手に入れること。しかし、剣を売っているはずの店の主人は行方知れず。
一方、初月は大学の恩師から、先輩が盗作でクビになったという衝撃の事実を知らされます。複雑な気持ちでいるところに、安景昭と東華が「元の世界に帰るべきか、現代に残るべきか」を話しているのを聞いてしまうんです。安景昭は初月のそばにいたい、でも東華は「あなたには大きな責任がある」と諭します。それを聞いてしまった初月は、彼を元の世界に帰すべきだと考え、隕石のかけらの力を使おうとします。
そんな中、剣の持ち主「胡子(ひげの男)」と接触できることに!初月は「私が交渉する!」と名乗りを上げ、見事な交渉術で取引をまとめかけます。しかし、相手は初月を人質に取ろうとする卑劣なヤツだった!絶体絶命のピンチに、安景昭が颯爽と登場!初陽(チューヤン)たちのファインプレーもあって、無事に剣を奪還します。
しかし、戦いの後、安景昭は毒の苦しみに耐えきれず倒れてしまいます。東華が「彼は寒氷掌という毒に侵されている」と明かすと、初月はハッとしますが、安景昭は多くを語ろうとしません。真実を知らされず、彼が自分を頼ってくれないことに傷ついた初月は、「あなたの生死なんて、もう私には関係ない!」と、悲しい言葉を告げてしまうのでした…。
『花渓記~君が空から舞い降りて~』第15話の感想
命がけで愛する人の元へ戻ってきた安景昭と、彼を想うがゆえに素直になれない初月。二人のすれ違いが、見ていて本当に胸が締め付けられる回でした。特に、安景昭が毒の苦しみを隠して健気に振る舞う姿には、彼の深い愛情を感じずにはいられません。一方で、過去の世界では周魏が悪どく権力を掌握していく様子が描かれ、物語に不穏な緊張感を与えています。物語の核心に迫る「魔教の剣」という新たなキーアイテムも登場し、過去と現代、二つの世界で繰り広げられる問題がどう交錯していくのか、ますます目が離せなくなりました。登場人物それぞれの立場や想いが複雑に絡み合い、物語に一層の深みを与えていると感じます。
つづく