刺客の疑いをかけられた李初月(リー・チューユエ)は、現代科学の知識で水を逆流させる実験を見せ、安景昭(アン・ジンジャオ)を驚かせる。 しかし、疑いを晴らすため、景昭は本音を話す薬草「食言草」を彼女に飲ませることに。 薬のせいで本音を語ってしまった初月に興味を持った景昭は、ある計画のため、彼女に「偽りの夫婦」として協力するよう取引を持ちかける。 初月は脱出の好機と見てこれを承諾し、二人は奇妙な協力関係を結ぶことになる。
「花渓記~君が空から舞い降りて~」あらすじネタバレ2話
現代から武侠の世界に迷い込んでしまった李初月(リー・チューユエ)。雲蔚(うんうつ)山荘の若様・安景昭(アン・ジンジャオ)に刺客と疑われ、絶体絶命!…かと思いきや、第2話では彼女の現代知識が意外な形で炸裂します。
初月は「圧強の原理」なんていう、この世界の人々にとっては魔法のような知識を披露し、水の逆流実験を成功させます。これには、クールな景昭も「ほう…こいつ、なかなか賢いな」と、ちょっと見直し始めた様子。
でも、疑いが完全に晴れたわけではありません。景昭はなんと、飲んだ者が本音を話してしまうという恐ろしい「食言草」入りのお茶を初月に飲ませるんです!なんて強引な!
薬の効果はてきめんで、初月は「別の世界から来たの!それに、ある男性を追ってきたのよ!」と、心の内を洗いざらいぶちまけてしまいます。これには、さすがの景昭も思わず赤面。彼、意外とウブなのかもしれませんね。
一方、初月はなんとか屋敷から脱走しようと試みますが、あっさり失敗。景昭の弟・安景凌(アン・ジンリン) に見つかったところを、兄である景昭本人に捕まってしまいます。
しかし、ここからが面白い展開!景昭は初月に、とある取引を持ちかけます。それは、彼の計画のために「仲睦まじい夫婦のフリをして、一緒にピクニックへ行く」というもの。初月はこれを逃亡のチャンスと考え、二つ返事で承諾します。
景昭は、亡き母が未来のお嫁さんのために遺したという、とっておきの美しい衣装を初月に用意させます。その衣装に着替えた初月の姿を見た景昭は、思わず言葉を失うほど見惚れてしまうのでした。ツンツンしていた彼の心が、少しずつ溶かされていくのが分かりますね。
馬車に乗り込む前、初月は景昭に「どうして私をこんなに夢中にさせるの?」なんて、現代風のキザなセリフを浴びせます。景昭は戸惑いながらも、まんざらでもない様子。目的地に向かう道中も、22歳なのに「自分はベイビー」と言い張る初月に、景昭はカルチャーショックを受けっぱなし。二人のチグハグな会話が、とってもコミカルで微笑ましいシーンでした。
目的地に着いた初月は、さっそく子供に飴を渡して何かを頼んでいます。彼女の脱出計画は、果たしてうまくいくのでしょうか?
『花渓記~君が空から舞い降りて~』第2話の感想
正直、最高に面白い展開でした!特に「食言草」のくだりは、このドラマのコメディエンヌとしての初月の魅力が全開でしたね。本音をぶちまけて景昭をタジタジにさせるシーンは、痛快そのもの。一方で、そんな彼女に振り回されながらも、次第に惹かれていく景昭の表情の変化がたまりません。クールな彼が、母の遺した大切な衣装を初月に着せ、その美しさに息をのむ場面は、今後のロマンスを予感させる名シーンと言えるでしょう。ただのタイムスリップものに終わらない、キャラクターの心理描写の巧みさが光ります。二人の関係がどう進展していくのか、そして彼らを取り巻く策略がどう絡んでくるのか、じっくりと見届けたい気持ちにさせられました。
つづく