安景昭(アン・ジンジャオ)の屋敷に留まることになった李初月(リー・チューユエ)。 景昭は父を蝕む毒の治療法を探して奔走する一方、初月との間には奇妙な信頼関係が芽生え始める。 初月が語る「未来の世界」の話に、景昭は興味を隠せない。 そんな中、弟の安景凌(アン・ジンリン) は、兄にも言えない秘密を抱え、裏で何かを画策しているような素振りを見せる。 若荘主の座を巡る陰謀と、時空を超えた恋模様が交錯し、物語は新たな局面を迎える。

「花渓記~君が空から舞い降りて~」あらすじネタバレ3話

さあ、今回も『花渓記』の世界にどっぷり浸かっていきましょう!第3話は、ツンデレ若荘主・安景昭(アン・ジンジャオ)と、現代から迷い込んだヒロイン・李初月(リー・チューユエ)の関係が、グッと面白くなってくる回ですよ!

安景昭(アン・ジンジャオ)は初月に「ちょっと出かけるから、俺が部屋にいるフリをしといてくれ」と、とんでもない無茶ぶり! もちろん初月は「え、その隙に逃げちゃおっかな~」なんて考えますが、「外は物騒だぞ。逃げてもいいことないからな」と脅されて、あっさり引き受けちゃうのが彼女らしいところ(笑)。

その頃、安景昭(アン・ジンジャオ)は父を救うため、名医である洛神医のもとを訪れていました。しかし、「役人の家は診ない」と断られてしまいます。そこで景昭は、一族にまつわる悲劇と、宿敵・周魏(ジョウ・ウェイ)の陰謀を語り、必死に説得を試みるのでした。シリアスな展開ですね…。

一方、お部屋で留守番(という名の芝居)をしていた初月。外から人の気配がすると、「若荘主様はお休み中です~!」なんて、なりきり演技を披露します。そこへ景昭がナイスタイミングで帰還!初月が言った芝居がかったセリフをからかい、「さっき言ってたこと、全部実行してくれるんだろうな?」とニヤニヤ。初月がタジタジになる姿が、なんとも微笑ましいシーンでした。

自分の世界に帰る方法が見つからず、「なんでみんな私のこと殺そうとするのよー!」と泣きじゃくる初月に、景昭は「ここにいれば安全だ」と、ぶっきらぼうながらも優しい言葉をかけます。もう周魏(ジョウ・ウェイ)の手下じゃないと分かった今、彼も初月を守る気になったみたいですね。こうして、二人の奇妙な同居生活が本格的にスタートします。

そんな中、景昭は初月を秘密の部屋へと連れて行きます。そこで彼女が語る「飛行機」や「電車」、そして憧れのデザイナー「顧清風(グー・チンフォン)」の話に、景昭は興味津々。初月が顧清風の魅力を「放電がすごいの!」と表現すると、景昭はそれを文字通り電気か何かと勘違いしたのか、自慢の軽功を披露して「俺は稲妻より速いか?」と張り合っちゃう始末!この時代のズレから生まれるコミカルなやり取りが、このドラマの魅力ですよね。

人の気配を感じて狭い場所に隠れた二人。ドキドキの密着状態で、初月は景昭の力強い心音を聞いてしまいます。ラブコメの王道展開に、思わずニヤけてしまいました!

しかし、物語はただ甘いだけではありません。弟の安景凌(アン・ジンリン) が、部下に「兄上を尾行しろ」と命じるなど、不穏な動きを見せ始めます。その裏で父の毒を解毒しようとしているようにも見えますが、彼の真意は一体どこにあるのでしょうか?

物語のラスト、初月は花火が見たいと駄々をこねます。しかし、密室の仕掛けは二人分の体重がないと開かないというトリッキーなもの。そこで景昭は、初月をひょいと抱きかかえて脱出!お姫様抱っこで花火を見に行くなんて、ロマンチックが止まりません! コメディとシリアス、そしてロマンスが絶妙に絡み合い、物語が大きく動き出した第3話でした。

『花渓記~君が空から舞い降りて~』第3話の感想

第3話は、コメディとシリアスなサスペンスのバランスが秀逸な回でした。父を救おうと奔走する安景昭のシリアスな一面と、初月との間で繰り広げられるコミカルなやり取りの対比が、物語に深みを与えています。特に、初月の現代知識を真に受けて張り合う安景昭の姿は、彼の不器用ながらも純粋な性格を浮き彫りにしており、非常に魅力的でした。一方で、弟・安景凌(アン・ジンリン) の謎めいた行動は、今後の展開に不穏な影を落としています。彼の真の目的が何なのか、考察が捗ります。主人公二人の関係性が可愛らしく進展しつつも、物語の核となる謎が深まるという、見応えのある構成だったと感じます。

つづく