解毒薬を求め、再び魔教の拠点へ向かった安景昭(アン・ジンジャオ)と李初月(リー・チューユエ)。機転を利かせた初月のおかげで危機を脱するも、事態は思わぬ方向へ。一方、初月の素性を探る兄の安景凌(アン・ジンリン) は、彼女が本当の許嫁ではないと確信し、ある計画を立て始めます。そんな中、景昭は初月への想いを固めますが、父から衝撃の事実を告げられ、二人の関係は新たな局面を迎えることになります。
「花渓記~君が空から舞い降りて~」あらすじネタバレ20話
解毒薬を求めて再び魔窟へ!初月の交渉術が光る
解毒薬を手に入れるため、再び魔教の拠点へ向かうことになった景昭(アン・ジンジャオ)と初月(リー・チューユエ)。「置いていかれたら大変!」とばかりに、初月は自分の体と景昭を文字通り紐で縛り付けて強引に同行!この強引さが初月らしくて、思わず笑っちゃいました。
案の定、魔教の尊主・紅翡(ホンフェイ)が待ち構えていて、いきなり戦闘モードに。でも、ここで我らが初月の見せ場がやってきます!「待った!」と割って入り、前回見た紅翡のボロボロのマントを「私なら修復できます!」と交渉カードに使うんです。戦いじゃなくて、女子力(?)で解決しようとするなんて、さすが現代っ子!
そんな中、景凌(アン・ジンリン)が密道を発見し、一行は脱出を図ります。しかし、密道でまさかの地震が発生!初月は自分を顧みず、敵であるはずの紅翡をかばって毒を受けてしまいます。その自己犠牲の姿に心を打たれたのか、ツンデレな紅翡は「これで貸し借りなしよ」とぶっきらぼうに言いながらも、解毒薬を渡してくれました。なんだかんだ、根は優しい人なのかもしれませんね。
兄・景凌の思惑と、父・安成虎の爆弾発言
一方、雲瑞山荘では景凌が不穏な動きを見せていました。なんと、初月のスマホのロック解除に成功!彼女がこの世界の人間ではないことに気づき始めます。さらに、本物の許嫁・寒婉卿(ハン・ワンチン)の似顔絵を元に人探しを開始。初月を少夫人の座から解放するため…というのは建前で、何か別の目的があるような気がしてなりません。
そんな兄の企みも知らず、景昭は初月への想いを固めていました。「寒婉卿」としてではなく、「李初月(リー・チューユエ)」として彼女を妻に迎えたい。そう決意して父・安成虎(アン・チョンフー)に報告に向かいます。
ところが!父の口から飛び出したのは、とんでもない爆弾発言でした。
「本物の寒婉卿が見つかった。お前の許嫁は…桃雲(タオユン)だ!」
えぇぇーーーっ!?まさかの桃雲!景昭と初月の仲を誰よりも応援していた、あの心優しい桃雲が新たな婚約者だなんて…。必死に反対する景昭でしたが、興奮した父は持病が悪化して倒れてしまいます。
あまりの急展開に、桃雲自身もパニック。景昭と初月を引き裂きたくないと願う彼女に、景凌が「解決策がある」と持ちかけます。果たして、景凌の真意とは?そして、この四角関係はどうなってしまうのでしょうか!?
『花渓記~君が空から舞い降りて~』第20話の感想
景昭がようやく初月自身を愛していると自覚し、男らしい決意を見せたかと思えば、今度は父親からのとんでもない爆弾投下。そして、その爆弾の的にされてしまったのが、まさかの桃雲だなんて…。彼女の人の良さが、かえって事態を複雑にしているのがもどかしいですね。一方で、景凌の策略もどんどんエスカレートしていて、彼の目的が初月を助けるためなのか、それとも別の思惑があるのか、その真意が気になるところです。それぞれの思惑が複雑に絡み合い、物語に一層の深みを与えています。登場人物たちの感情の揺れ動きが巧みに描かれており、見応えのある回でした。
つづく