ついに迎えた景昭と初月の婚礼の日。しかし、二人の仲を妬む白芷(バイ・ジー) の策略や、謎の刺客の襲撃など、式は波乱の連続に見舞われる。なんとか危機を乗り越え、婚房で二人きりになった景昭と初月。そこで二人を待ち受けていたのは、さらなるアクシデントだった。ドタバタの中で、二人の関係は新たな局面を迎え、そしてこの物語の根幹に関わる大きな秘密がついに明らかになる、重要なエピソード。

「花渓記~君が空から舞い降りて~」あらすじネタバレ5話

いや~、今回もやってくれましたね!『花渓記』第5話、ただの婚礼の回かと思いきや、とんでもない展開が待っていました!恋のライバルの罠、謎の刺客、そしてまさかの花嫁すり替え事件まで!?てんこ盛りの内容を、早速振り返っていきましょう!

宴席は女の戦場!媚薬騒動のゆくえは?

物語は、初月(リー・チューユエ)と景昭(アン・ジンジャオ)のための宴席からスタート。でも、穏やかに進むわけがありませんよね(笑)。

景昭に想いを寄せる白芷(バイ・ジー) が、なんと初月を陥れるために酒に媚薬を投入!あからさまな罠ですが、初月は一枚上手でした。「私、景昭様には興味ないから、あなたとの仲を取り持ってあげるわ」と白芷(バイ・ジー) を丸め込み、まんまと薬入りの杯を白芷(バイ・ジー) に飲ませようとします。

ところが!ここで最大の誤算が発生!景昭が「人が口をつけた杯は飲まん」と、なんと初月が持っていた(元は白芷が飲むはずだった)杯をグイッと一気飲み!…そう、薬入りの酒を飲んでしまったのは、ターゲットの初月ではなく、まさかの景昭本人だったのです!

案の定、薬の効果で体は熱くなり、意識が朦朧とし始める景昭。白芷は自分が飲まされるはずだったと気づき、慌てて景昭を別室へ連れて行きます。そこへ何も知らない初月がやってきて、二人は部屋に閉じ込められてしまうのでした。

「ドラマでよくある展開!」と現代知識で状況を察した初月。薬のせいで理性を失いかけた景昭が初月を抱き上げ、いよいよ…!というところで、初月が放った一言は「ごめん、げっぷ出る!」。この一言で、なんとかピンチを切り抜けました。いや、その手があったか!と感心しちゃいました(笑)。

波乱の婚礼と花嫁すり替え事件!

場面は変わって、いよいよ初月と景昭の婚礼当日。ここでも白芷が嫌がらせをして初月が転びそうになりますが、景昭がスマートに助け舟を出します。なんだかんだ言って、景昭は優しいんですよね。

しかし、式の途中で黒覆面の刺客たちが乱入!騒然となりますが、景昭は「北冥の残党だ」と冷静沈着に一蹴。あっという間に刺客を片付けてしまいます。強い!

一方、一人で婚房に残された初月は、現代に帰ろうと試みますがうまくいきません。そんな彼女を、突然現れた異民族の男が気絶させ、どこかへ連れ去ってしまいます。

え、初月がさらわれた!?と思いきや、なぜか婚房にはちゃんと花嫁姿の初月(?)が座っている…というミステリー。

何も知らない(ふりをしている)景昭が部屋に戻り、花嫁の顔布をめくると、いきなり二人は戦闘モードに!実は、この花嫁は偽物。そして、部屋に入ってきた景昭も、部下が変装した偽物だったのです!本物の景昭は、すでに入り口で異変に気づいていたんですね。さすがです。偽物同士の戦いは、残念ながら偽景昭の敗北に終わりました。

この一連の騒動は、景昭に恨みを持つ周魏(ジョウ・ウェイ)が仕組んだ罠でしたが、計画は失敗に終わります。

キスが鍵!?タイムスリップの謎、解明!

全ての騒動が落ち着き、ようやく二人きりになった本物の景昭と初月。景昭はムードに任せて初月にキスをしようとします。初月は「こっちの風習をもっと知りたい!」なんてはぐらかしますが、景昭は「円房(初夜)も風習だが?」とグイグイ迫ります。

そして、景昭が初月にキスをしたその瞬間!

二人の体は光に包まれ、なんと現代の初月の部屋にタイムスリップ!

ここで、ついに二人は気づきます。あの古代の婚房と、この現代の初月の部屋が繋がっていること、そして、ベッドが二つの世界を繋ぐ通路になっているという衝撃の事実に…!

『花渓記~君が空から舞い降りて~』第5話の感想

前半は白芷を巻き込んだドタバタラブコメかと思いきや、後半は刺客の襲来や花嫁すり替え事件といったサスペンスフルな展開へと一気に加速し、緩急の付け方が見事でした。特に、偽物の花嫁と偽物の花婿が戦うというトリッキーな構成には、思わず唸ってしまいました。そして何より、物語の根幹であるタイムスリップの謎がついに解明されたのが最大のポイントです。ただの偶然ではなかった二つの世界の繋がり、そしてキスがきっかけで発動するという、なんともロマンチックな仕掛け。これが分かったことで、二人の関係がどう変化していくのか、物語がどう深まっていくのか、今後の展開から目が離せなくなりました。

つづく