元の世界に帰る方法が見つかり、別れの時が近づく安景昭(アン・ジンジャオ)と李初月(リー・チューユエ)。景昭は自分の想いを伝えようと初月の誕生日にサプライズを計画するが、恋のライバル・顧清風(グー・チンフォン)の登場で二人の心はすれ違ってしまう。そんな中、初月は仕事でのトラブルに加え、予期せぬ危険に巻き込まれてしまう。迫りくる危機と、故郷への帰還という千載一遇のチャンス。初月を救うため、景昭は人生を左右する大きな決断を迫られることになる。
「花渓記~君が空から舞い降りて~」あらすじネタバレ9話
ついに来たわね、第9話! 今回は、現代に帰る方法が見つかった景昭(ジンジャオ)と、彼への想いを自覚し始める初月(チューユエ)の心が、切なくもどかしく交差する神回だったわよ!
さよならの予感と、酔いにまかせたキス
物語は、初月が景昭に「元の世界に帰れるわ」と告げるところからスタート。彼女、雷雨の日にあの不思議な石が光ってタイムスリップしたことを突き止めたのよ。そして、なんと明後日には雷雨が来る予報! これで景昭は帰れる…はずなんだけど、初月の心は晴れないのよね。寂しさを隠して気丈に振る舞う姿が、もう健気で…。
一方、景昭も複雑な心境からか、お酒をたくさん飲んで酔いつぶれちゃう。弟の安景凌(アン・ジンリン) から連絡を受けた初月は、心配でホテルに駆けつけるんだけど、そこで事件発生!
眠っていると思った景昭が、いきなり初月にキス! 実は起きてたのよ、この策士!(笑) 突然のことに驚く初月だけど、内心では「え、これで終わり?」なんて思っちゃうあたり、もう完全に恋する乙女よね。自分の気持ちに戸惑う初月、可愛すぎ!
すれ違う誕生日と、ライバルの登場
後日、景昭は初月の誕生日を祝うために、キャンドルディナーをサプライズで用意! しかも、プレゼントの箱にはフランス語で「僕の彼女になってくれますか?」なんてメッセージまで添えて…。ロマンチックすぎるでしょ!
でも、ここで恋のライバル・顧清風(グー・チンフォン)からお祝いの誘いの連絡が。タイミング悪すぎ! 初月は景昭の告白に 제대로 答えないまま、清風の元へ行ってしまうの。景昭のガッカリした顔が目に浮かぶわ…。
清風が開いてくれた誕生日会では、彼がギターで歌をプレゼント。でも、初月の心はここにあらず。そこへ、景凌に連れられた景昭が登場! ちょっとしたハプニングでシャンパンのコルクが飛んだ時、とっさに初月をかばう景昭の姿は、まさに騎士(ナイト)だったわね。
最大の危機と、愛のための選択
翌日、職場で自分のデザインが盗用されるというトラブルに見舞われる初月。でも、彼女は意外と落ち込んでいないの。なぜなら、景昭への想いをはっきりと自覚したから。
そして、運命の雷雨の日がやってくる。景昭は傘を持たない初月を心配して電話するんだけど、その電話の向こうで、初月が何者かに襲われる声が…!
景昭は、元の世界に帰る唯一のチャンスを捨てて、初月の元へ駆けつけるの! 「君より大事なものなんてない」って…。もう涙腺崩壊よ。怪我を負いながらも初月を助け出した景昭は、手当てを受けながら「責任、取ってくれる?」なんて聞いちゃうんだから。もちろん初月は「当たり前でしょ!」と即答。こうして二人の心は、ついに固く結ばれたのよ。
翌朝、景昭のために一生懸命スープを作ろうとする初月の姿があって…。不器用だけど、愛情のこもった一日の始まり。最高のエンディングだったわね。
『花渓記~君が空から舞い降りて~』第9話の感想
今回のエピソードは、二人の感情の機微が丁寧に描かれていて、胸に迫るものがありました。特に印象的だったのは、景昭が初月への愛のために、故郷へ帰るという最大の目的を迷いなく捨て去るシーンです。彼の行動は、言葉以上に深い愛情を物語っており、物語に確かな重みを与えていました。一方で、初月もまた、自身の恋心をはっきりと自覚し、景昭を受け入れる覚悟を決めます。これまでのすれ違いやもどかしさが、この大きな決断によって一気に解消され、二人の絆が本物になったのだと感じさせられました。不器用ながらも互いを想い合う姿は、観ているこちらの心まで温かくしてくれます。
つづく