官銀の行方を追う陸繹(りくえき) と今夏は、揚州で新たな事件に直面する。鍵を握るのは、揚州一の美女と名高い翟蘭葉(てきらんよう)と、過去にいわく付きの事件があった古い劇団「春喜班(しゅんきはん)」。そんな中、事件の重要参考人が獄中で謎の死を遂げ、捜査は混迷を極める。互いに反発しながらも、徐々に信頼を深めていく陸繹と今夏。二人は事件の真相を暴くため、身分を偽り劇団へ潜入するという危険な任務に就くことになる。

「花様衛士~ロイヤル・ミッション~」あらすじネタバレ9話

第9話、見ましたか?事件が複雑に絡み合い、陸繹(りくえき) の関係にも大きな変化が…!もう、目が離せませんよね!

美女の登場は事件の香り?謎の女性・翟蘭葉

今回のキーパーソンは、何と言っても揚州一の美女と名高い翟蘭葉(てきらんよう)!琴を奏でるその姿は、まさに天女のよう。でも、我らが今夏はただ見とれているだけじゃありません。質素な身なりや使用人への態度から、彼女がただの傲慢な美人ではないと見抜きます。さすが、六扇門(りくせんもん)の名捕快(ほかい)!

翟蘭葉は陸繹(りくえき) に気がある素振りを見せつつも、その裏には何か秘密が隠されていそう。今夏が探りを入れると、なんと彼女、事件の重要参考人・周顕已(しゅうけんい)が捕まる前夜、雨に濡れて風邪を引いていたことが判明!これは怪しい、怪しすぎます!

陸繹(りくえき) は今夏に彼女の身辺調査を命じますが、当の今夏は「大人(ターレン)、美人に好かれてまんざらでもないでしょう?」なんて陸繹をからかう始末(笑)。この二人の軽妙なやり取り、たまりませんね!

獄中の怪死!そして深まる謎

そんな中、事件は急展開を迎えます。なんと、牢獄にいた周顕已(しゅうけんい)が謎の死を遂げてしまうんです!外傷は一切なく、まるで何かに怯えきったような死に顔…。陸繹と今夏が検視を行いますが、死因は不明。

食卓で、今夏が検視の様子を「血やらウジやら…」と面白おかしく(?)語ったせいで、潔癖症の陸繹様は食欲を失い退席(笑)。おかげで楊岳(ようがく) までとばっちりを受けて、ご飯が喉を通らなくなっていました。今夏の豪胆さには、本当に毎回驚かされます。

雨の夜の相合傘!ツンデレ陸繹、陥落寸前!?

この9話、最大の見どころはここでしょう!陸繹は今夏に、周顕已が死んだ楼閣を夜通し見張るよう命令します。ぶつくさ言いながらも猫を抱いて見張る今夏。すると、向かいの建物(翟蘭葉の旧居)の窓に陸繹の姿が!

突然の土砂降りの中、今夏が陸繹のもとへ駆け出すと、なんと陸繹が傘を差して迎えに来てくれるじゃないですか!そして、濡れている今夏の方へそっと傘を傾け、自分の肩がずぶ濡れになるのも構わない様子…。

「大人(ターレン)は猫だけが心配なの?」

今夏のこのセリフ、最高でしたね!黙って傘を差し続ける陸繹の姿に、彼の不器用な優しさが溢れていました。これはもう、恋の始まりと言っても過言ではないでしょう!

まさかの潜入捜査!二人は劇団員に!?

事件の捜査は、思わぬ方向から進展します。今夏の幼馴染・謝霄(しゃしょう) が口ずさんでいた歌がきっかけで、昔あった殺人事件の手口が今回の事件とそっくりだと判明!なんと、耳の後ろにあるツボを銀針で刺すことで、外傷なく人を殺せるというのです。再検視した今夏は、見事にその銀針を発見!

この手掛かりを得た陸繹と今夏は、事件の真相を探るため、なんと流民を装って古い劇団「春喜班(しゅんきはん)」に潜入することに!ボロボロの服を着せられ、不満そうな顔をするエリート陸繹様と、新しい役どころにワクワクが隠せない今夏。この凸凹コンビの潜入捜査、一体どうなっちゃうんでしょうか!?

『花様衛士~ロイヤル・ミッション~』第9話の感想

今回の第9話は、ミステリーとロマンスのバランスが絶妙でした。官銀の行方を追う本筋に、周顕已の怪死という新たな謎が加わり、物語に一層の深みが出てきましたね。特に、外傷のない殺人というミステリアスな展開には引き込まれました。

そして何より、陸繹と今夏の距離がぐっと縮まったことに胸が熱くなりました。雨の夜、黙って傘を傾ける陸繹の姿は、彼の冷たい仮面の下にある優しさを象徴する名シーンだと思います。普段はツンケンしている彼が見せる不器用な気遣いに、思わず頬が緩んでしまいました。

物語のラストで始まった、まさかの劇団への潜入捜査という展開も非常に面白いです。身分を偽り、慣れない環境に身を置く二人が、これからどんな化学反応を見せてくれるのか。事件の真相と共に、二人の関係がどう進展していくのか、期待が膨らみます。

つづく