五湖盟の岳陽派に保護された張成嶺(ジャン・チョンリン) だったが、伝説の武庫の鍵琉璃甲を巡り、盟主の高崇(ガオ・チョン)から厳しい追及を受ける。一方、周子舒(ジョウ・ズーシュー)と溫客行(ウェン・コーシン)は、ひょんなことから清風剣派の純朴な青年・曹蔚寧(ツァオ・ウェイニン) と出会う。

溫客行(ウェン・コーシン)の侍女・顧湘(グー・シアン)は、曹蔚寧(ツァオ・ウェイニン) を利用して岳陽派に潜入し、張成嶺(ジャン・チョンリン) の様子を探ろうとする。そんな中、周子舒(ジョウ・ズーシュー)のかつての組織天窗が岳陽に現れ、さらに鬼谷を名乗る者による残忍な事件が発生する。様々な勢力の思惑が交錯し、物語は新たな局面を迎える。

「山河令」あらすじネタバレ8話

第8話、物語が大きく動き出しましたね!岳陽の街に各勢力が集結して、もう目が離せない展開になってきました。さっそく振り返っていきましょう!

岳陽派に保護された張成嶺(ジャン・チョンリン)だけど、さっそく五湖盟の盟主・高崇(ガオ・チョン)から琉璃甲はどこだ!ってすごい剣幕で問い詰められちゃいます。可哀想に、成嶺は何も知らないのに…。趙敬(ジャオ・ジン) が間に入ってくれたけど、高崇(ガオ・チョン)のあの執着っぷりはちょっと怖いよね。父親の張玉森(ジャン・ユーセン)に何か恨みでもあるのかな?って勘ぐっちゃうレベル。

一方、我らが周子舒(ジョウ・ズーシュー)と溫客行(ウェン・コーシン)は酒場で一杯やってるところ。そこに財布をすられたっていうお人好しそうな青年、清風剣派の曹蔚寧(ツァオ・ウェイニン) が登場!周子舒(ジョウ・ズーシュー)は彼と意気投合するんだけど、溫客行(ウェン・コーシン)は面白くないみたいで、めちゃくちゃヤキモチ焼いてるのが最高に可愛い(笑)。結局、お供の顧湘(グー・シアン)にあのスリ捕まえてこい!って言って、曹蔚寧(ツァオ・ウェイニン) も一緒に追い払っちゃうんだから、独占欲がすごい!

でも、この出会いがきっかけで、顧湘(グー・シアン)は曹蔚寧(ツァオ・ウェイニン) の助けを借りて岳陽派に潜入成功!溫客行(ウェン・コーシン)、口では色々言ってるけど、ちゃんと成嶺のこと心配して情報を集めようとしてるんだよね。周子舒(ジョウ・ズーシュー)に俺は“温大善人”として、偽善者の仮面を剥いでやるのさなんて語るシーン、彼の過去に何があったのか、ますます気になっちゃうよ。

その頃、高崇(ガオ・チョン)は成嶺を五湖碑っていう五湖盟の慰霊碑みたいな場所に連れて行って、張家の跡継ぎとして立派になれって励ますんだ。あれ?意外といい人…?って思ったのも束の間、帰り道で周子舒のかつての組織天窗が待ち伏せ!

天窗の統領・韓英(ハン・イン)が成嶺を渡せ!って迫る絶体絶命のピンチに、颯爽と現れたのが覆面の周子舒と溫客行!二人の連携プレーで韓英を人質に取って、見事、成嶺を救出します。しかも、この韓英、実は周子舒に命を救われた恩があって、忠誠を誓ってる部下だったんだよね。周子舒の元リーダーとしてのカリスマ性が垣間見えた瞬間でした。

そして、物語はさらに不穏な方向へ…。

溫客行と周子舒が街を歩いていると、西域の奇術ショーに出くわすんだけど、なんとショーの箱から出てきたのは10個の人頭!現場には鬼谷が天に代わって道を行うっていう不気味な声が響き渡って、街は大パニックに。

岳陽の街に集う五湖盟、そして影で動く天窗と鬼谷。それぞれの思惑が複雑に絡み合って、これから一体どうなっちゃうの!?って感じで、8話は幕を閉じました。

『山河令』第8話の感想

第8話は、物語の舞台が岳陽に移り、登場人物たちの関係性や背景がぐっと深まった回でした。特に印象的だったのは、周子舒と溫客行の絆がまた一段と強まった点です。お互いの素性を探り合いながらも、成嶺を救うためには自然と共闘する姿は、見ていて胸が熱くなります。溫客行が周子舒に見せる独占欲や嫉妬は、彼の人間味あふれる一面であり、二人の関係の面白さを際立たせていました。

また、曹蔚寧と顧湘(グー・シアン)という新しいカップルの誕生も微笑ましかったですね。世間知らずで純粋な曹蔚寧と、ちょっとおてんばな顧湘のやり取りは、緊迫した物語の中での清涼剤のようです。

一方で、天窗の具体的な介入や、鬼谷による残忍な事件の発生により、物語は一気にサスペンスの色合いを増しました。五湖盟の内部も一枚岩ではないようで、誰が本当の味方で誰が敵なのか、まったく油断ができません。様々な勢力の思惑が交錯し、物語に重層的な深みを与えています。光と闇、善と悪の境界線が曖昧になっていく中で、主人公たちがどう立ち向かっていくのか、今後の展開から目が離せません。

つづく