顧廷燁(こていよう)からの突然の求婚で、盛家は大騒ぎに。相手が気に入らない如蘭は反発しますが、皇帝からの賜婚という話まで持ち上がり、追い詰められていきます。彼女は心に決めた相手に別れを告げるため密会しますが、その現場を予期せぬ人物に目撃されてしまい、盛家全体を揺るがす大スキャンダルに発展。この窮地を脱するため、盛家の大人たちはある苦肉の策を思いつきます。一方、科挙に合格した斉衡(せいこう)も、ついに明蘭(みんらん)への求婚に動き出しますが…。
「明蘭~才媛の春~」あらすじネタバレ39話
第39話は、もう何て言ったらいいんだろうね。顧廷燁(こていよう)の壮大な計画がついにその全貌を現し始めて、盛家はてんやわんやの大騒ぎ!こっちの心臓も落ち着かないっての!
盛家、大パニック!如蘭の密会が招いた波乱
前回、顧廷燁(こていよう)が求婚したのはなんと如蘭(じょらん)だったよね。でも如蘭には心に決めた文炎敬(ぶんえんけい)がいる。皇帝から賜婚の話まで出てきて、追い詰められた王若弗(おうじゃくふつ)と如蘭。もう後がないと悟った如蘭は、家のため、そして愛する文炎敬を守るため、泣く泣く顧廷燁(こていよう)との結婚を受け入れる決意をするんだ。
そして、文炎敬に最後の別れを告げるため、こっそり会う約束をするんだけど…これがすべての始まりだった!
なんと、その密会の現場を兄の盛長柏(せいちょうはく) と、よりにもよって婚約者であるはずの顧廷燁本人が目撃しちゃうんだ!偶然を装ってるけど、顧廷燁のあの目を見ればわかる、全部お見通しだってね!長柏は驚きのあまりひっくり返り、大慌てで如蘭を連れて帰る。
案の定、盛家はひっくり返ったような大騒ぎ。父の盛纮(せいこう)は家名を汚した!と激怒して如蘭を打ち殺さんばかりの勢いだし、王若弗(おうじゃくふつ)は娘が不憫で泣き叫ぶばかり。まさに地獄絵図だよ。
卑劣な策と、おばあ様の愛
この前代未聞のスキャンダルをどう収めるか。追い詰められた盛纮(せいこう)と王若弗が思いついたのは、とんでもない身代わり作戦だった。
顧廷燁が求めたのは盛家の“嫡女”だ。明蘭(みんらん)は若弗様の養女になっているから、名目上は嫡女。如蘭の代わりに明蘭を嫁がせれば、万事解決じゃないか!
いやいや、ちょっと待てと。自分たちの体面を守るために、また明蘭を犠牲にする気か!この夫婦の浅ましさには、本当に呆れて言葉も出ないよ。
でも、盛家には我らが盛おばあ様がいる!このとんでもない提案を聞いたおばあ様は、文字通りブチギレ!人でなし!鬼畜め!明蘭をなんだと思っている!と二人を怒鳴りつけ、一喝するんだ。このシーンは本当にスカッとしたね!おばあ様の明蘭への深い愛情が、この腐った家の中で唯一の光だよ。
動き出す二つの恋、そして…
そんな大混乱の裏で、二人の男が動いていた。
一人は、科挙に見事合格した斉衡(せいこう)。彼はついに母である平寧郡主(へいねいぐんしゅ)から明蘭への求婚の許しを得て、意気揚々と盛家へ向かうんだ。でも…もう遅いんだよ、若様!タイミングが悪すぎる!
そしてもう一人。盛家の騒動も、斉衡(せいこう)の動きも、すべて計算ずくだったかのように、顧廷燁が行動を起こす。
華蘭(からん)の計らいで一人でお茶をしていた明蘭の前に、静かに姿を現した顧廷燁。彼がこの状況を作り出した張本人。一体何を語るのか…。物語は、ここからが本番だ!
『明蘭~才媛の春~』第39話の感想
今回のエピソードは、まさに物語の大きな転換点でしたね。顧廷燁が周到に張り巡らせた策の網が、ついに明蘭にまで及んだ回でした。如蘭の密会が偶然目撃されるという展開は、明らかに彼が仕組んだもの。その大胆かつ緻密な計画性には、もはや感服せざるを得ません。一方で、盛纮と王若弗が自分たちの保身のために平然と明蘭を差し出そうとする姿には、強い憤りを感じました。しかし、それに対する盛おばあ様の烈火のごとき怒りが、観ていて非常に心地よかったです。彼女の深い愛情が、この物語の良心となっています。そして、ようやく求婚に踏み切るも時すでに遅し、という斉衡の悲恋も切なく、登場人物それぞれの思惑が複雑に絡み合い、物語に一層の深みを与えていました。
つづく