行方不明の母親の手がかりを求め、ついに醍醐書斎にたどり着いた宣夜(センヤ)。しかし、人の良さそうな店主には恐ろしい秘密が隠されていた。一方、宣夜は半夏(ハンゲ)の言葉をきっかけに、これまで抱いていた妖への考えを改め始める。そんな中、書斎の店主の魔の手が半夏に迫る。半夏が残したわずかな手がかりを頼りに、宣夜は救出に向かうが、そこには絵に宿る奇妙な罠が待ち受けていた。
「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」あらすじネタバレ18話
師叔の過去と新たな協力者
前回、無実の罪で投獄されてしまった幽篁(ユウコウ)ですが、なんと彼を救ったのは謎の師叔・沈図南(シェン・トゥーナン)でした。かつて沈図南は、狐妖と恋に落ちたことで掟を破り、師門を追われた過去があったんですね。その恋した狐妖を探すため、彼は20年も地下城に潜んでいたというから、その愛の深さに驚きです。
一方、宣夜(センヤ)は例の醍醐書斎を探すために、その沈図南に協力を依頼。これで調査も一気に進むかと思いきや、半夏(ハンゲ)との間にちょっとした事件が。
街で蛇妖に襲われ、恐怖で固まってしまった半夏を、宣夜が身を挺して守るんです!このシーン、宣夜の優しさと強さが際立ってましたね。普段はぶっきらぼうなのに、いざという時は頼りになる。半夏じゃなくても惚れてしまいそうです。
怪しすぎる書斎の店主
ついに見つけ出した醍醐書斎。しかし、店主の沙満(シャー・マン)がどうにもこうにも胡散臭い。人の良さそうな笑顔の裏で、二人が帰った途端、手下をハンマーで撲殺!しかも、その手下の体は紙人形でできていたというホラー展開…。沙満がまた描き直さないとと呟く姿は、まさに狂気そのものでした。彼がこの一連の事件の黒幕で間違いなさそうですね。
そんな中、半夏は宣夜にもし私が妖だったら、あなたに殺される?と核心に迫る質問をします。しかし宣夜は意味のない仮定だと話をはぐらかしてしまいます。ああ、もどかしい!傷ついた半夏は、以前手に入れた回音螺という貝に宣夜が好きと、秘めた想いをそっと吹き込むのでした。切ない…。
画の中の悪夢と残されたメッセージ
物語は一気にクライマックスへ。なんと、幽篁が一足先に醍醐書斎に足を踏み入れ、壁に掛かった奇妙な絵に吸い込まれてしまいます!
さらに、その魔の手は半夏にも。沙満は巧みな嘘で半夏を誘い出し、連れ去ろうとします。しかし、我らが半夏もただではやられません!危険を察知した彼女は、宣夜へのメッセージとして、部屋の棚にこっそりと茶壺と回音螺を隠します。逆さまの茶壺(醍醐)と回音螺…これが何を意味するのか。
帰宅した宣夜は、半夏の異変と残された暗号に気づきます。醍醐が書斎を指していると悟った彼は、すぐさま救出へ!書斎では沙満と激しい戦いを繰り広げますが、なんと二人ともあの呪いの絵の中に吸い込まれてしまいました。
絵の中で宣夜は半夏を救い出せるのか?そして沙満の本当の目的とは?続きが気になりすぎます!
『無憂渡~瞳に映った真実の愛~』第18話の感想
今回は、複数の物語が同時進行し、それぞれが醍醐書斎という一点に収束していく構成が見事でした。特に、店主・沙満の不気味な正体が明らかになるシーンは、物語全体の雰囲気を一変させるほどの衝撃がありました。彼の狂気的な行動は、今後の展開に大きな波乱を予感させます。また、宣夜が半夏の言葉をきっかけに、これまで偏見を抱いていた妖である宋奇(ソン・チー)を助ける場面は、彼の内面の変化を示す重要なポイントだと感じました。半夏のストレートな問いかけに宣夜が戸惑う姿など、二人の関係性の描写もより深みを増しており、サスペンスフルな本筋と恋愛模様のバランスが絶妙な一話でした。
つづく