画の世界から現実へと戻った半夏(ハンゲ)。画の中での出来事を経て、二人の心の距離は急接近する。半夏は、自分の気持ちを確かめようと宣夜に想いをぶつける。一方、十数年ぶりに家族の元へ戻った母・唐如雲は、娘の半夏に対してどこかぎこちない態度を見せる。父・英恒は、宣夜を命の恩人として迎え入れようとするが、彼の過去に関する不穏な噂を耳にし、娘の将来を案じ始める。そんな中、謎の男・子空(ズークン)が、宣夜に向けて不気味な術を使い始める。

「無憂渡~瞳に映った真実の愛~」あらすじネタバレ24話

画の中から無事にみんな生還!本当によかったよね!でも、あの摩訶不思議な世界での出来事は、現実に戻ってきた登場人物たちの心に、甘い記憶と、そして新たな波乱の種を残していったみたい。

今回は、ついに!ついに!半夏(ハンゲ)の恋が大きく動き出す、ファン待望の神回よ!でも、ただ甘いだけじゃないのがこのドラマ。幸せの裏で、不穏な影がじわじわと忍び寄ってくるの…。

じれったい二人についに進展が!

画の中での出来事が忘れられない半夏(ハンゲ)の告白は本物だったの?って、もう気になって仕方ない!勇気を振り絞って宣夜(センヤ)に詰め寄るんだけど、宣夜ったら、またいつものポーカーフェイスで覚えてないなんてはぐらかすのよ。もう、じれったい!

でも、半夏(ハンゲ)は諦めないわ。あの時、こう言ってくれたじゃない!って必死に訴えるその姿に、ついに宣夜が折れたの。言葉の代わりに、不意打ちの口づけ…!きゃー!って叫んじゃったわよ。突然のキスに呆然とする半夏だったけど、そのあと、じわ~っと顔に広がる満面の笑み。これが見たかったのよ!本当におめでとう!

家族の想いと、見えない壁

幸せいっぱいの半夏は、早速、宣夜を家族に紹介しようと大張り切り。命の恩人でもある宣夜を、父・段英恒(ダン・エイコウ)も歓迎してくれるんだけど…。どうも、手放しでは喜んでいない様子。娘と宣夜の間に特別な感情が芽生えていることに気づきつつも、6年前に起きた事件の噂を耳にして、心配でたまらないみたい。

娘を思う親心から、英恒は宣夜を呼び出すと、半夏には決まった許嫁がいるなんて、わざと釘を刺すようなことを言ってしまうの。あぁ、お父さん…。そのせいで、宣夜は黙って半夏の前から去ってしまうし、二人の間にまた気まずい空気が…。

一方、画の中から戻ってきた母・唐如雲(とう・じょうん)の態度も、どこかおかしいのよね。娘の半夏が甘えても、どこかよそよそしくて、本能的に避けようとする感じ。十数年も観音像として囚われていたんだから、心に変化があるのは仕方ないのかもしれないけど、見ているこっちは切なくなっちゃうわ。

忍び寄る黒い影・子空(ズークン)の企み

そして、一番ヤバいのが、あの謎の男・子空(ズークン)よ!血のついた手ぬぐいを使って、何やら怪しげな術で宣夜の居場所を探し当てたみたい。その術の影響なのか、眠りから覚めた宣夜の目が妖しく光り、突然、半夏に襲いかかろうとするの!

ちょうどその時、術を使っていた子空(ズークン)自身が謎の心臓の痛みに襲われて、宣夜も正気に戻るんだけど…。本人は何が起こったか全く覚えていない様子。これって、一体どういうこと?子空と宣夜の間に、何か特別な繋がりがあるのかしら?不気味すぎるわ…。

甘い恋の始まりと同時に、家族の壁、そして正体不明の敵の影が、二人の未来に暗い影を落とし始める第24話。幸せなだけじゃ終わらない、このドラマの真骨頂が見えてきたわね!

『無憂渡~瞳に映った真実の愛~』第24話の感想

待ちに待った宣夜と半夏のキスシーンには、思わず声が出た。ようやく想いが通じ合った二人の姿は、これまでの苦労を知っているだけに、感慨深いものがあったわ。しかし、このドラマは単純な恋愛物語ではないのよね。幸せの絶頂から一転、父親の反対や、母親の不可解な態度という家族の問題が壁として立ちはだかる。さらに、子空の不気味な術が宣夜に直接影響を及ぼすという、新たな脅威も明らかになった。甘いロマンスと、背筋が凍るようなサスペンスが巧みに織り交ぜられていて、物語の奥行きを一層深くしていると感じる。ただ幸せになるだけでは終わらない、彼らが乗り越えるべき試練の大きさを予感させる、見事な構成だったわ。

つづく