崇武営の兵士を追う趙遠舟(ちょうえんしゅう) と文瀟(ぶんしょう)の前に、宿敵・離崙(りろん)が姿を現す。一方、卓翼宸(たくよくしん)たちは、倒してもすぐに蘇る不死身の兵士たちとの激闘を強いられていた。なんとか危機を脱し合流した一行だったが、今度は呉言(ご げん)将軍殺害の濡れ衣を緝妖司が着せられるという絶体絶命の事態に。与えられた猶予はわずか一日。事件解決の鍵を握る斉家の令嬢を訪ねようとするが、彼女は忽然と姿を消してしまう。深まる謎と新たな脅威が、緝妖司を追い詰めていく。

「大夢帰離~明かせぬ想い、宿命の朱~」あらすじネタバレ4話

前回、崇武営(すうぶえい)の兵士を追っていた趙遠舟(ちょうえんしゅう) 。そこに現れたのは、なんと趙遠舟(ちょうえんしゅう) の妹弟子・趙婉児(ちょう えんじ)だったの!離崙(りろん)が妖しげなでんでん太鼓を鳴らすと、趙遠舟(ちょうえんしゅう) の千年修行してきた真の姿が暴かれそうになって、文瀟(ぶんしょう)も大ダメージを受けちゃうのよ。もう、いきなり大ピンチ!

その頃、白玖(はくきゅう)府の屋敷の外で崇武営を待ち伏せ。そこに卓翼宸(たくよくしん)も駆けつけて、斉家の主人が嘘をついていたことが確定!やっぱりね!って感じよね。緝妖司(しゅうようし)のメンバーと崇武営の激しいバトルが始まるんだけど、ここからが奇妙な展開に。

卓翼宸(たくよくしん)たちがいくら兵士を倒しても、まるで何かの力で治癒されたみたいに、すぐに起き上がってまた襲いかかってくるの!まさに不死身の軍団よ。でも、さすがは白玖(はくきゅう)!兵士の背中に貼られたお札を発見。これがなんと、伝説の邢天(けいてん)の血で書かれた呪符で、不死の力を与えていたのね。原因がわかればこっちのもの!みんなで札を剥がしまくって、なんとか危機を脱出したわ。

一方、趙遠舟と文瀟(ぶんしょう)は離崙(りろん)と対峙中。離崙はわざとどうでもいい昔話をして時間を稼いでいる様子。趙遠舟は、斉府からの知らせに始まった一連の出来事すべてが、離崙に仕組まれた罠だったことに気づくの。離崙は卓翼宸(たくよくしん)たちを助けに行けと趙遠舟を揺さぶるけど、文瀟と生死を共にするって言い切る趙遠舟、カッコよすぎでしょ!

師匠の仇を討ちたい文瀟は、無力な人間の体のまま離崙に立ち向かおうとするけど、趙遠舟がそれを制止。最後は文瀟が幻覚作用のある粉を離崙に浴びせて、二人はなんとかその場を離れることに成功したわ。

全員が合流した後、ちょっと面白いシーンが。白玖(はくきゅう)が負傷した卓翼宸をかいがいしく手当てするのを見て、趙遠舟がやきもちを焼いちゃうのよ!卓翼宸の傷を法術で一瞬で治してどうだ!とアピールしたり、白玖の薬箱を巨大化させたり小さくしたりして気を引こうとしたり…。でも当の白玖は二人とも同じくらいすごいわねって感じで、全然なびかない(笑)。この朴念仁っぷり、逆にすごいわ。趙遠舟の嫉妬する姿が、なんだか可愛く見えちゃった。

そんな和やかな雰囲気も束の間、呉言(ご げん)将軍が殺害され、その罪がなんと緝妖司になすりつけられるという最悪のニュースが!丞相のとりなしで猶予は一日だけ。それまでに水鬼(すいき)事件を解決しなければ、全員が罪に問われる絶体絶命の状況に。

手がかりを求めて、水鬼からの結納状を受け取った斉家の令嬢を訪ねようとした矢先、今度はその令嬢が失踪したとの知らせが…。もう、どうなってるの!

趙遠舟は法力で令嬢の行方を追うため、謎の存在・冉遺(ぜん・い)と接触。でも、それを裴思婧(はいしせい)が追跡していることに気づいた趙遠舟は、冉遺に控夢術(こうむじゅつ)を使わせるの。術にかかった裴思婧(はいしせい)は亡き弟の夢を、文瀟は師匠が死ぬ間際の辛い夢を見てしまう…。ただ一人、卓翼宸だけがその夢に惑わされなかったところで、今回はおしまい。いやー、最後の最後まで気が抜けないわね!

『大夢帰離~明かせぬ想い、宿命の朱~』第4話の感想

第4話は、物語が大きく動いた回でした。不死身の兵士とのスリリングな戦闘アクションがありつつ、趙遠舟が白玖の気を引こうとやきもちを焼くコミカルなシーンも描かれ、緩急のバランスが絶妙でした。特に、普段はクールで達観している趙遠舟が見せた人間らしい嫉妬心は、彼の新たな魅力を引き出しており、非常に印象的です。一方で、呉言将軍殺害の濡れ衣を着せられ、緝妖司が組織的な危機に陥るというシリアスな展開も加わりました。最後の控夢術の登場は、敵の策略がさらに複雑で精神的な領域にまで及んでいることを示唆しており、物語に一層の深みと不穏さを与えています。個々の事件が繋がり、大きな陰謀の輪郭が見え始めたことで、今後の展開から目が離せなくなりました。

つづく