念願の筑基丹を手に入れた韓立(ハン・リー)だったが、そのことで周囲からの嫉妬を買い、兄弟子とのいさかいに巻き込まれてしまう。そんな中、彼は自身の持つ医術の知識をきっかけに、意外な人物との縁を築くことに成功する。しかし、安堵したのも束の間、さらに大きな権力を持つ人物の欲望が、韓立を絶望的な状況へと追い込んでいく。全てを失いかけた彼が、新たな任務地で再起を図る姿を描く。
「凡人修仙伝」あらすじネタバレ8話
やあ!『凡人修仙伝』第8話、見た? 今回は、韓立(ハン・リー)が手に入れた筑基丹をめぐって、周りの人間のドス黒い感情がむき出しになる、かなりヘビーな回だったね。でも、そんな逆境の中でも韓立(ハン・リー)がどう立ち向かっていくのか、彼の真価が問われる重要なエピソードだったよ。さっそく、何が起こったのか詳しく見ていこう!
筑基丹が招いた災難
話は、陸鳴遠(ルー・ミンユエン)っていう兄弟子が、婚約者の陳巧倩(チェン・チャオチェン) に婚約してるのに冷たいじゃないか!って絡んでるところから始まるんだ。そこにたまたま居合わせた韓立。陸鳴遠(ルー・ミンユエン)は、韓立が自分を差し置いて筑基丹を手に入れたことを根に持っていて、八つ当たりみたいに戦いを仕掛けてくるんだよね。マジでとんだとばっちりだよ。
本気で韓立を殺そうとする陸鳴遠だけど、そこに呉師叔(ウーししゅく)が割って入ってくれて、なんとかその場は収まる。呉師叔(ウーししゅく)は筑基丹の件は門派の決定だ。文句があるなら長老に言えって一喝。さらに補償の霊石を受け取ったんだから、もう騒ぐなと正論で黙らせるんだ。スカッとしたね!
呉師叔との意外な出会い
呉師叔は韓立に、今のお前の実力じゃ筑基丹は守れない。狙われる前に、さっさと修練してレベルを上げて飲んじまうのが一番だと現実的なアドバイスをくれる。いい人だよね。
その頃、韓立はもっと強くなるために、呉師叔のところで功法の本を買おうとするんだけど、霊石が2つ足りない。そこで韓立は、呉師叔の背中にデカいおできがあるのを見つけるんだ。医術の心得がある韓立は、それを治すんで、霊石2つ分まけてくれませんか?って交渉を持ちかける。
呉師叔は麻酔なんていらん!と、そのまま韓立に背中を切らせる。中から飛び出してきたのは、なんと火の精霊! 呉師叔が修行で溜め込んだ火の気が原因だったみたい。治療は無事成功して、呉師叔は大喜び。お礼に一袋もの霊石をくれたんだけど、韓立は約束は2つですからと言って、きっちり2つだけ受け取って本を買うんだ。この誠実さが韓立のいいところだよね。
葉師叔(イエししゅく)の非道な罠
呉師叔の紹介で、韓立は任務を探しに葉師叔(イエししゅく)のところへ行く。でも、この葉師叔がとんでもないヤツだった。韓立にいくつか任務を紹介するフリをして、その筑基丹を俺に売れ。霊石を250個やると持ちかけてくる。
韓立が断ると、葉師叔は傀儡(あやつり人形)を使って韓立を閉じ込め、力ずくで筑基丹を奪い取ってしまうんだ。マジでひどい話だよ…。結局、韓立は抵抗できずに筑基丹を手放すしかなかった。
新たな任務地百薬園へ
筑基丹を失った韓立は、葉師叔に言われるがまま百薬園の番人という任務に就くことに。そこで待っていたのは、気難しそうな馬師伯(マーしはく)。彼は韓立にここの薬草の数を正確に数えろ。1本でもなくなったらお前の責任だと、いきなり試練を課してくる。
韓立が薬草を数えていると、董萱児(ドン・シュエンアル)という女性が現れて、数を教えてくれる。彼女は結丹期の修士の弟子らしく、韓立とは住む世界が違うみたいだね。
韓立が数を報告すると、馬師伯(マーしはく)は5本足りないな。俺が隠しておいたと言って、韓立の正直さと観察眼を試していたことを明かす。テストに合格した韓立は、正式に百薬園の管理を任され、馬師伯は修行のために引きこもってしまう。
ここから韓立の地道な努力が始まる。真面目に薬草の世話をする傍ら、呉師叔がたびたび訪ねてきてくれて、体の治療のお礼にたくさんの功法を教えてくれるんだ。基礎がまだできていない韓立は、必死にそれを学んでいく。
馬師伯が修行から戻ると、薬草は見事に育っていた。彼は韓立の働きを認め、報酬の霊石を渡す。韓立が丹薬の作り方(丹方)が欲しいと頼むと、馬師伯はそれは俺の秘蔵品だ。欲しければ、俺の紹介だと言って蔵経閣に行ってみろと、次の道を示してくれるところで、今回はおしまい。
『凡人修仙伝』第8話の感想
今回のエピソードは、韓立がいかに理不尽な世界で生きているかを改めて突きつけられる内容でした。特に葉師叔が力ずくで筑基丹を奪う場面は、見ていて本当に胸が痛みました。努力して手に入れた希望を、権力を持つ者にいとも簡単に踏みにじられる様子は、この物語の厳しさを象徴しています。
しかし、絶望だけではありません。陸鳴遠とのいざこざを仲裁し、的確な助言をくれた呉師叔との出会いは、まさに闇の中の一筋の光でした。韓立が持つ医術の知識という、修仙とは別のスキルが新たな人間関係を築き、結果的に彼を助けることになる展開は非常に興味深いです。力だけが全てではない、というメッセージを感じました。
派手なアクションは少なくとも、地道に薬草を育て、こつこつと功法を学ぶ韓立の姿にこそ、彼の本質的な強さがあるのだと思います。逆境にあっても決して腐らず、自分にできることを誠実に続ける。そんな彼の姿勢が、今後どのように報われていくのか、見守りたくなります。
つづく